■巨大イカ ~ ニュウドウイカ■
■Giant Squid - Moroteuthis robusta■
(すこぶる元気のないニュウドウイカの動画
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~ 巨大イカ vs 人類 ~
ダイオウイカのライバルといえばマッコウクジラと相場は決まっていますが、それではもし、ダイオウイカが人間と戦ったらどうなるのか?
これは巨大イカファンにとっては大変興味深いことですが、同時に極めて起こりにくいことであることも認めなければいけません。
深海を拠点とするダイオウイカが、ホオジロザメ (ホホジロザメ) のように海水浴客を襲うというシチュエーションはまず考えられません。
(マッコウクジラvsダイオウイカの動画
※画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
希に表層近くを漂うダイオウイカが目撃されたり、捕獲されたりしますが、これは何らかのアクシデントにより上がってきてしまったもので、ほぼ確実に瀕死状態です。
海岸に漂着したダイオウイカはもちろん死んでいますし、生身の人間が行動できる範囲で出会うダイオウイカはいずれも極上に元気がありません。戦うどころか介抱してあげたくなるほどです。
クラーケン伝説のように、船を襲う巨大イカが本当に存在するのか?というと、巨大イカファンであっても首をかしげてしまいます。
しかし、そんな中、巨大イカvs人類、夢の対決を繰り広げた人物が存在するというのです。
ジェラルド・ヘイニー (Gerald Hainey) 氏です。
~ 人食い巨大イカとの戦った男 ~
(そもそもダイオウイカでもなんでもない写真が使われています)
「わたしは巨大イカの攻撃を乗り切った!」
衝撃的なタイトルではじまるこの話は、巨大イカと壮絶な死闘を繰り広げ奇跡の生還を果たしたジェラルド・ヘイニー本人によるもの。
全部訳すと長いので、部分的に意訳します。
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ある夏の日のこと、わたしはメイン州のマスコンガス湾 (Muscongus Bay) で愛犬サムとボートに乗って釣りを楽しんでいました。
すると、竿に手応えがありました、大物がかかったのです。しかし、それはただならぬ予感がしました、サムが狂ったように吠えはじめたからです。
サムを落ち着かせようとしたそのとき、突如ボートの下部に強い衝撃を感じました。サムはその勢いで船外に投げ出されてしまったのです。「いったい何が起こっているんだ!?」
サムはあっという間に水中に引きづり込まれるのを目の当たりにし、わたしはサムの名を何度も何度も呼びました。
すると水中から5メートル以上もある巨大な触手が飛び出してきたのです。触手はわたしの体を打ちつけ、吸盤で胸に張り付きました。
触手はわたしを持ち上げ水の中への引きずり込みました。水中でわたしが眼にしたのは巨大なイカでした。そいつの目は巨大で、まるで人間のようで、そして奇妙な美しさを秘めていました。
そいつはなにかをクチバシ状の口でかみ砕いているのに気付きました、そう、わたしの愛犬サムです。かわいそうなサム、、、
次はわたしがヤツの餌食になる番だ、絶望的な気分になりました、が、そのときわたしの手を何かがかすめました。それはライン (釣り糸) でした、ヤツの口にはわたしのフックが引っかかったままだったのです。
わたしはラインで輪を作ると触手に巻き付け力一杯引っ張りました。骨のないそいつの腕はすっぱりと切れ落ちました。
それに驚いた巨大イカはわたしに墨を吐きかけると、そのまま遠くへと逃げていったのです。
わたしは勝利したのです!生き残ったのです!
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もうですね、読んでてばかばかしくなってきます、、、(笑)
この話はほとんどウソだらけの記事だけで構成されてるタブロイド誌、ウィークリー・ワールド・ニュース (Weekly World News) に掲載されていたもの。
この話も全部ウソでしょう。
~ ダイオウイカと互角!? ~
(中世のヨーロッパでは、カスザメやマンタ、そしてダイオウイカ
などを海に住む司祭(シービショップ)と考えました)
生きているダイオウイカが撮影されたり、巨大なコロッサル・スクイッド (ダイオウホウズキイカ) が捕獲されたりしていますが、上記のように人間を襲ったといった「確かな」事例はありません。
そんな中、人間を襲う巨大イカが現れるとしたら、無茶と知りながらもニュウドウイカ (Moroteuthis robusta) をその候補として挙げたいと思います。
ニュウドウイカはダイオウイカクラスの外套2メートル以上に成長することがある巨大イカです。
ダイオウイカ、コロッサル・スクイッド同様、深海に生息しており、あまり目にすることは出来ませんが、それでも時たまダイバーなどに生きた状態で撮影されています。
外套に比べ腕はあまり長くないため、魚雷のような外套部分がとても印象的です。
(アメリカオオアカイカの動画
※画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
交尾が終わり役目を終えた証拠でしょうか、撮影されるニュウドウイカはたいてい触腕が欠損しており、元気は全くありません。
ダイオウイカ、コロッサル・スクイッド同様、生きているといっても瀕死の状態で見つかることには変わりありませんが、ニュウドウイカは上記2種よりも遙かに生きた状態で撮影されています。
もちろん人間を襲うなどといったレベルではなく、「生きている」というより「死んでいない」といったほうが適切です。
しかし、生きている状態で発見される回数が多いことから、そのうち比較的元気なニュウドウイカが人間に襲いかかる、といったこともあり得ないとは言い切れませんよっ!気をつけてっ!(笑)
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-730.html
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まあ確かに深海で遭遇した場合有り得るかも知れませんが…
そういうのはヌー・イメージか東宝辺りにお願いして置くのが一番だと思います。
あの体験談は嘘でしょう(笑)
ですが海は広いので、もしかしたら海面まで上がってきても元気な巨大イカがいるのかも…。いてほしいな…(´ω`)
とりあえず事実だった時のために、哀れなサムのご冥福をお祈りしますm(__)m
イカがとても恐ろしく感じました。
イカ刺しを食べると、買った!という優越感まで覚えるように。笑
これからもおもしろネタ楽しみにしています!
また訪問させていただきますね♪
気に入りました~!
事実、アメリカではタコに襲われる例が多数あるみたいですし。
としたらかなりの自信を得たことでしょう・・。
そのタブロイド誌のネタ、他にも気になります。
昔から一家揃ってUMAの話や本を好んで見ていたのでこのblogは本当にたのしいです(*´ω`)
虚であれ事実であれ様々な想像をさせてくれるこのジャンルは僕にとって最高の娯楽でもあります!
これからも素晴らしいblogの更新、無理をせず頑張ってください(・ω・´*)!☆
タコVSイカってないですよね。
やりあったらどっちが強いのかな?
Weekly World Newsってうそだと解ってても面白すぎて読んじゃいますよね。
手乗りサイズのクジラとか宇宙人と結婚した日本人の花嫁とか
でも小学生の時に、この新聞がネタの「アフリカででっかいバッタが射殺された」というニュースが学研の科学に写真付きで載ってた時は信じたな.....
http://taka61.blog58.fc2.com/
> とりあえず事実だった時のために、哀れなサムのご冥福をお祈りしますm(__)m
万が一にもないような気がしますw
楽しんでいただき、どうもありがとうございます。
これからもよろしくー
今回は巨大イカのネタなので、あくまで巨大イカに絞りますからレッド・デビルも除外してます。
家族そろってUMA好きとは素晴らしいファミリーですねw
更新はゆっくりめですが、これからも楽しんでください。
そうそう、Weekly World Newsってふつうに宇宙人のネタ、しょっちゅう乗ってますけど、巨大バッタネタも日本で紹介された以外もちょくちょく載っているんですよね。そのうち気が向いたら紹介しますよw
いつも読んでくれているとのことで、どうもありがとう。
よけいなお世話かもしれませんが、ブログでMP3のDLはやめた方がいいと思いますよ。