■Disco clam (Ctenoides ales)■

~ ミラーボール二枚貝 ~

ウコンハネガイの貝殻が砂浜に打ち上げられていても、それほど人の気を引くことはないでしょう。
純白で滑らかな貝殻はそれ自体綺麗ですが、貝殻コレクター以外の心を引きつけるには不十分といえます。
ウコンハネガイに限らずどんな生き物でもその生き物の魅力は生きているときにありますが、ウコンハネガイは特にそれが顕著といえます。
固くその口を閉ざしていれば砂浜に打ち上げられた時と何ら変わらない地味な存在であるウコンハネガイ、しかしひとたび口を開ければその地味な貝殻からは想像も付かない真っ赤に染まった優艶 (ゆうえん) な外套膜が顔を出します。

そして外套膜の先からは無数の触手が放射状にのびており、その妖艶な姿に華を添えます。
ウコンハネガイの実力?はこれだけではありません。
触ったら感電するよ!と言わんばかりに真っ赤な外套膜の淵が青く閃光を放つのです。
地味な二枚貝の仲間としてはひときわ異色な存在といえます。
その特性から英語圏ではエレクトリック・クラム (electric clam 「電気二枚貝」) とかディスコのミラーボールに例えディスコ・クラム (disco clam「ディスコ二枚貝」) と呼ばれます。
その他にもエレクトリック・フレーム・スカラップ (electric flame scallop 「電気の炎ホタテ」) なんてのもあります。

いかにも電流がビリビリ流れてそうな感じですが、実は自ら発光しているわけではなく、外部の光を反射しているだけです。もちろん電流なんか流れていません。
そういったことを考慮するとディスコルームで光を反射するミラーボールに例えたディスコ・クラムという呼び名のほうがより適切かもしれません。
外套膜の周りに非常に光を反射しやすい組織が集まっているそうで、太陽光やダイバーのライトが当たるとこのように怪しげに発光しているように見えるというわけです。

<参照サイト>
●Sciense Daily
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-960.html
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