■Qiyia jurassica■
~ 吸血生物 ~

寄生や吸血と聞くとゾッとしますが、なせか興味を引きます。今回はジュラ紀の寄生生物です。
中国、内モンゴル自治区の寧城県で非常に保存状態の良い昆虫の幼虫化石が発見されました。
体長は2~2.5センチ、淡水に生息していたと考えられるこの生物は、現世のナガレアブの仲間 (詳細は分かりません) の先祖と考えられています。
とても奇抜な姿をしていることから、中国語で「奇妙な」を意味する "qiyi" を冠した、キイア・ジュラシカ (Qiyia jurassica) なる学名が与えられました。


種小名のジュラシカ (jurassica) はもちろん発見された地層年代がジュラ紀ということに由来します。
さて、その姿は本当に奇異でしょうか?確かにふだん見慣れた幼虫たちと比べると奇妙な姿をしているように見えますが、ナガレアブの仲間ということを考慮するとそれほど逸脱したデザインには見えません。
ところが、人間で言うところの首の腹側に該当するあたりでしょうか、この部分に巨大な吸盤を持ちます。
この吸盤はなにに使っていたのでしょうか?
急流で流されないように石にへばりつくために吸盤を使っている生物が多いですが、科学者の見解はこうです。
このキイア・ジュラシカが発見された一帯では不思議なことに魚の化石がまったく発見されていません。
その代わり、サラマンダーの化石が星の数ほど見つかっており、おそらくはキイア・ジュラシカはサラマンダーの体によじ登り、その巨大な吸盤で体に張り付き、サラマンダーの血液を吸っていたのでは?と考えられています。
<参照サイト>
●Sci News
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-959.html
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