■アルゼンチンでノームが撮影される■
■'Creepy gnome' terrorising Argentinian town■
(2008年3月アルゼンチンで撮影されたノームの動画
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
~ 消えたノーム ~
アメリカ、アーカンソー州に住む一人の女性が、自分の庭に7人の小人 (ノーム, gnome) のオーナメントを飾りました。
しかし、ある日の朝のこと、新聞を取りに外に出ると、そこにはあるはずの小人たちのオーナメントがなくなっていることに気付きます。
女性は警察を呼び調べてもらいましたが、小人を盗んだ人物に関する手がかりは何一つつかむことができませんでした。警察はまた買い直した方が良いよ、とアドバイスし帰って行きました。
その事件から数日後、彼女のポストに、ハワイから1枚の絵はがきが届いていました。そのはがきには次のように書かれていました。
「僕たちは環境を変える必要があったんです。ハワイは美しい、とてもすてきな時間を過ごしてますよ。ノームより」
一読して彼女は頭に来ました。オーナメントを盗んだ人物が、彼女をからかっているのだろうと。
しかし、消印を見てみるとそこにはマウイ郵便局のものが押してあります。いたずらにしては手が込んでいます、彼女はちょっと混乱してきました。
それから2週間が経ちました。玄関のベルが鳴り、彼女が玄関の扉を開けてみると、そこにはハワイアン・シャツを身にまとった小人たちがいました。
~ ノーム ~
(管理人のお気に入り、子供向けホラーGoosebumpsシリーズ
高校生以上なら英和辞書なしでも十分読めます)
愉快犯の仕業?、それとも本当に小人 (ノーム) たちがノコノコと自分で歩いて、、、
いろいろと想像を巡らしてしまう興味深い話ですが、実はこれ、アメリカの都市伝説です。愉快犯であれば十分可能なイタズラですし、ノームの存在を信じている人にとっては夢のある話でもあり、何となく信用してしまいます。
昼間見ると滑稽でかわいらしいノームも、夜に見ると物言わず庭にたたずむ様子は少々不気味にうつったりします。
そこに目をつけた Goosebumps (グースバンプス) シリーズでおなじみのスタイン (R. L. Stine) は、同シリーズで、人々が寝静まった夜に動き出すノームのホラー小説 "Revenge of the Lawn Gnomes" という本を書いています。
さて、このノーム (gnome)、日本では単純に「小人」と訳されることがしばしばありますが、ドワーフ (dwarf) やエルフ (elf) などもみな「小人」と訳されることも多く、区別がつきません。
ノームを他の小人と差別化する日本語に「地の精」という呼び方があります。呼び名の通り、地を司る精霊で、高い知性を持つと信じられています。
~ アルゼンチンのノーム ~
(2008年10月アルゼンチンで撮影されたノームの動画
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
ノームに限らず、妖精といえばヨーロッパですが、ヨーロッパから地理的にずいぶんと離れた南米、アルゼンチンでノームが出現した、と話題になっています。
はじめてノームが現れたのは2008年3月のことです。アルゼンチン北端に位置するサルタ (Salta) という町で、悪ガキが夜につるんでいると、なにやら黒い生き物がひょこひょこと道路脇から現れます。
この撮影されたノーム、人間の子供ぐらい?の大きさでとんがり帽子の黒装束を身をまとい、深夜の道路を徘徊、というかカニみたいに横歩きしています。
携帯で撮影されたものだそうで、このノームが映っているのは動画最後の数秒足らずです。
そして今回 (2008年10月)、またもアルゼンチンにてノームが撮影されました。またも悪ガキたちがつるんでいます。
なぜ故に、夜中に男同士で手をつないでダンスしているのか、という方に目を奪われがちですが、メインはかれらではありません。
(すてきなダンスシーンも見ることができます)
道路脇から黒いやつが出てきたかと思うと、得意のカニ歩きで道路を横断しています。
映像は前回のものよりもさらに粗く、芸術的なピンぼけでかろうじて動き (カニ歩き) のみ分かるといった程度です。
民話に出てくるような、人間がコスプレ不可能の10センチぐらいのノームであればいいのですが、この大きさですと十分人間が扮装できます。
加えて、老人のような顔を持つといわれるノームですが、KKKのような格好で顔も見えませんから、ドワーフでもエルフでも何でもよく、ノームと呼ぶことすら疑問を感じさせます。個人的にはUMA風に「カニ男」でもいいと思っています。
人間で演技可能=フェイク、とは決めつけられませんが、これだけの映像では判断はできません。次回の撮影は是非近寄って撮影してほしいと願うばかりです。
ちなみにこの「ノーム」という言葉は、小人人間「ホムンクルス」を実験により作り上げたと主張した、錬金術師パラケルススが作った言葉で、実は歴史の浅いものなのです。
<参考文献>
● Urban legends (Craughwell)
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-669.html
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ノーム人形の話って面白いですね。なんか映画「アメリ」を思い出します。このエピソードからきているんでしょうね。
それにしても動画の真偽はともかく、夜歩いていて突然コイツに出会ったら、間違いなくオシッコ漏らしちゃうかもしれません。
>間違いなくオシッコ漏らしちゃうかもしれません。
我慢してください(笑)
それにしてもファンタジー世界の住人である妖精ノームならともかく、UMAであるとするなら、ヨーロッパからそのサイズの生き物がやってきて南米に住み着いたとは考えづらく、実在するとしてもヨーロッパで「ノーム」の名で呼ばれていたUMAとは別物と考えた方が良いでしょうね(土着の人々の伝説に、もっと相応しい名称があるかもしれません)。そういえば、以前もチリかどこかで公園を歩いている小型人型生物が動画に撮られたという話題があったかと思います。
ところで旅行するノーム人形の都市伝説ですが、それがいつごろ成立したものかは寡聞にして知らないのですが、似たような事件は実際に起こっています。以前「奇跡体験アンビリバボー」というTV番組でも紹介されていたのですが、ある老夫婦の庭に置いてあったカエルの置物が、ある日突然姿を消し、その後世界のあちこちからカエルの写真と共に手紙が届くようになったというものです。
この話にはなかなかハートウォーミングな結末がつくのですが、詳しくは下記のサイトを参照してください。
http://blog.livedoor.jp/soleil8117/archives/51168111.html
ノームは、個人的にファンタジー物に出てくる四大精霊の一人というイメージですから、このようにUMA扱いされるのは驚きです。
アンビリバボーは1ヶ月に1回、見るかどうかというレベルなのでこの話は知りませんでした。
ところで、南米のノーム、たぶんガーデン・オーナメントのノーム (もしくはドワーフ) は必ずとんがり帽をかぶっているので、シルエットからノームといわれているんだとは思います。
ちなみにチリの小型ヒューマノイドは一応このブログでも記事にしています。あれはなんなんでしょうかね~
そうですね、これ、ぶっちゃけUMAじゃないですね、UMAは野生動物に限りますから。ただ、たまーにありますよね、神話系の生き物が実在した!っていうケース、一応そういうのも紹介しています。