■ヨーウィ (ヨーウィー、ヤウィ)■
■Yowie■
~ オーストラリアのビッグフット ~
ヨーウィ (Yowie) とは、オーストラリアに棲息するといわれる巨大な獣人 (霊長類的な特徴を持つ未確認生物) です。
オーストラリアン・ビッグフット、もしくはオーストラリアン・イエティ (ヒマラヤの雪男) と表現した方が分かり易いかもしれません。
日本では、上に挙げた、ビッグフットやイエティ (ヒマラヤの雪男) ほど知られた存在ではありませんが、オーストラリアでは非常に知名度の高いUMAです。
日本でも爆発的にヒットした、精巧なフィギュアがおまけとしてついてくる卵形チョコレート、「チョコエッグ」は多くの方がご存じでしょう。
この「チョコエッグ」の元祖ともいえるオーストラリア版のチョコエッグの商品名は、「Yowie (ヤウィ)」といい、デフォルメされたヨーウィがキャラクターになっています。
初期のおまけはオーストラリアの動物たちがモデルになっており、またキャラクターのヨーウィがシークレット・フィギュアでした。
おまけの精密さは、後発のチョコエッグに及びませんが、オーストラリアの土着の動物自体が珍しいこともあり、なかなか味のあるコレクションです。
~ ヨーウィ ~
さて、UMAのヨーウィに話を戻しましょう。
ヨーウィは典型的な獣人型UMAです。体全体は黒っぽい毛皮で覆われており、巨大なゴリラのような風貌ですが、人間のように完全な二足直立歩行することが出来ます。
目撃証言も多く、身長は1.5~3メートル、ややバラツキがありますが、主に2メートル以上の大柄なものが多いようです。
ヨーウィの存在が知れ渡ったのは、ヨーロッパ民族がオーストラリア大陸に入植後ですが、先住民族であるアボリジニ (アボリジニー) には、それ以前から未知の獣人の伝説があったといわれています。
イエティやビッグフット同様、「ヨーウィの足跡」といわれるものも多数発見されています。
小柄なヨーウィが目撃されることからも分かるとおり、足跡のサイズも、人間と同程度の25センチというものから、ビッグフットと同程度、もしくはそれ以上 (40センチ) のものが発見されています。
~ その正体は ~
ヨーウィに限ったことではありませんが、極めて目撃例が多い獣人でありながら、 写真やビデオ撮影にはほとんど成功しておらず、詳しいことが分かっていません。
そしてその正体については、単にオオカンガルー (ハイイロカンガルー) や先住民族であるアボリジニーたちを誤認したものではないか、といわれています。
特にオオカンガルーは大きな個体になると2メートルを超す場合があるといわれ (通常1.5メートルほど)、夜間、巨大なカンガルーに出くわし、そのあまりの大きさに驚愕し、誤認されたケースも十分考えられます。
~ ギガントピテクス ~
オーストラリア人の未確認動物学者、レックス・ギルロイ (Rex Gilroy) は数千にも及ぶ目撃例や足跡などを綿密に調査し、その正体のひとつとしてヨーウィの正体をギガントピテクスの生き残りではないか?と提唱しています。
当初、ギルロイ氏は謎の化石人類「メガントロプス」を正体として挙げていましたが、現在、メガントロプスはジャワ原人に含める考え方が主流となり、この説は消滅しました。
ギガントピテクスは、絶滅した巨大な類人猿で歯と顎の骨しか見つかっていない謎に満ちた生物です。
そのわずかな骨は現存する類人猿のものとは比較にならないほどの大きさを誇り、推定される体長は、大きなもので3メートル前後と考えられています。
ただし、メガロドンの初期の復元と同様、歯の大きさから単純に体長を割り出すのは間違いであり、せいぜい2メートルを超す程度だったのではないか、との説もあります。
(ヨーウィの足型を持って写るレックス・ギルロイさん)
現在、ギガントピテクスは3種 (G. blacki, G. bilaspurensis, G. giganteus) 知られていますが、ギルロイ氏は化石が未発見なまま、4つ目の種、ギガントピテクス・オーストラリス (Gigantopithecus australis) を提唱、ヨーウィの正体として挙げています。
発見されていないものに学名を付けるのもどうかと思いますが、現在のところ、ギガントピテクスがオーストラリア大陸に渡った証拠は発見されていません。
しかし、未開な地域も多く、不思議な生物が多いオーストラリア大陸です、まだまだなにが発見されるか分かりません。
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