■イギリス版モントークの怪物 ~ デボンの野獣■
■British Montauk Monster■
~ モントークの怪物 ~
(こちらはモントークの怪物の画像)
2008年、アメリカ、モントーク (Montauk) の砂浜に謎の死体が漂着しました。
見慣れない姿をした死体だっただけに、その正体を巡りいろいろな憶測が飛びました。
その中には「甲羅を脱いだウミガメ」だとか「遺伝子実験により創られた怪物」といったUMA特有のおかしな説も含まれています。
そして今回、謎の漂着死体が流れ着いたのはイングランドのデボン州です。
シンプルに「デボンの野獣」とか「デボンの怪物」でいいのですが、上記のような経緯もあるため「イギリス版モントークの怪物 (British Montauk Monster)」と呼ばれたりしているようです。
~ ABC? ~
この死体の体長は頭部から肋骨の部分までで約1.5メートルということなので、全体としては2~2.5メートルぐらいでしょうか。
この死体の正体はABC (Alien Big Cat, エイリアン・ビッグ・キャット) と総称される謎の猫科系UMAの一種、エクスムーアの野獣 (Beast of Exmoor) ではないか?と話題になっています。
ABCはイギリス全土で目撃が相次ぐ大型の猫科動物の総称ですが、漂着死体がデボン州に流れ着いたこともあり、かつてデボン州のエクスムーアを騒然とさせたエクスムーアの野獣と関連づけられたというわけです。
それでは死骸を見てみましょう。謎の生物、しかも噂のエクスムーアの野獣だったら嬉しいのですが、海岸に漂着したのですから、自然に考えて海生生物の可能性が高いと思われます。
謎の漂着死体はウバザメの死骸であると相場は決まっていますが、デボンの怪物は頭骨・歯・肋骨の形状からもサメでないことは一目瞭然です。同様、他の魚類でもありません。
となると、イルカやシャチなどのハクジラ類かアザラシやアシカなどの鰭脚類 (ききゃくるい) の可能性が高いと思われます。
解像度が悪いのではっきり分かりませんが、頭骨や歯の形状からハクジラの可能性はまずないと思われますので、鰭脚類のような気がします。
~ 頭骨が盗まれる!? ~
エクスムーアの野獣の正体、つまり大型猫科動物を思わせる特徴も、同じ食肉目 (猫目) である鰭脚類が正体であることを後押しします。
で、やはりというか、この漂着死体は鰭脚類ではないかと疑われるわけですが、なんと調査される前に頭骨が盗まれてしまったというのです。
写真でだいたい当たりを付けることは出来ますが、現物の調査が出来なければ断定することは出来ません。
UMAの死骸はこのように盗まれる、輸送中紛失、食べてしまったなどなくなってしまうことが日常茶飯事で、それほど驚きはしませんが、とても残念です。
と、あきらめていたところ、実はこの盗まれたというのはデマで、裏では着々とこの生物の特定が行われていました。
そして結果はあっけないものでした、ハイイロアザラシとのことです。
う~ん、正体が特定できないよう、盗まれた方が良かったかな?
<参照サイト>
● Gawker
● Mail Online
● Weekly World News
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-695.html
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余りはっきりしすぎるのもロマンがなくてよろしくないのかも知れません。
今はなんでもすぐわかっちゃうんですね。
本末転倒ではありますが少し寂しい気がします。
・・・・・・って、ハイイロアザラシかよっ!!(笑)UMAの匂いがしたのに~。だってだって、最初は「こりゃもうウバザメなんて鑑定はできっこないぞ~^^」なんて期待したのに(笑)でもそんなこと言ったらハイイロアザラシがかわいそうなので、やめます。(笑)
そうそう、UMAって突き詰めると、たいていダメなんですよ、でも突き詰めないとUMAの存在を証明することは出来ないし、ここがUMAのジレンマです。
今回のはちょっと腐敗の進行がまだまだの状態だったので、すぐ分かっちゃったみたいで、少し残念な感じですよね。
拡大された頭部以外の写真がないので、実際よく分からないんで、このまま調べないで放置しておけばUMAになり得たと言えばなり得る要素は持っていたんですけど、しっかり調べちゃいました。(笑)
今回は、簡単にハイイロアザラシだとわかってしまったんですね。残念というかすっきりしたというか、微妙な気持ちです。
はい、一応、判明したと海外サイトには載っていました。まー最初からあまりミステリアスでもなかったので、仕方ないか、といった感じですね。もっと骨が砕けたりとかしてないと、すぐに判明しちゃいますよね。