■Blue ringed octopus■

さて梅雨明けも間近に迫っており、夏の訪れもすぐそこです。
夏といえばやはり虫の季節、そして海水浴、でっかい虫か海の毒性物、どちらを紹介するか迷いましたが、今回はヒョウモンダコにします。

アンボイナガイやキロネックス、イルカンジクラゲなど、無脊椎動物の小柄な種に猛毒を持つものが多いですが、ヒョウモンダコの仲間もそのすべてが10センチぐらいのとても小柄なタコです。
名前の通り、豹柄の紋が前進にあるのが特徴で、つっついたりして怒らせると、まるで発光しているかのように豹柄の紋を鮮やかなブルーに変化させます。
そのため、英名はブルー・リングド・オクトパス (Blue ringed octopus, 「青い輪紋のタコ」) といいます。
小柄なので、タコにそれほど偏見のない人であれば、かわいらしく見えますし、特にブルーに紋の色を変化させたときは綺麗なため、思わず手にとって遊びたくなってしまいます。

が、最初に書いたとおり、ヒョウモンダコは猛毒を持つ生物で、フグ毒、テトロドトキシンを持っています。
小さいですが、かなり自分の毒に自信があるためでしょうか、むやみやたらに咬みついてくるタコではありませんが、咬まれると死んでしまう場合もあるため気をつけましょう。
さて、このヒョウモンダコ、このテトロドトキシンで大好物のカニやエビといった獲物を捕まえている、といった記載が古い本にはありますが、どうも餌を取るときはテトロドトキシンではなくハバロトキシンを使っているようです。
ちょっとこの毒の種類については自信がないので、あとで書き直すかもしれません。
ヒョウモンダコの毒がどこに由来するのかよく分かりませんが、毒ガニの代表格、スベスベマンジュウガニやウモレオウギガニなど毒性の強いオウギガニの仲間を食べることにより、食物連鎖で蓄積しているのかもしれません。
ちなみに、毒で身を守っているため不要になってしまったのでしょうか、タコなのに墨は吐きません。墨袋が退化してしまっているからです。
毒を持つは、墨は吐かないは、およそタコらしくないタコ、それがヒョウモンダコです。
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普通の人ならタコが猛毒を持ってるなんて思いませんよね。しかもテトロドトキシンとは…(-.-;)オソロシア
でもタコって毒なくても強そうなイメージありましたが…さすがに小さいと肉弾戦はキツイか(´Д`)
ヒョウモンダコ、本当に危険ですよねー。
ほぼ日本全域に生息してるのもありますし、海で遊ぶときは気をつけたい奴の一つですね。
毒に関してはまったく無知なのですが、もしテトロドトキシンを使って補食するなら同じ毒を持つ生物には効かないらしいですね。
毒を二つも持つ、ある意味ハイブリッドな奴ですね(笑)
ヒョウモンダコってマニアックな熱帯魚店なんかで売られてるようで危険すぎだろと思ってましたが、もし餌からの蓄積ならずっと飼ってるとフグみたいに無毒化しそうですね。触りたくありませんが。
考えてみると自ら「毒持ってるよぉ~」なんてカミングアウトする辺り、随分良心的な気がします。
が必要ではなくなってるんですね。このヒョウモンダコは・・。
そりゃそうですよね。強い武器を装備すればそちらを使いますもんね!
イルカンジとかキロネックスは2000年以降にメジャーになったような気がします。
これは警戒色なのですか?
「俺は毒持っているから食うなよー」ってな。
毒キノコとかあからさまに毒々しい色をしているのもありますよね。
でも、昆虫では大きい目の模様で威嚇して逃げる毒など持たないのもいますし・・・・。
うーむ。

なんだこりゃ

でも一度生で見てみたい。