■Bergman's bear (Ursus arctos piscator)■

史上最大のクマは?
最大クラスのクマは立ち上がったときの身長はおおよそ12フィート (3.6メートル) 前後で横並びなのでここでの最大は「最重量」ということにします。
現時点ではショートフェイスベアの一種で南米に生息していたアルクトテリウム・アングスティデンス (Arctotherium angustidens) が体高3.5メートル、体重1.6トンで頭一つ抜けている感じです。
次点はキタアメリカジャイアントショートフェイスベア (Arctodus simus) で体長は大差ありませんが、体重は1.1トンほどと大幅に落ちます。
それでは現生最大のものは?
筆頭候補はホッキョクグマ (Ursus maritimus) とコディアックヒグマ (Ursus arctos middendorffi) です。
いずれも最大クラスは600キロ以上となり優劣つけがたいところですが、平均体重ではホッキョクグマに分があるようです。
ちなみに公式記録ではありませんが、19世紀にアラスカで射殺されたホッキョクグマの998キロという記録があります。
(コディアックヒグマ)

(image credit by Hollingworth, John and Karen)
しかしこの両者をまったくよせつけない巨大なクマがいるといいます。
1920年、カムチャッカ半島の動物相を調査していたスウェーデンの動物学者、ステン・ベルグマン (Sten Bergman) は地元住民からそれまで見たことのない黒いクマの毛皮を見せられます。
その地域にはヒグマの亜種でカムチャッカ・ブラウン・ベアと呼ばれるウルスス・アルクトス・ベリンギアヌス (Ursus arctos beringianus) が生息しますが、その毛皮は毛色や毛の長さがカムチャッカ・ブラウン・ベアとは異なり、また遥かに大きなクマのものと思われました。
またベルグマンはその謎のクマのものと思われる足跡を発見しますが、その大きさは長さ14.5インチ (約37センチ)、幅10インチ (約25センチ) という巨大なものだったといいます。
これらのことからベルグマンはこのカムチャッカ半島にカムチャッカ・ブラウン・ベアとは別にヒグマの亜種にして現生最大のクマが生息していると結論づけます、これがベルグマンベア (Bergman's bear) です。(和名:カムチャッカオオヒグマ)
彼のの見積もりでは体重は500~1100キロと最大サイズに至っては既知の現生のクマでは太刀打ちできません。
ベルグマンはこのヒグマの亜種にウルスス・アルクトス・ピスカトル (Ursus arctos piscator) という学名を提案しました。
しかしこのベルグマンベアはとても悩ましい存在です。
というのもベルグマン自身もその巨大グマの生きている姿を目撃していないだけでなく、ベルグマンの報告以降、誰もそのクマの生きている姿を見たものがいないからです。
それ故、ベルグマンが報告した1920年にはすでに絶滅していたと考えられていますが、ベルグマンベアがそもそも亜種と認識できるクマであったかどうかも議論の余地があります。
単にその見せられた毛皮が既知種 (カムチャッカ・ブラウン・ベア) の飛び抜けて大きい個体であった可能性も捨てきれないからです。
とはいえ夢のある話です。
一説には後肢2本で立ち上がったときの身長は15フィート (約4.6メートル) などといわれ、体長に限っていえば現生どころか史上最大のクマの称号すら得ることができそうです。
さすがに身長15フィートは盛り過ぎな気がしますが、つい最近まで、いや、もしかすると現在でもカムチャッカ半島のどこかでホッキョクグマやコディアックヒグマよりも巨大な種が生息していると考えるとワクワクします。
(参照サイト)
● National Geographic
● 巨大動物図鑑
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■Huasteca Potosina giant■

(original image credit by Tim Binnall via Coast to Coast)
「夫と一緒に子供と遊んでいたときです、爆発音のような音が聞こえてきました。
わたしたちは音の聞こえてきた丘の方を咄嗟に見上げました、地すべりが起きたかと思ったんです。
たしか午後5時半頃のことでした、とても恐ろしかったです。
夫は最初『それ』に気づかず怯えているわたしをからかっていましたが、『それ』に気づくととても驚いてわたしたちに家に戻るように言いました」
これは「謎の巨人」を目撃したメキシコの先住民族、テネク族 (Tenek) ののアントニア (Antonia) さんの証言です。
目撃されたのはテネク族の居住地であるメキシコのウアステカ・ポトシーナ (Huasteca Potosina)。
アントニアさんは、この「痩せた巨人」を持っていた携帯で3枚撮影し2枚に巨人が写っており、1枚は撮影に失敗したようです。
左側の突き出た部分を頭部と考えれば前肢の長い四肢で歩く生物に見えます。
四肢が長く、全体的にスレンダーな体型のようです。
とはいえ被写体までの距離があまりに遠すぎるため、大きさを含めそれ以上詳しいことは分かりません。
それこそ、これが本当に生物なのか、それとも単に四肢動物のシルエット見える自然のもしくは人工の造形物なのかも判断付きません。
せめて撮影に成功したもう1枚の写真が公表され、それが異なる体勢であれば生物の可能性は少し高くなります。
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■Argentinian Griffon■

(image credit by Valeria Machado via Brazil Weird News)
ワシの頭とライオンの体を持つ神話上の生物、グリフォン (Griffon)。
名前を聞いてピンとこなくてもその姿を見れば、ああ、あれね、とほとんどの人にその姿に馴染みがあるでしょう。
2種類の動物の特徴を併せ持つ、いわゆる典型的な「ハイブリッド」です。
そんな神話上のグリフォン (グリフィン) に似た生物が見つかったことがあります。
それはアルゼンチン、ミシオネス州 (Misiones) のガルアペ (Garuhape) で発見されました。
大きさは23インチ (約58センチ) とのことですが、空き瓶の蓋らしきものにすっぽり収まっていることからおそらく23ミリの間違いではないかと思われます。
吻部はクチバシ状で鳥っぽく、体は四肢動物を思わせるので確かにグリフォン的なシルエットに見えます。
伝説のグリフォン (グリフィン) の赤ちゃん?
見つけたのは地元の学校に通う学生のヴァレリア・マチャド (Valeria Machado) さん。
自宅においてあったフルーツバスケットの下で発見したといいます。
「最初見たときは鳥かしら?って思ったんだけど、すぐにこの生物の耳に気付いたの、お母さんも一緒よ。
だからきっと突然変異の生まれたてのラットに違いないわ」
吻部の毛が取れて骨がむき出しになっており、それがちょうどクチバシのように見えます。
しかしヴァレリアさんが言うように後頭部に耳らしきものがあります。
前肢2本ははっきり確認でき、後肢も体に対してまっすぐに後方に伸びて重なっているだけで2本あると思われるため、四肢動物であることが分かります。
また尾部から細長い尾も確認できます。
ヴァレリアさんが言う突然変異かどうかは分かりませんが、門歯の形状からラットの赤ちゃんで間違いないと思います。

(ドブネズミ (Rattus norvegicus) の成体の骨格)
(image credit by David J. Stang)
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■Kilkee sea serpent■

アイルランドのクレア州に属する小さな港町、キルキー (Kilkee)。
1850年代から、キルキーでは幾度となくシー・サーペントの目撃が相次いだといいます。
しかしそれは他の多くのUMA同様、目撃者の証言なども乏しく噂の域を出ないものでした。
そんな折、2015年、メアリー・エバンス・ピクチャー・ライブラリー社 (Mary Evans Picture Library) が、自社の所蔵する膨大な書庫をデジタル化している際に「キルキーのシー・サーペント」の記事を偶然発見したのです。
それは1871年10月に発行されたザ・デイズ・ドゥーイングス紙 (The Days' Doings) のもので、144年ぶりの「発見」といえます。
下記のコメントとともに冒頭のイラストが添えられていました。
「アイルランド北部で著名な聖職者ひとりを含む、キルキーに滞在中の紳士淑女の一行は、ダイアモンド・ロックス (Diamond Rocks) として有名な地を散策していました。
そのときです、突如、彼らが立っていた場所からおよそ70ヤード (約64メートル) 先の水面から浮上したとてつもない怪物の出現により、彼らは釘付けとなりました。
非常に大きな頭部は幾分馬に似ており、後頭部から首にかけて海藻のような巨大なタテガミを蓄えていました。大きな目はギラギラと輝き、その背後の波の下には広大な体が潜んでいるようでした」
このニュースは当時アイルランドからイギリス、そしてアメリカへと世界中の新聞で取り上げられたといいます。
レトロでよくできた絵ですが、証言と構図が異なることからあくまでイメージ画像といったところでしょうか。
肉眼で70ヤードも先にあるオブジェクトを、証言のようにまるで間近で見たように確認できるのか?といささか不審に思ってはしまいます。
しかし、これが本当であった場合、それだけ離れていても頭部や目、タテガミが確認できるということは、正確さはさておき巨大な生物であったことは確実でしょう。
馬に似た巨大な頭部、大きな目、タテガミ、、、体の描写は「広大 (vast)」のみではっきりしませんが、シー・サーペントと謳っていることからおそらく「長大」と考えていいのではないでしょうか。
これらの描写からイメージできる姿はカナダの沿岸で目撃される海生UMAキャディ (キャドボロサウルス) に似ているといえます。
しかし、イギリス、とくにスコットランドやアイルランドでは水馬伝説 (湖や海に生息する馬のような生物) があるため、そういった先入観から頭部が「馬に似ている」と認識してしまったのではないか?と考えます。
特に「タテガミ」らしきものを確認しているので余計に馬的に見えた可能性が高いと考えます。
実際、「馬の頭部にそっくり」ではなく「幾分ウマに似ている」という表現です。
大きな頭部に大きな目、そしてタテガミを思わせる長い背びれ、そして長大な体、この生物はリュウグウノツカイ (Regalecus glesne) ではなかったのかと推測します。
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■Crocodile frog■
(尾を失ったワニ)

(image credit by shukernature)
クロコダイル・フロッグ (crocodile frog)。
ワニに似たカエルなのか、カエルに似たワニなのか?
名前から判断すると、一般的に一番最後に来ている動物名がその動物の種類であることがほとんどです。
というとカエル?
クロコダイル・フロッグはボルネオに生息していると言われていますが、その大きさは7~9フィート (約2.1~2.7メートル) と到底カエルが実現できる大きさではありません。
また尖った頭部という特徴もどちらかといえばカエルよりもワニに近いものです。
となるとワニ (クロコダイル) ということになりますが、ヌメヌメした体表に発達した後肢、短い尾 (カエルに尾はありませんが) といったものはワニらしからぬ特徴です。
いわゆるワニとカエルのハイブリッド的生物なわけですが、その姿はピンとこないかもしれません。
(マストドンサウルス)

(original image credit by Dmitry Bogdanov)
一番手っ取り早くその姿をイメージしてもらうにはクロコダイル・フロッグに酷似していると言われるマストドンサウルス (Mastodonsaurus) の復元図を見ることです。
マストドンサウルスは三畳紀後期に淡水に生息した巨大な両生類で、その体長は最大6メートルともいわれています。
現世のイリエワニの大型個体ほどの体長に、実際ワニを彷彿させる尖った頭部を持ち、その姿はまさにワニそのものでした。
両生類ですが恐竜と間違えて学名に「サウルス (「トカゲ」の意)」とつけてしまったことからも、それが分かるかと思います。
ではクロコダイル・フロッグの正体はマストドンサウルス生存説となるのか?というと流石にそれは厳しいかもしれません。
2メートル以上に成長する両生類は現世には存在しませんが、クロコダイル・フロッグの正体を両生類とするなら「頭部の尖った未発見のオオサンショウウオ」といったところでしょうか。
しかしもっと現実的なものであればやはり両生類ではなく爬虫類、しかもクロコダイルそのものである可能性のほうが遥かに高いと言えます。
もちろん「新種のカエルのような姿をしたクロコダイル」なら一番いいですが、既知種のクロコダイルの怪我をして尾を失ったもの、もしくは先天的遺伝子異常で尾が無い・短い、そういった個体の目撃からクロコダイル・フロッグが誕生した可能性が考えられます。
というのも、いまだに新種も多く発見されているボルネオです、この地で奇妙な姿のワニを目撃した場合、怪我を負って奇妙な姿になっている個体も「ここには未発見の生物がまだいる」という先入観から「新種のワニ、もしくは新種の両生類」と誤認する可能性があるからです。
(参照サイト)
shuker nature
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(image credit by Theresa Comstock)
■ナパ・レボブス■
■Napa Rebobs■
アメリカ、サンフランシスコ州のナパ・バレー (Napa Valley)、この地域はワインの原料となる高品質なブドウの栽培に適した気候であることからフランスに並ぶワインの一大産地として名を馳せます。
そんなナパで場違いに目撃されるUMAがナパ・レボブス (Napa Rebobs)。
レボブスはナパ西部にあるくねくねした山道、パトリック・ロード (Partrick Road) が目撃の中心地とされています。
レボブスの姿には諸説ありますが、フライング・モンキー (Flying monkey) と呼ばれるように、半サル・半コウモリのハイブリッド・クリーチャー的姿がもっとも有力です。
他に半サル・半ロボットといったものや半サル・半人間といった空を飛べない組み合わせもありますが、いずれにしてもこの半○・半○といったハイブリッド的特徴は同じです。
そしてレボブスがこの半○・半○といった姿に描かれるのには理由があります。
基本としてレボブスはマッド・サイエンティストの実験の産物というストーリーを起源に持つためで、サルと他の動物を融合した実験で生まれたと考えられているからです。
UMAの話にありがちな政府が秘密裏に行っている (いた) 軍事的生物実験の産物といった陰謀説も存在します。
こういった政府陰謀説をもつUMAは昔のUMAに多いバック・グラウンドですが、戦中戦後の混乱期であればともかく、21世紀ともなるとほとんどこういった説は廃れ気味です。
しかし一周回ってというかナパ・レボブスに至っては逆に人気が再燃しています。
ナパ高校のシンボルマークの変更に、レボブスをモチーフにしたものが候補に挙がったほどです。
さてこのレボブス、なにか実在の生物の目撃情報が基になっているのでしょうか?
レボブスの逸話は上記のマッド・サイエンティストや政府の陰謀論等、あまり現実感の無いものが多く、個人的には完全なフィクション (都市伝説) ではないかと思っています。
敢えて実在の生物が基になっているとしたら以下のものを候補に挙げたいと思います。
空飛ぶサルといって候補に上がるのはまずヒヨケザル。
クロアチアン・モンスター等、他の記事でもときどき触れていますが、ヒヨケザルは英語でフライング・レムール (Flying lemur 「空飛ぶキツネザル」) と呼ばれるように、キツネザルに皮膜を張ったような姿をしています。
ヒヨケザルはフィリピンヒヨケザル (Cynocephalus volans) とマレーヒヨケザル (Galeopterus variegatus) の2種のみ知られており、和名でも分かる通り東南アジアにしか生息していません。
そしてもうひとつの候補がやはりオオコウモリ。
ソロモン諸島の熱帯雨林にのみ生息するプテラロペクス (Pteralopex) 属のオオコウモリはモンキー・フェイスト・バット (monkey-faced bat「サルの顔をしたコウモリ」) と総称され、ほとんどの種が耳が小さくサルのよううな頭部をしているのが特徴です。
プテラロペクス属のコウモリにはニュー・ジョージア島 (New Georgia) に生息するニュー・ジョージアン・モンキー・フェイスト・バット (New Georgian monkey-faced bat) 、プテラロペクス属最大のグレイター・モンキー・フェイスト・バット (Greater monkey-faced bat)、ブーゲンビル島自治区に生息するブーゲンビル・モンキー・フェイスト・バット (Bougainville monkey-faced bat) 等の5種が存在します
その姿は十分候補となりますが、ヒヨケザルもモンキー・フェイスト・バットもアメリカには生息していない生物です。
ですから可能性としてはせいぜい動物園やペットとして飼われていたものが脱走して目撃された、もしくはこれらからインスパイアされて創造された、といったことぐらいでしょうか。
(参照サイト)
Exemplore
Ranker
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■Algerian hairy viper■

北アフリカの大国、アルジェリア。
1952年、この国のほぼ中心に位置する都市、ドラリア (Draria) で非常に奇妙なヘビが地元住民によって目撃されます。
それは住民のひとりが、木の幹の一部に異様な膨らみがあることに気付いたことから始まります。
その膨らみ全体は赤みががった「毛」で覆われていたため、あたかも木から毛が生えているように見えました。
いったいなんだろう?
おそらくはなんらかの病気による「異常な成長」に違いない、まわりにいた住民たちもその「毛の生えた木」をひと目見ようと集まってきました。
すると意外なことが起きました。
毛の生えた木の膨らみが動き出したのです。
それは決して木のコブなどではなく、毛の生えたヘビだったのです。
毛むくじゃらのヘビは地面に向かって木を降り始めました。
村人のひとりが謎の生物をよく見てみようと近づくと、シューッという威嚇音を立てそのまま地面に降りると森の中へ逃げていってしまいました。
まだまだ未発見の生物がたくさんいた19世紀の半ば、フランスの首都パリにある国立自然史博物館 (Museum of Natural History) はこの噂を聞きつけ、是非とも館のコレクションにこの加えたいと考えました。
館はアルジェリアに職員を派遣し、この謎の生物、アルジェリアン・ヘアリー・ヴァイパー (Algerian hairy viper) の捕獲に挑みます。
しかし残念ながらこの生物が博物館のコレクションに加わることはありませんでした。
謎のヘビは二度と人間の前に姿を表すことがなかったからです。
未確認動物学者のカール・シューカー氏はその正体として未発見の巨大な毛虫ではないかと推測します。
しかし目撃情報から体長は22インチ (約56センチ) もしくは2フィート (約61センチ) といわれています。
ヘビとして考えれば小柄ですが毛虫としてはあまりに大きすぎます。
(ヘアリー・ブッシュ・バイパー)

(image credit by Bree Mc, soulsurvivor08 at flickr.com)
そこで候補に挙げたいのがヘアリー・ブッシュ・バイパー (Atheris hispida)。
全身トゲのように毛羽立ったウロコに覆われたヘビで、まさにヘアリー (毛むくじゃら) なヘビです。
体長も最大でも29インチ (約73センチ) と謎のヘビ、アルジェリアン・ヘアリー・バイパーと同サイズ。
難点としてはヘアリー・ブッシュ・バイパーは中央アフリカに生息するヘビであり、そもそもアルジェリアはヘアリー・ブッシュ・バイパーを含むブッシュ・バイパー属 (Atheris) の生息域から外れていることです。
現在であればペットが逃げ出したもの等で片付けられますが19世紀半ばとなるとそういった可能性も考えにくいところではあります。
その正体は未発見のブッシュ・バイパー、当時ですら探しても見つからなかったことから、すでに個体数は少なくもしかするとすでに絶滅してしまっているかもしれません。
ちなみにヘアリー・ブッシュ・バイパー、環境によっては強烈な神経毒を持っている場合があり、咬まれれば人間でも最悪死に至る可能性もあると言われています。
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■The beast of Kent■

(original image credit by FANDOM via Crypto-f.com)
1963年11月16日、イングランドのケントで目撃されたUMA、バット・ビースト・オブ・ケント (Bat beast of Kent 「ケントのコウモリ野獣」)。
この日の夜、4人のティーンエージャーはパーティーを楽しんだ帰路、サンドリング・ロード (Sandling Road) を歩いているときのことでした。
突如として直径数メートルほどの金色に発光する卵型のオブジェクト (いわゆるUFO) が上空から現れると、彼らが立っている場所からほど近いサンドリング・パーク (Sandling Park) の森の中に着地したのです。
動揺した少年たちでしたが、好奇心を抑えられずそのオブジェクトが着地したと思われるほうに向かって走りました。
しかしかれらはオブジェクトの近くまで行くことはありませんでした。
茂みから突如、見たこともない生物が飛び出てきたからです。
少年の一人マービン・ハッチソン (Mervyn Hutchinson) はいいます。
「頭といえるものはなかったよ。背中から大きな翼が生えてた、コウモリみたいなやつさ」
その生物の体長は5フィート (約1.5メートル)、全身真っ黒な毛で覆われ、背中にはコウモリのような被膜の付いた大きな翼がありました。
頭部といえる部位は確認できず、足の指には水かきらしきものがついていたといいます。
細かい部分で相違点はあるにせよ、その姿はUMA好きなら誰でも知っているモスマンに酷似しています。
モスマンも頭部と胴体の境目が不明瞭であり「目」が確認されていなければ「頭部がない」と形容されていたはずです。
注目すべきはモスマンの二番煎じではないということ、バット・ビーストが目撃されたのはモスマンがウエストバージニア州のポイントプレザントで爆発的に目撃される3年前だからです。
4人は恐怖に駆られ最寄りの警察に飛び込みましたが、当然ながらそっけない対応だったといいます。
しかしそれから5日後の11月21日、今度はキース・クラウチャー (Keith Croucher) なる人物が奇妙な飛行物体を確認。
その2日後にはジョン・マックゴールドリック (John McGoldrick) なる人物が少年たちの証言を確認しようと友人らと森の中を探索し、長さ24インチ (約61センチ)、幅9インチ (約23センチ) の水かきのついた巨大な足跡を3つ発見したと主張し、マスコミのインタビューも受けています。
さてさてみなさんはどう思ったでしょう?
これはこれで興味深い話です。
しかしこの話を額面通りに受け取る人は少ないでしょうし、荒唐無稽な作り話と思う人もいるかもしれません。
もちろんその可能性は否定できませんが、それはこの話を「UFO (発光体) とそれに搭乗した宇宙人の話」ととらえてしまうからでしょう。
少年たちは発光体から生物が降りてきたのを確認したわけではなく、発光体と謎の生物を切り離して考えてみてはどうでしょう?
ちなみに事件からだいぶ経った1970年代、UFO研究家のクリス・ウルフ (Chris Wolfe) 氏は4人の少年のひとりジョン・フラクストン (John Flaxton) にインタビューし事件の解明を試みました。
ウルフ氏の下した結論は意外なものでした。
4人の少年が見た発光体は冷たい秋の空気の中、遠くを走る列車の灯りが明滅して見えたものを誤認したものであり、謎の生物はその灯りに照らされたカラスであるというものでした。
発光体の正体が電車の灯りが冷たい空気で瞬 (またた) いたものというのは興味深い考察です、しかし少年たちは発光体が上空から降りてきたと証言しているので球電現象 (ball lightning) 等の発光する自然現象だった可能性も考慮したいところです。
謎の生物は?
バット・ビースト (コウモリ野獣) と呼ばれるだけに、大きさや体色、翼の特徴などやはりオオコウモリ説を推したくなります。
しかしアジアやアフリカに生息するような翼開長が1.5~1.8メートルほどのオオコウモリはイギリスに生息していません。
動物園から逃げ出したアジアのオオコウモリと強引に持っていきたいところですが、ここはフクロウ等、大型の鳥類で代用したいと思います。
たとえばフクロウであれば頭部と胴体の境目は不明瞭であり「頭部がない」ように錯覚する可能性もあります。
話はこうです。
思いもよらぬ発光体を目撃し興奮状態にあった少年たち、この時点で少年たちはこの発光体 (もしかすると発光する自然現象) を「UFO = 宇宙人の乗り物」と認識したに違いありません。
そこに見慣れぬ大型の鳥類が現れたため、発光体 (=UFO) と結びつけ、鳥類を謎のヒューマノイド (=宇宙人) と誤認してしまった、という流れです。
バット・ビーストがその後現れることはありませんでしたが、1970年代に目撃が集中したオウルマン (フクロウ男, Owlman) と同一ではないかともいわれています。
※この記事は姉妹サイトの「くりぷと ~ 世界の奇妙な住人たち」に掲載のものと同一内容です。
(参照サイト)
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■Captain Hanna's Fish■

(original image credit by Hakai magazine)
1880年、アメリカ、メイン州のニューハーバー沖でただの一度だけ捕獲された謎の魚がいます、捕獲したS.W.ハンナ (S. W. Hanna) 船長にちなみキャプテン・ハンナズ・フィッシュ (Captain Hanna's fish, 「ハンナ船長の魚」の意) と呼ばれます。
ハンナズ・フィッシュはハンナ氏の漁網に意図せずかかっていたもので、既に網の中で息絶えていました。
おそらく商品価値のないものと判断したためでしょう、ハンナ氏はそのまま海へ投棄してしまいました。
しかし投棄する前に、ハンナ氏はこの謎の魚を10~15分程度観察したといいます。
のちにハンナ氏はこの魚を「シーサーペント (巨大海蛇)」と呼ぶほどなので当初から鮮烈な印象を受けていたことは確かでしょう。
体長は25フィート (7.6メートル)、頭部は左右に扁平しており小さな口の中には鋭く小さな歯が並びます。
エラのやや後ろに胸ビレ、同じぐらいの位置に大きめの背ビレがありますが、体の後部にもウナギのような背ビレ・尾ビレ・臀ビレが連なったようなヒレを持ちます。
奇妙なのはエラの部分で、サメのようにスリット状の鰓孔 (えらあな) が縦に並びます。
体色は背中側が黒灰色で腹側は白っぽい灰色だったといいます。
19世紀末の科学者たちはこの謎の魚にたいへん興味を持ち、幾度とハンナ氏と接触し詳細を尋ねていますが、現物がない以上「未知の魚」以上の判断はできませんでした。
しかし現在ではどうでしょう?
細長く、しかも7.6メートルという巨体、このような体型で5メートルを超えるような魚といえば、そうリュウグウノツカイ (Regalecus glesne) しかいません。
そのため、ハンナズ・フィッシュの正体はリュウグウノツカイであったのだろう、と半ば結論付けられています。
7.6メートルという長大なシルエット、頭部の形状などは確かにリュウグウノツカイを彷彿とさせます。
しかし、リュウグウノツカイに歯はありませんし、スケッチと異なり背ビレは頭部から尾の先端まで続きます。
そもそもあの体色を間違って記憶しているだろうか?という疑問がわきます。
ハンナ氏の証言は黒灰色。
一方、リュウグウノツカイはクリムゾンレッドの各種ヒレが美しいシルバーのボディによく映えます、こんな印象的な配色を「黒灰色」と誤って記憶しているとはなかなか考えづらいところです。
そしてとどめがスリット状に並ぶ鰓孔。
これはサメの仲間に見られる顕著な外見的特徴です。
ハンナ氏が鰓孔部分を適当に描いてこうなってしまったのであればどうしようもありませんが、投棄前に観察した確かな記憶を頼りに描いたとすればこれはサメである可能性が非常に高いと言えます。
ちなみにフランスの動物学者にして未確認動物学者として著名なベルナール・ユーベルマン (Bernard Heuvelmans) はハンナズ・フィッシュの正体をずばり生きている化石ラブカ (Chlamydoselachus anguineus)、つまり深海性のサメと推測しました。
ラブカに背ビレはありませんが、鋭く尖った小さな歯を持ち、ヒレの形状、体色もハンナ氏の証言およびスケッチに (リュウグウノツカイと比較すればまだ) 近いものとなっています。
ただしいかんせんラブカにしては7.6メートルという体長はあまりに大きすぎます。
ラブカの体長はせいぜい2メートル。
そうなると正体はやはり未発見の長大なサメ、もしくは、、、
白亜紀後期に生息したといわれる絶滅巨大ラブカ、クラミドセラクス・ゴリアス (ゴリアテ) (Chlamydoselachus goliath)。
一説には6メートル以上あるといわれていますが、、、
(参照サイト)
Hakai magazine
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■Destiladeras monster■

メキシコのリゾート地、デスティラデラス (Destiladeras) のビーチに打ち上げられた謎生物。
パット見では、体型・体色、そして口内の鋭い歯は「イルカ」を思わせます。
実際、撮影者 (の一団) もイルカが漂着していると思い近づいたそうです。
しかしイルカと思ったその生物には目やヒレがなく、尾に向かって先細りの体型をしている謎の生物でした。
以前、ハリケーン・ハービー (Hurricane Harvey) 通過後、テキサス・シティのビーチに謎の生物が打ち上げられ話題になりましたが、生物の正体はキバウミヘビ (Aplatophis chauliodus) ということでした。
今回の生物はキバウミヘビには見えませんが、鋭い牙、細長い体型、目がない、といった共通点も見受けられます。
体長は分かりませんが、砂の粒の大きさからとてつもなく大きいということはなさそうです、せいぜい1メートルから大きく見積もっても2メートルぐらいでしょうか。
目は確認できませんが、もともと目がないのか?それとも非常に小さいため死後表皮や肉で覆われてしまったのか?どちらか判断できません。
ただ体を見た限りではそれほど腐敗が進んでいるようには見えず、もともと目がないのかもしれません。
肉食を感じさせる口内に並ぶ鋭い歯、退化した胸ビレのような痕跡、顎の下のシワシワ、尾に向かって先細りのシルエット、これウツボの仲間ではないでしょうか。
近隣の漁師たちにこの生物に見覚えがないか尋ねて回っても誰一人分からないとの回答だったようです。
この生物が発見された地域にほど近いプエルト・バヤルタ (Puerto Vallarta) 沖は水深1000メートルに達するほどであり、この目のない生物は光の届かない深海の生物に違いないとの噂が出ておりますが、、、果たして?
たいてい数日で謎の生物は特定されるのでその際は更新します。
(参照サイト)
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■xenobots■

カエルの細胞からロボットを「創る」ことに成功しました。
使用されたのはアフリカツメガエル (Xenopus laevis) の幹細胞で、かれらの学名ゼノプス (Xenopus) とロボット (robot) の融合から、ゼノボット (xenobots) と命名されました。
ゼノボットを開発したのばバーモント大学のジョシュア・ボンガード (Joshua Bongard) 氏とタフツ大学のマイケル・レヴィン (Michael Levin) 氏。
ゼノボットにサイズはわずか1ミリ、2対の足をもったミニチュアサイズの四肢動物は人間によってプログラムされた通りに水中内を行動することができます。
ゼノボットは内包する初期エネルギーのみで動作し、口のようなエネルギーの取り込み口を持たないため燃料切れと共に機能は停止、つまり死にます。
ゼノボットの寿命はおよそ10日間。
ロボットといえばやはり金属製もしくはプラスチック製というのが常ですが、ゼノボットは耐久性に乏しい細胞からつくられています。
しかし生体であることから大きなメリットもあります、体に損傷を受けた際に「自己再生」が可能なこと、また役目を終え「死んだ」際には、自然界の生き物たちと同様に分解され土に戻ることです。
今後ゼノボットをアップデートさせ、血管、神経系、感覚細胞、そして初歩的な目までも備え、また哺乳類の細胞からゼノボットをつくることにより乾燥した環境でも動作させることができる日がくるかもしれないとレヴィン氏はいいます。
ゼノボットのアップデートが繰り返され、昆虫サイズ、小動物サイズへと移行し、究極的にはSFの古典であるアンドロイド (人造人間) 的容姿を得ることも不可能ではないように感じます。
しかしそこまでゼノボットがアップデートされた場合、果たしてゼノボットはロボットなのか生物なのかという倫理的な問題が起こることは確実でしょう。
医療分野での利用に注目が集まっていますが、米国では軍事利用を模索しているようです。
(参照サイト)
Gardian
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■Gigatitan■

今回はギガティタン (Gigatitan)。
たてぃとぅてとさんから情報をいただいたものです、ありがとうございます。
ギガティタンは、ティタノプテラ目 (Titanoptera) のギガティタン科 (Gigatitanidae) ギガティタン属 (Gigatitan) に属していた昆虫ですが、ティタノプテラ目自体が無くなってしまい、現在どの目に属すのかすら分かりません。
模式種はギガティタン・ブルガリス (Gigatitan vulgaris)。
さてギガティタンという属名ですが「巨大さ」を表す「giga (giant 「巨大な」)」と「titan (巨人)」で構成されていることからも容易に想像できるとおり、「巨大」な昆虫です。
体長は8インチ (約20センチ)、羽を広げた大きさが13~14インチ (約33~36センチ) もありました。
中には翼開長16インチ (約40センチ) という記載も見られます。
前述の通り、現在のどの分類に属すかは分かりませんが、無くなってしまったもののティタノプテラ目 (オオバッタ目) に入れられていたので、バッタに近縁だったと思われます。
前翅に発音器官を備えており、鳴くことができました。
ただ近縁といっても前肢がカマキリのように「鎌状」になっており、またバッタのトレードマークである強靭な後肢がギガティタンは体に対して貧弱であり、その巨体を弾ませることは不可だったと考えられています。
そういうわけで復元された姿はバッタというよりも寸胴なカマキリといった感じのものも少なくありません。
巨体かつ鎌状の前肢から、獰猛なプレデター (捕食者) であったことが示唆され、現在のカマキリのニッチを占有していたと考えられています。
ギガティタンは巨大なバッタであり、巨大なカマキリであったようです。
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(image credit by New Zealand Herald)
ニュージーランド、オークランドに住むティム・クラーク (Tim Clerke) 氏の母親が見つけた小さな謎生物。
大きさは1センチ程度でしょうか、台所の床に落ちていたといいます。
毛むくじゃらで長い尻尾をしているのが特徴で、色も姿も小さなネズミといった感じです。
ビデオを確認すると4匹のうち1匹は生きており、まだ動いているのが分かります。
この生物の特定を求められたバイオセキュリティ・ニュージーランド・昆虫学チーム (The Biosecurity New Zealand entomology team) は、体から分離した「ガの足」であろうと推測しています。
おそらくネコに襲われてばらばらになった蛾の足であり、動いているのはからだから分離後まもなくで痙攣しているだけだろう、という見解です。
ですが動画を見た限り、この「足」には「関節」はなく、「足」全体がフレキシブルに曲がる (動く) ことからガの足である可能性はほぼないと思います。
あくまで個人的な見解ですが、全体が「毛むくじゃら」という点を除けば、体型的にはアブ (ナミハナアブ) の幼虫に似ていると思います。
ナミハナアブの幼虫はオナガウジ、英名でラット・テイルド・マゴット (Rat-tailed maggot, 「ネズミの尻尾ウジ」) と呼ばれ、からだはウジムシ状でありながらネズミのような細長い尾を持つのが特徴です。
本来、水中生活するので台所の床に落ちていた (居た) 理由が分かりませんし、そもそも毛むくじゃらのオナガウジが存在するのかどうかも分かりません。
昆虫のエキスパート、エリック・エドワーズ (Eric Edwards) 氏も新種のオナガウジを推しています。
(参照サイト)
nzherald
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