■ノルウェー沖の謎のブロブ■
■Mysterious blob■
(ノルウェー沖の謎のブロブ)
~ アトランティス大陸発見!? ~
(これではわかりにくいので黄色い部分を拡大↓)
(アトランティス大陸の痕跡!?)
Google Earth の海洋版、Google Ocean でアフリカ大陸からほど近い大西洋沖合に アトランティス大陸の痕跡のようなものが発見 されたと話題になっています。
UMA好きの人には、超古代文明などの記事も好きな人が多いので、興味を惹かれた方も多かったのではないでしょうか。
知らない人のためにアトランティスを簡単に説明すると、アトランティス大陸とは、プラトンが著書に書き記した「幻の大陸」で、いわゆる「超古代文明」を築いていたと考えられている王国です。
著名なプラトンが書き記したことにより、信憑性が高いものと考えられていますが、その存在は伝聞に伝聞を重ねてプラトンに到達しており、思われているほど信憑性は高くありません。研究者によってアトランティス大陸の大きさや位置さえずいぶんと異なります。
一般的には大西洋上ですが、地中解説も根強く、Google Ocean で発見された「アトランティス大陸」の痕跡は、一般的にもっとも浸透している大西洋上説に一致します。
Google Ocean上に現れたその痕跡とは、直線的な四角形の組み合わせで、完全な直線ではなく、「ほぼ直線」というところがいかにも人工的な感じを漂わせます。
残念なことに、Google は即座にこの「アトランティス大陸痕跡説」を完全否定しており、海底のデータ収集のためにソナー測定している「船の航跡」が写りこんでしまったものだと発表しています。すぐに否定されてしまいましたが、なかなか楽しいですよね、こういう話は。
太平洋でこれが見つかっていたら「ムー大陸の痕跡発見」、インド洋で見つかっていたら「レムリア大陸発見」となっていたかもしれません。
さて、UMAと全然関係のないアトランティス大陸の話をしてしまいましたが、今回はここよりもうちょっと北側の海のお話です。
~ 謎の巨大シャボン玉 ~
ルドルフ・スベンセン (Rudolf Svensen) さんとアーリング・スベンセン (Erling Svensen) さんのスベンセン兄弟がノルウェー沖でダイビングをしている際、奇妙な物体に遭遇しました。
それは半透明状のほぼ球形したシャボン玉のような固まり (ブロブ) で、直径は50センチ~70センチ程度となかなか大きなものです。
このブロブの中央部には、柔軟性のある太く赤い支柱のようなものが走っているのが確認できます。
さて、これはいったいなんでしょう?
~ グロブスター ~
ノルウェー沖といえばクラーケンやシーサーペントなど、海生UMAが多く報告されている地域です。
クラーケンは巨大な頭足類、シーサーペントは巨大な海生爬虫類の特徴を持っているUMAですが、かれら幻の生物たちの卵でしょうか?
また、海のUMA系ミステリーといえばグロブスター、生きている姿は一度も目撃されたことのない、頭も手足も内臓も、いかなる部位も確認できない肉塊 (にくかい) です。
まれにグロブスターの縁に、頭足類 (イカやタコの仲間) の腕を思わせる触手のようなものを確認できる場合もあります。
大きさは直径が5メートル、10メートルと巨大なものも多く、色は白っぽく、表面はざらざらして見た目と異なり非常に固いのが特徴です。
ときおり海岸に打ち上げられ、地元住民をビックリさせますが、たいてい半球形状であり、おそらく海中では球形をしているものと推測されます。
しかし、漂着したサンプルを調べると、死んだクジラ (特にマッコウクジラ) から大量に溶け出た脂肪の塊と断定されてしまうことがほとんどです。
UMA本では、海中でグロブスターが襲ってきた、といったダイバーの話を見ることがあります。かなり嘘くさいのですが、スベンセン兄弟が目撃したのは、クジラの脂肪の塊ではない「本物のグロブスター」だったのでしょうか?
~ 専門家の鑑定 ~
スベンセン兄弟は、この不思議な物体を写真に納めましたが、サンプルを持ち帰っては来ませんでした。
それ故、この物体を特定するには写真で判断するしかありません。
スベンセン兄弟から連絡を受けたベルゲン大学のトールライフ・ブラッテガルド (Torleiv Brattegard) 教授は、有機体 (生命体) であることは確実だが、それがなにであるかは特定できない、という答えでした。
ブラッテガルド教授は、もしかするとノルウェーではまだ未確認の生物ではないかとも考えており、正体は分からずじまいで終わりそうな様相を示してきました。
が、思いもかけず、この「物体」の謎を解く手がかりが入ります。
かれの同僚であるスタヴァンゲル博物館 (Stavanger Museum) のアルネ・フェルハイム (Arne Fjellheim) さんが、この半透明の風船をニュージーランドで撮影された写真で見たことがあるというのです。
さっそくふたりはニュージーランドの動物学者および頭足類の専門家に問い合わせてみました。気付いていた方もきっとおられるでしょう、そうです、この風船状の物体はイカの卵塊だったのです。
(ニュージーランドスルメイカの卵塊)
イカの卵塊は種によってずいぶんと異なりますから、どのイカかはっきりしませんが、アルネ・フェルハイムさんが見た写真は、ニュージーランドスルメイカのものではないかと思います。
この種のイカはノルウェー沖でも大量に漁獲されているものの、卵塊はおろかその生態についてもほとんど分かっていなかったということです。
<参照サイト>
● Aftenposten
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-709.html
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もう、ご存知かと思いますが
ナムさんの、時間がある時にでも
これを取り上げてくだされば嬉しいです。
http://www.ufocasebook.com/2009/quivesman.html
マカチン・クリチャーの時も
浜辺に打ち上げられた奇妙な生き物の正体はアライグマ?の時も、すっきりした考察で楽しませてもらいました。
ニュースで見たんですが、なぜか拡大画像が見えず…
なので、今日初めて見ることができました
遺跡の跡に見えなくもない!
Googleは否定してるみたいですけど、
夢は広がりますね^^
UFO系やパラノーマル系はちょっと苦手なんですが、時間のあるときに見てみますね。
はは、隠すメリットはないから、たぶん船の航跡というのは本当だと思います。でも、かなりの宣伝になったし、もしかするとわざと航跡を残したのかも?って思ってます。