■謎の足跡 デビルズ・フットプリント(悪魔の足跡)■
■Devil's footprints■
~ 歴史ミステリー ~
1855年2月8日、真夜中に降った未曾有の大雪はデボンの町のすべてを真っ白に包み込みました。
そして、この雪が降らなければ、決して気付くことのなかった奇妙な足跡が翌朝発見されます。
道路、民家の庭、デボンの街中に、その足跡は無数にありました。
足跡の大きさは、ちょっといびつなウマの蹄 (ひづめ) を前後逆にしたようなU字型をしていました。その形と大きさから、それは「ロバの蹄」のよう、と表現されましたが、それは決してロバのものではありませんでした。
足跡の大きさは4~6センチ、間隔はほぼ22センチごとに付けられており、後肢で飛び跳ねる動物を想起させました。
伝えられるところによると、足跡の経路は非常に奇妙なものでした。
足跡が塀にぶつかると、その足跡はまるで塀などなかったように塀の裏側に続いています。
川が行く手を遮れば、川の上を歩ききったように対岸に足跡が続いています。
進路上に干し草の山があろうと、建物があろうと、同じことでした。障害物で途切れた足跡は、障害物がなくなると、途切れた直線上に現れていたといいます。
そしてそれは道路ばかりではありませんでした。民家の屋根の上や配水管の内部にまでそれは見つかりました。
障害物をものともしないその足跡の経路ですが、不思議なことに道の途中でぷっつりと途絶えているものもありました、それはその足跡の主がその場で消え失せてしまったかのように。
その足跡は広範囲にわたって発見されていましたが、当初、どれほど規模なのかは把握できていませんでした。
しかし、騒ぎが大きくなってあちこちからこの「奇妙な足跡」の報告が寄せられ、それが100マイル (160キロ) に渡る広範囲で発見されていたことが判明しました。
このミステリアスな足跡を「デビルズ・フットプリント (Devil's footprints, 悪魔の足跡)」、もしくは「デビルズ・フーフプリント (Devil's hoofprint, 悪魔の蹄)」といいます。
~ 悪魔の足跡 ~
この「足跡」が見つかったデボン州は、イングランドの南西に位置する州です。ちなみに、地質伝代のひとつ「デボン紀」はこの州の名前に由来するものです。
さて、この誰も見たことがなかった不思議な足跡、たったの一晩の間に街中はおろか、隣町でもまたその隣町でも発見されたことに不安を感じる人もいました。
今から120年ほど前という時代背景もあり、「罪深き民を捜す悪魔 (デビル)」が街中を徘徊したのだ、と主張する牧師たちさえいました。
この足跡が「デビルズ・フットプリント」と呼ばれる所以 (ゆえん) もこのためです。
しかし、いくら今よりも時代がかった考えが通用するにしても、ほとんどの人はそういったオカルト的な考えには同調することなく、足跡の謎を探ろうとしました。
足跡が存在する以上、これは「実体を持つなにか」がつけたはずである、と。
この足跡を巡る謎に迫ってみましょう。
謎の足跡 デビルズ・フットプリント Part2 に続く
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