■The largest trace fossil■
ブログお休み中にあった気になる記事第3弾。

~ 巨大なムシの巣?ワームの巣? ~
スペイン中央に位置する、カバネロス国立公園 (Cabaneros National Park) で4億7500万年前の地層から、幅が5メートルもある巨大な「巣」の化石が発見されました。
巣とはいえ、このバカでかさは尋常ではありませんが、ご主人さまの姿が見あたりません。
こういう生物の這った跡 (足跡) とか糞などが化石になったものを生痕化石 (せいこんかせき) といいます。
ムシの巣だとかワームの巣だとかいわれていますが、ご主人さまの姿は、この巣から想像するしかありませんが、研究者によれば、これは腕足動物 (わんそくどうぶつ) の巣の可能性が高いということです。
日本で腕足動物といえばミドリシャミセンガイが有名ですが、貝殻の大きさは4センチ程度と小柄で、貝殻から長い尾 (肉茎) が出ています。 (ミドリシャミセンガイの画像は市場魚貝類図鑑さんでどうぞ)
他にも真っ赤なホタテのような姿をしたタテスジホオズキガイなど、その姿は二枚貝そっくりなものが多いですが、貝の仲間ではありません。
さて、現世の腕足動物はあまり大きくありませんが、今回見つかったものはどうでしょう。
化石の巣の穴の跡が幅15~20センチもあることで、やはりご主人さまの体の幅もそれぐらい (15センチ) はあったものと考えられており、尾を含めた長さに至っては1メートル近かったのでは?と推測されています。
遠い昔は腕足動物がかなり栄えていたにもかかわらず、現在ではかなり少なく、衰退の一途をたどっていると考えられていましたが、深海の調査が進むにつれ腕足動物が大量に見つかっており、現在でも実は健在であることが分かってきています。
さて、腕足動物に興味を抱く人はあまりいなそうなので、他の生痕化石もついでにみていきましょう。
国立科学博物館に行ったことのある人なら絶対目にしていると思われる、これはクリマクティクニテスの生痕化石です。しょぼいデジカメで撮影したため、かなり暗めの画像となっております。

(クリマクティクニテスの生痕化石)
クリマクティクニテス自体化石が見つかっておらず、どのような姿をした生物なのかは分かりません。
但し、こちらのサイトさんに寄れば、クリマクティクニテスはナメクジのように殻を持たない巻き貝の仲間だということで、クリマクティクニテスはずいぶんと大きなナメクジのような姿をした生物だったようです。
そして、もっとも興味を惹く生痕化石のひとつとして、やはり2メートルと超す巨大ヤスデ、アースロプレウラは外せません。
レールのように等間隔につけられた幅広の足跡は、アースロプレウラの驚異的な大きさを容易に想像させます。

(アースロプレウラの生痕化石)

(人間との対比図 アースロプレウラは右側)
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巨大ヤスデは不気味ですね。以前教育テレビで放送していた、海外の古代生物の番組にもこんなのが出て来て、シート(笑)で捕まえてましたwww。
息が止まってしまいそうですね!
深海であったり、アマゾンであったり、まだ発見されていない生物がいると思うと面白いですよね。
幅5㍍の巣・・・でか過ぎるーw
腕足動物って事は、引っ張ればとんでもない長さに・・・(^P^)