■The Horniman merman■
~ ホーニマン・マーマン ~

童話や映画に登場する人魚は皆、美男美女と相場は決まっていますが、これがミイラになると一変します。
ま、ミイラですから、人魚に限ったことではなく、生前の美貌を保ち続けるのは困難とはいえ、あまりにイメージと違いすぎます。
さて、19世紀に発見された、男性の人魚 (つまり「マーマン」) のミイラ、通称「ホーニマン・マーマン (Horniman merman)」。他の人魚のミイラのご多分に漏れず、ミイラということを差し引いても、やはりちとグロいです。
ちなみに、このミイラがホーニマン・マーマンと呼ばれる所以は、ロンドンにあるホーニマン博物館に展示されているからです。
ホーニマン博物館とは、大富豪フレデリック・ジョン・ホーニマン (Frederick John Horniman) が世界中から集めたコレクションを1901年より一般公開している博物館です。
このほど、このホーニマン・マーマンに科学のメスが入りました。
~ 調査結果 ~

ホーニマン・マーマンをまず見てみましょう。
上半身は霊長類的、下半身は完全な魚、顔面の怖さを差し引けば、たいていの人が思い描く典型的な「人魚」の姿です。
もちろん、こんな凄い生き物がいたんだー、と信じてもいっこうにかまいませんが、かなり純真無垢な人でも、この姿で本当に海や川を泳いでいた、と考える人はかなりレアと思われます。
たいていの人は思うはずです、なんかの動物のミイラをつぎはぎして人工的に作ったんでしょ?と。おそらくはサルとサカナのミイラを、、、
調査は各方面のスペシャリストの力を借りて行われました、結論からいえば、残念ながら(?)、というか大方の予想通り、こんな生物は存在しておらず「偽物」です、つまり人工的に作られたものです。
結論を書きましょう。

首から上を除いた胴体部分、つまり上半身の霊長類的な部分、下半身の魚部分のほとんどは粘土で形作られており、下半身には本物の魚の皮とウロコを貼り付けて魚らしく仕上げています。背ビレと尾ビレも本物の魚のもので、これらはおそらくコイであるとの鑑定です。
頭部と尾ビレをつなぐ部分は木製、頭部と腕はパピエマシェ (紙製の張り子)、腕の中にはワイヤーで補強されています。
歯とアゴだけは本物を使われており、これが意外なことにベラの仲間、つまり魚のアゴを使用しています。
つまり、このホーニマン・マーマン、霊長類的な部分も含め、実際に使用された生物は何種類かの「魚」だけ、だったんですね。
<参照サイト>
●the guardian
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-878.html
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