■ニュージーランドで謎の大型猫科動物撮影される!?■
■New Zealand mysterious big cat sightings■
さてさて、ニュージーランドの有袋類は全部持ち込みとのこと、痛恨の勘違いにより、記事を書き直さざるをえなくなってしまいました。
では、そういう方向で手直ししながら書いていきましょう。
~ 有袋類 ~
オーストラリアにはカンガルーやコアラといった多くの土着の哺乳類が生息していますが、すべておなかに袋 (育児嚢 - いくじのう) を持った有袋類のみです。
野生犬ディンゴや野ウサギはすべて人間が持ち込んだものです。
いっぽう、お隣のニュージーランドには土着の有袋類さえ存在せず、哺乳類はコウモリしか存在しません。
さて、そんな中、ニュージーランドでライオンやトラといった大型の猫科動物を彷彿とさせる生物が写真に撮られたと話題になっています。
その前に、まずはタスマニア圏で目撃されるUMA (未確認動物) から見ていきましょう。
~ クイーンズランド・タイガー ~
(19世紀より目撃があるクイーンズランド・タイガー)
タスマニア圏で、猫科動物の特徴を備えるUMA (未確認生物) としては、クイーンズランド・タイガーやタスマニア・タイガー (サイラシン) などがいます。
タスマニア・タイガーは20世紀初頭にヨーロッパの移民達に皆殺しにされた悲劇の有袋類です。
トラのような柄が入っているため、「タイガー」と呼ばれたりしますが、そのシルエットは猫科の動物というよりは犬科の動物そのものです。
その証拠に、タスマニア・タイガーの学名、サイラシン (Thylacinus cynocephalus) は「袋 (育児嚢 - いくじのう) を持った犬」といったような意味ですし、英語圏でもタスマニアウルフと呼ばれたり、和名もフクロオオカミです。
いっぽう、クイーンズランド・タイガーは偽りなしに猫科の特徴を備えたUMAです。
タスマニア・タイガー同様、体には虎のような縞模様を有し、頭部もトラやライオンそのものだと伝えられています。
とはいえ、土着の哺乳類は有袋類しか存在しないタスマニア圏ですから、クイーンズランド・タイガーの正体もやはり有袋類である可能性が高く、一説には絶滅したはずのティラコレオではないかといわれています。
~ ABC ~
(ダートムーアの野獣、その正体は驚愕的でした)
さて、次にABCことエイリアン・ビッグ・キャット。
ABCとは大型の猫科動物が生息していない地域で目撃される大型猫科動物の総称です。
主にイギリスで目撃されるものを指す場合が多いですが、その他の地域で目撃されるものもABCと呼ばれます。
そして目撃例は少ないもののオーストラリアやニュージーランドでもABCの目撃は伝えられています。
イギリスなどでもそうですが、タスマニア圏で目撃されるABCもトラやライオンなどではなく、ブラック・パンサー、つまり黒豹タイプのものが多いようです。
今回撮影されたものは黒豹タイプではありませんが、前述のクイーンズランド・タイガーやタスマニア・タイガーとは異なり、こちらのABCにカテゴライズされるUMAです。
近年カイワカ地方で目撃された大型猫科動物、通称カイワカ・ライオンと同タイプ、もしくは続編といえます。
それでは見ていきましょう。
~ ニュージーランド・ライオン ~
この動物を目撃・撮影したのはスコットランドの旅行客です。
ニュージーランドに土着のヤマネコはいませんが、野生化したネコは存在します。
そういった野生化したネコを見間違えたのでは?と思ってしまいますが、目撃者の証言では、「それ」はジャーマン・シェパードほどもあったといい、彼らの話を信じるならその大きさから「野生化したネコ」の誤認ではないといえます。
また、証言は当てにならないにしても、写真から受ける印象ではもう少し大きな動物のように感じます。
UMA写真に多いピンぼけ写真とは異なるのですが、なにせあまりに遠目からの撮影なため拡大してもあまり詳細に分かりません。
夢のない話で恐縮ですが、「大型犬ぐらいの大きさの猫科動物」というよりは、大型犬そのものの可能性が一番高いと思われます。
しかし、これではつまらないですし、細部が分からないことをいいことにUMAとして考えてみましょう。
~ もう宇宙人でいいです ~
この生物は写真向かって右側に頭部がありますから、左側はおしりということになります。
草の可能性が非常に高いですが、おしり付近からうまい具合に細長い尻尾がピンと伸びたようにみえます。これを強引に尻尾として考えると、とてもネコっぽい姿に見えます。
しかし、悲しいことにニュージーランドには持ち込み以外の土着の哺乳類はコウモリしか存在しません。
もう絶滅種の有袋類説も使うことができません。
となると、UMAとしても未発見のコウモリ、鳥類、爬虫類ぐらいしか該当するものがありません。
毛がふっさふさに見え、かつ体高のありそうなこの生物を爬虫類と考えるのは非常に厳しいですが、それ以外だと、まこちんさんご指摘の進化したオオコウモリ、もしくは進化した鳥類と考えるほかありません。
しかし、いくらなんでも、この写真の生物を未発見の爬虫類もしくは鳥類だと宣言するのはオレオレ詐欺級のペテンです、いっそのこと「宇宙人だと思います」と書きたいほど候補が思いつきません。
そういうわけで、UMAとして考えた場合、オーストラリアからどうにかしてやってきた「奇跡の有袋類」と考えていただくほかございません。
この野生動物については、そっとしておいてあげてください。
<参照サイト>
● CRYPTOMUNDO
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-719.html
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きた^^やっぱり未だ未知の大陸オーストラリア
ほとんどが砂漠ですから絶対に未知の哺乳類いると思います^^
もし違ってもタスマニアタイガーでも嬉しい再発見ですよね^^
そう言えばイギリスのABCはなぜか黒が多いですよね?それも謎だ
そういえば、今から15年前、道路にはそこらじゅうに小型の獣の死骸が!(涙)
オポッサムが車のライト見るとよって行って引かれるんだそうです。
フクロオオカミのファンなんでNZのこの獣、いてくれればいいんですがねぇ
すみません、ニュージーランドっすw
まー僕もなにかしら未発見のものがいれば、と切に願っています。
海外でも全然盛り上がってなかったし、、、
> そういえば、今から15年前、道路にはそこらじゅうに小型の獣の死骸が!(涙)
いわゆるロードキラーですよね、話では相当多いとは聞いていました。タスマニアデビルが片づけてくれるともいわれていますが、タスマニアデビル自体、デビル癌で絶滅に瀕しているし、動物の未来は明るくないですね。
ところで、ニュージーランドのオポッサムは外来種だそうですよ。もともと生息していた哺乳類はコウモリだけだったかと思います。有袋類はいなかったようです。
ということでこれはきっとコウモリが独自に進化したものでしょう。(どっかの海外ドラマ?)飛べない鳥が巨大化した島ですから、飛ばないコウモリの巨大化もありかと
ついでにオーストラリア固有種の齧歯類が3種ほどいるので、オーストラリア土着の哺乳類はコウモリと有袋類、単孔類だけというのも間違いです。
キャー(笑) ニュージーの有袋類、全部持ち込みー、書き直さねばー(´Д`)
オオコウモリの次なる進化、飛べないコウモリの巨大化はおもしろいですねえ。
マコチンさんにすでに指摘され済みだったんですが、書き直す時間もないし、来週あたり頑張りますっ!!!∠(>_<) (泣)
何だか発見者は「大型犬くらいあった」と
断言している割には、恐ろしく遠景ですね(笑)
ニュージーランドの有袋類がすべて人類による持ち込み、ってのは全然知りませんでした。
てっきり、地殻変動でオーストラリアから分かれて出来たと思っていましたので。
そんな古代には有袋類みたいな哺乳類は居なかったのかもしれませんね。
この写真はおそらくフェイクの可能性はまずないと思いますが、これだけしか公表しない場合、場所もニュージーランドかどうかも特定できないですし、ほかの写真も公表しない限り、動物自体の詳細も判別困難(というかほとんど無理)ですよね。
ここら辺が今回のUMAの盛り上がりのなさかも(笑)
NZは、馬飼ってる家がたくさんありますからね。
放し飼いっぽいのも多かったですよ(・∀・)
写真も右側首が長いように見えますし。