■Pomponia imperatoria■

(多摩動物公園 昆虫館にて)
~ 来訪者 ~
超久々の更新です。
今年の夏は、季節に合わせ、たまっていた昆虫・海の毒性物を紹介しようとしていたのですが、仕事が忙しくて更新できないうちに夏も終わりかけています。
賑やかだったセミの声も一時よりはだいぶ静かになってきました。セミの声が静まってくると、夏もそろそろ終わりかな、といった気持ちになってきます。
会社から帰ってくるとマンションの玄関先に昆虫が落ちているときがあります。
先日はなかなか大きめのショウリョウバッタ。マンションの構造上、一度マンション内に入ってしまうと抜け出せなくなってしまいます。
捕まえられまいと逃げまくりますが、こんなところにいてはすぐに干からびてしまいますから、捕まえて草むらに放り投げておきます。
セミもよく転がっています。クマゼミがひっくり返っていたので捕まえようとすると、まだ生きていました。もう瀕死ですが、ショウリョウバッタ同様、草むらにポイっと投げ入れます。
この前はアブラゼミが転がっていました。今度は死亡が確認されており、ほったらかしにしておいたら、次の日の朝には野良猫かなにかが食べていったようです、4枚の羽だけがマンションの床に散らばっていました。
これからも頻繁にセミは落っこちてくることでしょう。
~ 神の奇跡 ~

(セミはカメムシの仲間ですが、カメムシがカラフルできれいなものも多いのに比べ、セミは木の幹にへばりついて目立たないようにするためか地味な色のものが多いです。ですが、このコスタリカのセミはとてもきれいです。)
さて、ちょっと話はそれますが、夏から秋にかけてバーベキュー大会は全盛期。友達や会社の同僚たちと河原なんかに集まってバーベキューを楽しんでいる人も多いでしょう。
しかし、山だとさっきまで超晴れていたのに突然雨に見舞われたりします。
あわてて近くの林に逃げ込んで、木の下に隠れたりします。
一時の通り雨、しばらく木の下で雨をしのいでバーベキュー再開、、、のはずが、運が悪いと木の下にいたにもかかわらず、というか木の下にいたため余計にびしょ濡れになるという「奇跡」に見舞われる可能性があります。
それは「雨の降る木」の下に避難したがための不運です。
南アフリカとか東南アジアとか、そういった「奇跡の雨の降る木」が紹介されるときがあります。シトシトと降るとかそういったレベルではなく、結構な大雨状態です。
超常現象をまとめた「フェノメナ」にもそういった記録がいくつか掲載されています。
1886年、アメリカ、ノースカロライナ州で太陽が照りつける快晴であっても、ある時間になると並んだ2本の槲 (かしわ) の木から雨が降り出したといいます。
1892年、同じくアメリカ、ペンシルヴァニア州のブラウンズヴィルのとある桃の木から雨が降り出したといいます。
地元住民たちは神の奇跡とその木の周りをぐるりと取り巻き、「奇跡の聖水」を全身に浴びて幸せそうな笑顔を浮かべたりしています。
この「聖水」を浴びると万病が治ったり、幸福になったり、それはそれは神の奇跡を味わうことが出来るといいます。
しかも、これはオカルトではなく、まったくの事実で、晴天にもかかわらず、木の下にだけ霧がかかったように雨が降り続ける様子はテレビのニュースなどでも紹介されたりしたことがあります。
ただし、その効能にはかなりの疑問を呈さずにはいられません。なぜなら、そう、みなさんも予測がついたことでしょう、その雨はセミのオシッコ (糞尿) なのです。

(雨が降るように、というほどではありませんが、tHE tiDE cHAsER さんのサイトでは、なかなかすごいセミのオシッコシャワーを動画でみることができます)
日本では考えられないほどの無数のセミが1本の木に群がり、次から次へと途切れることなくオシッコ大会です。
で、セミだったらどの種でもいいというわけではなく、おそらくある種のセミに限られるのではないかと推測されます。
というのも、大量発生で知られる十七年ゼミ (&十三年ゼミ) でも、それほどすごいオシッコシャワーの映像は見たことがありません。この木から雨が降るようにオシッコをしまくるセミたちは、オシッコのスペシャリストではないかと思います。
種類は分かりませんけど。
~ テイオウゼミ ~

(セミ風に描かれたモスマン)
アメリカのヒーロー的UMA、モスマン (Mothman)、名前の通り「蛾人間 (日本では通常「蛾男」を訳されます)」という意味ですが、実際には頭部の形状や目の離れ方などはセミによく似ており、シカダマン (Cicadaman, 蝉人間) といったほうが適切なぐらいです。
モスマンの体長は2メートル以上といわれており、さすがに2メートルのセミは存在しませんが、最大のセミはどれぐらいでしょう?
セミはなかなか体の大きい昆虫で、日本のクマゼミなんかもかなり大きいですが、一般的に東南アジアに生息するテイオウゼミが世界最大といわれています。

(同じく多摩動物公園にて この個体はそれほど大きくないですが)
テイオウゼミは大きいものだと体長が10センチ近くにまで成長するといわれ、その他にも熱帯雨林に生息するアブラゼミの仲間などもテイオウゼミと互角に渡り合えるほど大きいものがいるといいます。
セミは体幅が非常にあり、ゴロッとしているので大きいものだと携帯電話と間違えてしまいそうです。間違えませんね。
体が大きいからといって必ずしも大量にオシッコをするというわけではありませんが、オシッコをまき散らすと素質・能力としてはテイオウゼミはなかなか将来性のあるセミです。
テイオウゼミが異常発生して、一本の木に群がれば、「奇跡の雨の降る木」は今までのものとは比べものにならない「奇跡のドシャブリの木」になるかもしれません。
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-744.html
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横を通る瞬間いきなり暴れだすあれはなんなんでしょうね(涙)
しかもこんなのにやられたらたまりませんw
オシッコのスペシャリスト(笑)笑っちゃいました(笑)
でもすごいですね。よくセミが逃げるときにオシッコかけられたりしましたが、チリも積もれば山となる的な感じで、かなりの数のセミが集まっているんでしょうね。
複雑ですが、かなり神秘的な話しでもあります(笑)
そのうちRSS入れときますね、ちょっとの間待っててください。
ほんとすごいんですって、リンクした動画のレベルじゃないですよ。もうずっと雨が降り続いているような感じです。
しかも体小さい癖に、オシッコの量が尋常じゃないですからね、かれら。ま、いっぱい食べないとあれだけ長い時間鳴き続けるのは難しいから、オシッコの量もすごいんだとは思いますけど、それにしても多すぎます。
相互リンクでもRSSでも、もしして頂ければ幸いです!
お暇な時にでもよろしくお願いします(^^)
そういえばオカルトファンの方のコメントでは名前の間違いすいませんでした(汗)
また遊びにきま~す