■Release of chimpanzees, 30 years after undergoing experiment■

~ 30年もの ~
これはずいぶんと前のネタですが、ブログ休眠中の頃のもので記事にしていなかったものです。
行方不明になっていたカメが自宅で30年ぶりに発見されたネタの関連で取り上げてみます。
カメの話はちょっとユーモラスですらありますが、こちらのチンパンジーの話はずいぶんと考えさせられるものがあります。
~ 実験室で30年 ~
古いネタで知っている人も多いと思いますので、簡単に。
この「30年ぶりに太陽の光を浴びたチンパンジー」たちは、幼い頃にアフリカのジャングルからヨーロッパに連れてこられたものです。
子チンパンジーを捕まえる際に親のチンパンジーたちは殺されたようですが、子チンパンジーを養わせる目的で一部の母親は殺されず一緒に連れてこられたようです。
とはいえ、彼女たちを連れてきた目的はあくまで子チンパンジーを養わせるためだけ、子供たちが6歳ぐらいまで育てば母親たちは用済みとなり、残酷にも彼女たちも結局は殺されてしまっていたといいます。

(ハグし合うチンパンジー)
残された子供たち、30年、もしくはそれ以上長い期間、狭い檻に閉じこめられているだけでも過酷ですが、それだけではありません。
その長い期間、両親を惨殺した人間たちの身代わりとなり、強制的にHIVウイルスのワクチン作成のための実験台となってきたのです。
そんな死ぬまで実験台として仕える運命にあったチンパンジーたちでしたが、自然保護活動家のマイケル・アウフハウザー (Michael Aufhauser) さんの努力によりオーストリアの保護区に移されることになったのです。

そして解放されたときの映像が上記のものというわけです。
いったい初めどれぐらいのチンパンジーがいたのかは分かりませんが、過酷な実験で命を落とすものもあり、このとき解放されたチンパンジーは38匹だったといいます。
知らず知らずのうちに多くの人々は動物実験の恩恵を受けています。それ故、動物実験には賛否両論あり、この問題はデリケートなため、敢えてここではコメントを控えさせていただきます。
動画にはなんの説明も要りませんね、初め外へ出るのを躊躇していた3匹のチンパンジーがハグをし、心の底から喜び合っている表情は本当に感動的です。
その中の一匹、35年ぶりに屋外の空気を吸った37歳のメスのチンパンジー、スージー (Susi) がいます。
日光浴をしながら安らかな表情でうたた寝をするスージー、なんてすてきな寝顔なんでしょう。

(スージーの寝顔)
<参照サイト>
● Mail Online
●adelaidenow
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-839.html
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残りの人生(猿生)、楽しく生きれたらいいですね……。
ほんとうっとりするほどの安らかな寝顔、見ている方が癒されてしまいます。
50年前後の寿命なのでけっこう高齢ですが、あの寝顔を見る限り余生は楽しく過ごせそうです。
> 本当にすてきな寝顔で何だかほっとしました。
> 残りの人生(猿生)、楽しく生きれたらいいですね……。
なんで麻酔などで眠らせるなどの方法が取れなかったんでしょうね…。
でも、これからはips細胞やes細胞で動物を使わなくても試薬ができるようになっていきそうなので、こういうことはなくなると思いたいですね。
人間以外の動物たちの恩恵も感謝していかないといけないですよね。
> 動物実験自体には仕方ないと思ってしまいますが、わざわざ親を殺してしまわなくても…と思っちゃいます。
> なんで麻酔などで眠らせるなどの方法が取れなかったんでしょうね…。
>
> でも、これからはips細胞やes細胞で動物を使わなくても試薬ができるようになっていきそうなので、こういうことはなくなると思いたいですね。
私はこのように人間のためだけに利用される動物がいなくなるまで絶対に感動したり泣いたりなんてしません