■Stygiomedusa gigantea■

~ 深海の殺人クラゲ ~

「あの悪名高いバミューダ海域の深海には傘の直径が3メートルを超す巨大な殺人クラゲが生息しているという噂がある。
触手はわずかに4本しかないが、その触手は10メートルにもおよび、幅広で薄く、まるで着物の帯のようだ。
その巨大クラゲは真っ黒で光を発することもなく、完全に深海の闇に紛れることが可能だ。獲物はこの巨大なクラゲが近づいてきても全く気づかないという。気づいたときにはすでに手遅れなのだ。
このクラゲはふつうのクラゲが毒針で獲物を捕らえるようなことはしない、なぜなら毒を持たないからだ。
その代わり、この巨大クラゲは着物の帯のような触手を獲物に巻き付け自由を奪い、、生きたままゆっくりと獲物を食するという。
物騒なことにこの巨大クラゲは時折、海の表層近くまで上がってくることがあるという。その場合、獲物になるのは人間も例外ではないのだ。」
~ 実際は? ~

上の話は管理人がつくった全くのフィクションです。UMA本などに登場するクラゲ系のUMAなんかはこんな感じで登場しますよね。
ですが、大きさこそちょっと大きめに書きましたが、それを除けば今回の主役である巨大クラゲ、スティギオメデューサ・ギガンティア (or スティギオメデューサ・ギガンテア) そのものなんです。
情報はたいへん少ないのですが、それもそのはず、1910年に発見されて以来100年あまり、目撃情報はたったの17回とのことです。(114回との説もあります)
ただし、目撃情報が少ないだけで、世界中の海に生息しているものと考えられています。生息域が深海であるため、人目につきにくいだけのようです。
傘の直径は最大で1メートル、これだけでもかなり大きいですが、触手はもっととんでもないことになっています。一般的なクラゲは無数の触手を持っているものが多いですが、スティギオメデューサ・ギガンティアはわずか4本という潔さ。
1本1本が長く3メートルもあり、最大6メートルまで伸びるといいます。また長いだけでなく、着物の帯のように薄く幅があるのが特徴です。海中ではひらひらと帯が舞っているようで、かなりインパクトがあります。

ただし、着物の帯のような優雅さは全くなく、「不気味に揺れる布」といった風情です。
ちなみに超巨大に育ったキタユウレイクラゲ (ライオンズ・メーン・ジェリーフィッシュ) の傘の直径は2.4メートル、糸のように細い触手の長さは30~60メートルという記録があります。
さて、クラゲは多かれ少なかれ毒を持っており、触手に触れた獲物が毒でしびれてしまったものをクラゲは食料としますが、不気味に見えるスティギオメデューサ・ギガンティアはなんと毒を持っていないとのこと。


(傘の中にお魚がいます。共生しているようです。
Thalassobathia pelagica というお魚さんだそうです)
そういうわけで、どうやって獲物を捕らえているのかというと、この着物の帯のような触手で獲物を包み込んで捕まえているのではないか、と推測されています。
深海生物ですが、もし表層近くまで上がってきて、人間にからみついてきたとしたら?終わりかも。
<参照サイト>
●BBC EARTH NEWS
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-822.html
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