■史上最大の巨大蛇の化石発見される■
■Extinct largest snake (Titanoboa cerrejonensis)■
南米コロンビアの6500~5500万年前 (6000~5800万年前とも) の地層から、史上最大のヘビの化石が発見されました。
これは古生物ファンや巨大生物ファンにはもちろんのこと、UMAファンにとってもとても魅力的なニュースです。
UMAとしてもっとも有名な大蛇の目撃は、1906年、軍人にして冒険家のパーシー・フォーセット (or ファーセット, Percy H. Fawcett) 大佐が南米調査に派遣された際に目撃した巨大アナコンダです。
巨大アナコンダは、水上から見えた部分が13.5メートル、水中に没していた部分が5メートル超、全長18メートルを超えるまさに「大蛇」でした。
科学者にはまったく信用されていませんが、あまりの大きさに少々大げさに伝えてしまったのかもしれません。パーシー大佐はこの目撃から20年後、再度アマゾンに趣き、消息を絶っています。
さて、さすがに18メートルは少々大きすぎるような気がしますが、今回発見された巨大ヘビはそれを彷彿させるものです。
発見されたヘビの化石には、ティタノボア・セレジョネンシス (ティタノボア・セレホネンシス, ティタノボア・ケレホネンシス, Titanoboa cerrejonensis) という学名が与えられました。これは「Cerrejon (化石を発掘した地名) の巨大なボア」という意味です。
絶滅爬虫類専門家ジェイソン・ヘッド (Jason Head) と古生物学者デビッド・ポリー (David Polly) は、発見された巨大蛇の脊椎骨から生前の姿を検討しました。
そしてかれらのはじき出したティタノボアの全長は約13メートル (42.7フィート)、体重は現世最重量のオオアナコンダ (グリーン・アナコンダ) の4~5倍以上、1134キロと見積もりました。
ちなみに、1134キロという恐ろしく細かい数字をはじき出しているように見えますが、ポンドで表すと2.500ポンドとなり、実は大雑把な数字です。
「ヘビは10~12メートル以上に成長することは不可能なハズ」という「定説」を覆す大きさだけに、今後、今回見積もられた体長に反発の声が上がるかもしれません。
また、大型化したヘビのプロポーションを推測するのが難しいため、体重を推測するのも困難なようです。それにしても推定体重が重すぎるのでは?と思う人もいるかもしれません。
ティタノボアとプロポーションが似ていると思われる歴代の捕獲された巨大アナコンダを元に体重を推測してみるとします。
たとえば、8.5メートル、200キロと7.3メートル、158キロの個体のデータ (巨大動物図鑑 さん参照) を使って、単純にティタノボア・セレジョネンシスの体重を推測してみると、それぞれ716キロ (1.533x200)、891キロ (1.783x158) となり、1134キロには及びません。
これはあくまで、同じプロポーションのまま大きくなった場合の数字ですから、正確なものではありません。大型化すると重い体重を支えるために寸胴になっていく傾向がありますから、その辺の細かな修正を加えたものが1134キロということでしょう。
仮に体長、体重が多少上下したところで「史上最大」という肩書きに影響はないと思われ、このような巨大蛇が実在したことは疑いがなく、UMAとして報告される10メートル超の大蛇の話も夢物語ではないともいえます。
それどころか、この発見された個体がこの種の標準的な大きさ、もしくは大きめの個体ならともかく、「小さめの個体」という可能性も否定できません。その場合、13メートルという体長を遙かに超えるティタノボアが存在したことになり、絶滅していなければパーシー大佐が目撃したというアナコンダもあながち、、、
6500万年前と言えば恐竜が絶滅して間もない時代、巨大肉食恐竜のぽっかり空いたニッチを埋めるようにティタノボアは、当時の温暖な気候を利用して巨大化していったのかもしれません。
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-702.html
↓気に入って頂いた方はクリックして頂けると嬉しいです
人気 blog ランキング でオカルト・ホラーサイトを探す
>>FC2 ブログランキング (オカルト・ホラー)
>>人気の面白サイトを探す
(関連)
■ 誤認・絶滅動物リスト
■ 巨大生物リスト
■ ティタノボアに対抗できるワニ発見か?
■ 蛇島のボス ~ ゴールデン・ランスヘッド・バイパー
■ ボルネオで巨大サーペント、ナブー撮影される
┗ ナブーはフェイクだった!?
■ 新種のティラノサウルス ~ ピノキオ・レックス
■ 3センチのカメレオン ~ ブロケシア・ミクラ
■ 超派手なヘビ ~ リングネック・スネーク
■ 絶滅巨大ガエル ~ デビルフロッグ
■ 真・ジャイアントペンギン
■ 空飛ぶヘビ ~ フライング・スネーク
■ ヘビとモグラのハイブリッド アホロテトカゲ
■ 水上歩行するトカゲ、バシリスク
■ まるでドラゴンの赤ちゃん ~ オルム
■ 体長10センチ、世界最小のヘビ、発見される
■ UMA?実在?伝説のヘビ ファンドレフィアラ
UMA一覧へ
トップページへ
それにしてもでかいですね、
でかい蛇って暑い地方にいるんですか?
はは、ヘビというより爬虫類は変温動物ですから、やはり暖かくないと大型化は難しいんじゃないですかね。
確か、蛇はえさは丸呑みするんですよね??
古代の絶滅動物には巨大なものも多いので、
それらを食べるために徐々に巨大化・・・ってのも、
もしかしたらあったかもしれませんね。
蛇の胴体に収まるサイズの一個の心臓だと末端まで血が届かないという理屈かな
恐竜は脳と離れた下半身に補助の神経節があったというから、巨大蛇にも補助心臓みたいな器官があったりしないだろうか