■A new species of water bear in Antarctica (Mopsechiniscus franciscae)■

~ クマムシ最強伝説 ~

(これはCG、一番下の動画の一コマです)
南極でクマムシの新種 (Mopsechiniscus franciscae) が発見されました。 クマムシの詳細は以前の記事でどうぞ。
通常、南極で新種の生物が発見されたら驚きと賞賛を持って紹介されるのが常ですが、クマムシの場合だとそうはいきません。
だってあのクマムシでしょ?と。
おさらいしましょう。
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<クマムシの耐えられる究極環境>
・マイナス273度の低温 (ほぼ絶対零度)
・150度の超高温
・57万レントゲン (人間の致死量の千倍以上に当たる放射線量)
・真空状態
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これだけの究極環境を用意すること自体が難しいです。それゆえクマムシなら南極なんて暖かいもんでしょう、などとその凄さを理解してもらえません。
しかし、ご存じの通り、クマムシが上記に上げた究極環境で生き抜くには、通常の姿からクリプトビオシス (クリプトバイオーシス, cryptobiosis) という樽 (たる) のような形態にトランスフォームしている必要があります。
クリプトビオシスになることによって一切の生命活動を一時停止し、環境が整うまで死んだふりを続けます。

クリプトビオシスはあくまで仮の姿で、その状態ではなにも出来ません。もちろん子孫も残せません。
というわけで、クマムシが南極で繁栄を続けるにはクリプトビオシスで過ごすわけにはいきません、他の動物たちと同じく大変過酷な環境で過ごしているんですね、他の生物同様に感心してあげてください。
ちなみに、からだから生えている毛のパターンやかぎ爪の後ろに付いているクッション (パッド) などがこの新種のクマムシの特徴だそうです。

<参照サイト>
●io9.com
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-968.html
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仮死状態にならないと過酷な環境も耐えられませんし、ペチャッって潰しちゃえばすぐ死んじゃいますし
なにより仮死状態だと何もできませんしね・・・
まぁ仮死状態での耐久力のとんでもなさは凄いですけど
そこらの苔とかにも住んでるのになぜそんな過酷な環境にも耐えられるように進化したんでしょうね
クマムシ全体が強いところを見ると、祖先が初期の頃に突然変異的に強さを得たものが世界に拡散したんでしょうかね、分かりませんけど。
南極圏にこのような微細な動物が存在しているのには驚きです
生物の適応放散能力は力強いですね
それにしてもこのクマムシは
このような餌の乏しい環境下でも生き残れるんですね