■Photonectes albipennis■

~ 今度はホテイエソ ~

深海生物の水揚げラッシュ、今回はホテイエソです。
高知県の室戸岬沖で、珍しい深海魚、ホテイエソが105匹も捕獲されました。
本来は水深200~600メートルぐらいに生息しているとのことですが、水深70メートルに仕掛けた網にこれだけたくさんのホテイエソがかかっていました。

(生きて捕獲されたのは一匹のみ)
漆黒の体、体長は10~25センチ程度、チョウチンアンコウとは逆に大きな顎の下に長いヒゲがついており、この先端にある発光器で獲物をおびきよせ捕らえていると考えられています。
今までの捕獲数が少ないだけに詳しい生態は分かってないとのこと。
ワニトカゲギスなどと同じ仲間でかれらと同様に、非常に大きな口、小さく鋭い歯を持ち合わせており、一見するとその顔からは深海魚に多い非常にグロテスクで怖い印象を受けます。

(笑っているように見えます)
ですが、和名は「ホテイエソ」、この顔面のどこら辺に笑顔を絶やさぬ「布袋様」を彷彿させる部分があるというのでしょう?
口の先端のあたりに無表情に見開いた「本当の目」がありますが、この目は真っ黒な体に同化してしまいほとんど目立ちません。
その本当の目のそのすぐ横に、真っ黒な体で唯一白っぽい部分があります、ここも発光器官でしょうか、それはちょっと分かりませんが、本当の目が目立たないため、この白い部分こそ目に見えてしまいます。いわゆる「偽 (にせ) の目」です。
大きな口は緩く湾曲しており、口尻が若干あがっているため、笑った口のように見えます、さらに上記の「偽の目」が笑っているときの細めた目に見えるため、全体として笑顔を絶やさぬ布袋様に見えるというわけなんですね。
<参照サイト>
●スポニチAnnex
●日本経済新聞
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-884.html
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