■Deep sea giant stingray (Dactylobatus clarkii)■

~ エイは深海に潜れる ~
実はタイトルあんまり関係ありません。
マンタのイメージが強いせいか、海生のエイは浅い海の海面近くをのんびり泳いでいるイメージがありますが、このほどの研究結果から、エイにはかなり深く潜る能力があることが発表されました。
調査対象となったエイは横幅が3メートル近くまで成長するタイワンイトマキエイ。
米ウッズホール海洋研究所の海洋生態学者、サイモン・ソロルド (Dr. Simon Thorrold) 博士率いる研究チームによると、かれらは水深2000メートル近く (実際には1896メートル) まで潜っていることが分かりました。
下降するスピードも凄まじく、毎秒6メートル (≒時速22キロ) にもなるとのこと。これは体温が失われる前にさっと潜って、さくっと食べて、さっと上がってくるためでしょうか。

(800ポンドのダクティロバトゥス・クラーキイ)
この記事を読んで思い出したのが、2013年にフロリダ沖で捕獲された巨大深海エイ、ダクティロバトゥス・クラーキイ (Dactylobatus clarkii)。
それまでエイ、特に巨大なエイと深海とはイメージ的に結びつかなかったのですが、そのイメージをこのエイは一新させてくれました。
いかつい姿からか当時は「恐竜魚 (ダイナソー・フィッシュ) 捕獲」なるタイトルで海外では報道されていました。
淡水エイを思わせる円形のシルエットに地味な体色、大きさはとてつもなく体重は約360キロ (800ポンド) もありました。

(巨大淡水エイ、ヒマンチュラ・チャオプラヤ)
個人的に地味な体色の生物のほうがワイルド感があって好きなので、マンタなどよりも淡水エイとかこのダクティロバトゥスのほうがより興味があります。
しかしこのダクティロバトゥス、深海に生息するエイということ以外ほとんどなにも分かっていません。その謎めいた感じもいいですね。
そもそもこの巨大なエイがダクティロバトゥス クラーキイかどうかも分かりません。ダクティロバトゥスの体長は通常1メートルを大きく下回る、平均60センチ弱らしく、本当にこれほどまで大きくなるものなのかどうか。
その点も含めて「不明」なのでしょうね。

<タイワンイトマキエイ>
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-966.html
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巨大深海エイすごいですよね。
コレはちょうど日本のTVスタッフが同行している時に釣れたもので、なおかつ昨年末の特番でもしっかり放送されてましたが、
ターゲットが「巨大ザメ」だったため外道扱いになり、種類も単に「アカエイ」とのみ紹介されるに留まっていました。なんとも残念です。
ダウンリガー(仕掛けを深場に沈める道具)などは特に使っていなかったような記憶があるので、ちょうどエサを摂りに上がって来た所だったのかも?
文中で紹介されているヒマンチュラの方も、かなり大きいのが上がってますね。
7月7日にナショナルジオグラフィックの番組でヒマンチュラが紹介されるようですが、
ゼブ・ホーガン氏のグループが見つけた中で一番大きい個体は体盤幅1.8m/全長約4m/体重175kgに達していたとのことです
(参考:ttp://internationalfishingnews.blogspot.jp/2014/06/thailand-cauhgt-huge-400-lb-freshwater.html)
これ放送されたんですか、外国の記事しか読まないので、日本のテレビ番組で撮影中に捕獲、以外は知らなかったんですよ。釣れた場所は確か500フィートぐらいだったはずで、このエイにしてはかなり浅瀬?に上がってきたところだと思います。
個人的にはアハイア・グランディとヒマンチュラ・チャオプラヤが好きなエイです。