■ジョージアのビッグフット ~ 崩壊編■
■Georgea's Bigfoot■
※ ジョージアのビッグフット ~ 疑惑編 の続きです。
~ パロアルトの会見 ~
カリフォルニアのパロアルト (Palo Alto) に記者たちを呼んで、公式記者会見を開いた2人の発見者、マシュー・ウィットンとリック・ダイアー、そしてビッグフットの権威、トム・ビスカルディ。
ジョークを交えながらも真摯 (しんし) に受け答えするマシュー。
(会見を行うリックとトム)
しかし、当初予定していたビッグフットの存在を示す「新たな写真」も「DNA鑑定の結果」も公表されることはありませんでした。
いったいどうなっているのでしょう?
ビッグフットの「現物」を持っているにしてはあまりに頼りなく、疑惑は深まっていきます。
~ 加速する疑惑 ~
そしてこのただ1枚の写真からも、「市販されている着ぐるみ」ではないか?との憶測が流れ始めます。
それをさらに加速させるる情報が入ります。
ハロウィンなどで使う変装用の着ぐるみを扱っている TheHorrorDome.com のオーナー、ジェリー・パリノ氏 (Jerry Parrino) から連絡が入ったのです。
「あのビッグフット、うちで作ってる着ぐるみ じゃないスかね?」
(サスカッチの着ぐるみ、約5万円)
一抹の不安を感じさせますが、獣人系のUMAであれば、着ぐるみ説が流れるのはそれほど珍しいことではありません。
トムはこのビッグフットの独占調査権利に、マシューとリックへ5万ドル (約550万円) 支払ったとの噂があります。もしそれが本当であれば、ぬいぐるみなんて許せるものではありません。
だいたい、現職警官であるマシューが、そんなバッタモンをつかませるとは思えません。トムもそれほど心配してはいなかったでしょう。
トム・ビスカルディは、ビッグフットの分析専門家、スティーブ・カルス (Steve Kulls) に調査を依頼しており、まもなくスティーブのもとに例のビッグフットが搬送されてくることになっています。
まもなく氷漬けのビッグフットが到着しました、待ちに待った「本物」のビッグフットとのご対面です。
スティーブ・カルスは氷漬けのビッグフットを一見して、頭部に妙なへこみがあることに気付き、いやな予感がしたといいます。
死骸を傷つけないため、自然解凍を待つ二人。最初に氷から姿を現したのは足の部分だったといいます。
カルスは氷から顔を出した足を触り、それが生物でないことを瞬時に悟りました。それはゴムで出来ていたのです。
それは氷漬けにされた「ビッグフットの着ぐるみ」でした。
(※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
いよいよ窮地に立たされた発見者の2人、マシューとリック、この後とった意外な方法とは?
~ 崩壊 ~
(エンターテイナー、マシュー&リック)
UMAの発見者は、写真撮影後、現物を誰にも見せず逃げ切る方法があります。
1.紛失した
紛失されるUMAも少なくありません。キャディ の骨は紛失といわれています。何を言われても紛失したの一点張りで、ないんだから仕方がない。疑わしいけど現物ないし、もうどうでもいいや、と世間が忘れてくれるのを待つ方法です。
2.盗難された
1と似ていますが、こちらの場合、盗まれているので、少しばかり同情を買うことも可能です。しかし、盗まれた経緯などを説明するのは面倒くさいともいえます。 たとえば ファングド・バードなどが盗難のケースといえます (実際には盗まれていなかったのですが) 。
3.食べてしまった
モケーレ・ムベンベ、ツチノコ 等に見られる、発見したけど食べちゃった、だから証拠がない、という豪快な荒技です。
しかし、彼らはこれら一般的な方法を選択しませんでした。スティーブとトムの元に「ゴム製のビッグフット」を送りつけてしまったからです。もはや手の施しようがありません。
マシューとリック、二人はこの窮地を、いかにして乗り切ろうというのでしょう?
青ざめるトム・ビスカルディ、会見を行った高級ホテルでおそらく、くつろいでいるであろうマシューとリックにすぐさま連絡を入れました。
トムの電話を受けたマシューとリックは拍子抜けするほどあっさりフェイクを認めました。
そして彼らは完全に開き直りました。
(平然とフェイクを暴露する、マシュー)
(信用してる人なんていないでしょ、と笑顔を絶やさぬリック)
最悪です。
今回のビッグフット騒動、怪しいながらも信じられていた理由のひとつは、彼らの職業 (現職警官&元刑務所守衛) があったことは言うまでもありません、しかし、フェイクが表沙汰になった現在、彼らの職業はマシューが「元警察官 (現在プー)」、リックが「カー・セールスマン」に変更されています。
ちなみに、TheHorrorDome.com で売っている DELUXE SASQUATCH COSTUME (デラックス・サスカッチ・コスチューム, 「サスカッチ」とは、ネイティブ・カナディアンのビッグフットの呼び方) の価格は$449.99、現在の為替レートで、だいたい5万円といったところです。
今から半世紀ほど前に、今回と似たような騒動がありました。ミネソタ・アイスマン です。
(通称ミネソタ・アイスマン)
興行師、フランク・ハンセンが氷漬けの獣人の死骸を、カーニバルの見せ物に使い見物料を稼いでいました。
アイスマンの氷を溶かされることはなく、人前に現れては消え、忘れた頃にまた現れるといったフランクの手腕は絶品で、いまだにミネソタ・アイスマンの正体は謎に包まれたままです。
時代が違うとはいえ、マシューとリックにフランク・ハンセンほどの力量があれば、ジョージア・ビッグフットももう少し長く楽しめたかもしれません。
<参照サイト>
● FOXNews.com
● The Sope-Bocks
● The Age
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-653.html
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BBCのエイプリルフールネタも嘘って書いてある部分消されて伝わるし…
いつまで経っても水晶ドクロが信じられてるし…
ただ最近のネタはネットでずいぶん広がるし、ログも残っているので、UMAになりにくいかもしれませんね。
世間騒がせた罰としてこの二人には
1週間この着ぐるみ着せて ビッグフットとして生活させるのはどうでしょうw
こんだけ世を騒がしておいて!!笑
マシューとリックは最初から開き直るつもりで会見に出たんですかね。それともバレるとは思ってなかったとか?(そんなバカな)
ナムさんが上手に記事を作ってくれたから笑っていられますけど、普通に聞いたらめっちゃムカつく~~\(*`∧´)/
でも着ぐるみ屋さんの何気ない一言、ナイスッ♡笑
はは、すんごい開き直り。1週間も持ちませんでしたね。噂では金儲け、みたいに言われていますが、本当にお金を受け取ったかどうかは分かりません。こんな騒動になるとは思っても見なかったんじゃないですかね?
本当にお金儲けが目的だったのかどうかは分かりませんが、少なくとも大騒ぎを楽しんでいた感じはありますね、マシュー&リック。
実際の所、批判はそれほど強くはなく、「あきれている」感じですかね、あと、純粋に、短い間だけど楽しめた、という感想もあるようです。まじめな日本でこれをやったら袋だたきにあいそうですけどね(笑)
分かってはいたけどちょっとガッカリw
やはりこう言うニュースは偽物だと分かっていてもささやかな希望を持ちますよねw
しかし、開き直りとはww
着ぐるみを冷凍して送りつけるぐらいだから最初からジョークのつもりだったのでしょうか?
それにしても、ビッグフットは本当に存在するんでしょうかねぇ~?
こんだけ広い世界10匹ぐらいいても不思議じゃないのにw
>写真やDNA鑑定の結果を公表すると言っていましたが、もし会見を開くにしても、
「あれはジョークですよ」
といった告白の場になる可能性がありま>す。 >
が見事に当たりましたね。
しっかし、王理さんのコメントに賛同です。別にジョークは何も罰則は受けないのかな?
しかしこういう輩が居るからいつまでもUMAはキワモノ扱いされるんですよね。
彼らは今後は狼少年扱いされて、何を言っても「ああ、あいつらが言ったことだろ」と信用されないような社会的罰を受けるんじゃあないかしら。
実際こんなのが野生にいたらすぐ息切れして休みっぱなし?
しかも開き直りって・・・新しいパターンですよね!
この分じゃ、アイスマンも偽者なのでしょうか?
イギリスなどではプラクティカルジョークという、この手の冗談を楽しむ文化が根付いているので、この手の捏造には鷹揚なようです。今でもエイプリルフールの新聞には罪のないウソ記事が載ったり(日本のような「これはウソです」という断り書きもなく)するそうですし、動物園で死んだ大蛇の死骸をわざわざネス湖湖畔に捨てて騒がせたりということも有ったようです。要するに、常識のある人間なら明らかに怪しいものは自分で判断できるだろうから、実害の無いウソなら楽しめというスタンスのようです。20世紀初頭には英国艦隊を騙したニセのエチオピア皇帝もいたとか。
この二人もあっさり実物の調査に応じた態度や、発覚後のコメントから見ると、(噂どおり調査権を売ったとすれば問題ですが)金儲けというよりは一発ネタのジョークのつもりだったのでしょう。そういう点では姿をくらましながら興行を続けたフランク・ハンセンより良心的かもしれません。
UMAファンとしてはもう少し上手く演出して、長く楽しませてほしかったというのが本音ですが、たぶん根底の発想が違ったのでしょう(ネタ晴らしが無いとジョークになりませんし)。
最初から騙すつもりでやっていたなんて、ひどいっすね・・・
あまりにもあっさりとしすぎていて本当にあきれてしまいますね^^;
しかし、人々を騙すためにUMAを使うってのは正直言ってやめて欲しい・・・
ほんとね、10匹ぐらいいてもいいモンですけどね。いるとしたら繁殖を考えてもっといないといけないですけど、いて欲しいものですよね。
で、確かに着ぐるみを冷凍して送りつけるというジョークなんですが、トム・ビスカルディにはジョークで済んだんでしょうか(笑)
開き直ったのはぬいぐるみを送りつけて、ビスカルディから電話があってからだったようです。
しかし、ビッグフットの権威、ビスカルディがこの写真を信用したのは、、、
周囲のあまりのプレッシャーに白状したのか、最初からそのつもりだったのか、僕としては許せますけどね(笑)
まーキリスト教文化圏はエイプリルフールに寛大ですし、少なくとも日本人よりはきついジョークにも寛容ですよね。ぼくは、退屈な毎日に刺激を与える騒動として、これはこれで悪くないと思います。
で、確かに、(仮にミネソタ・アイスマンが偽物だとして)たちの悪さからいけばフランク・ハンセンのほうが金儲けがうまく、姑息だといえますよね。ただ、至近距離の観察をへてもさらにだまし通した手腕など、長い目で見ると、オカルト的な楽しさは結果的にはフランクの方に軍配が上がります。実際、50年経っても、世界中のUMA関連の書物やサイトに載っているぐらいですからね。
ちなみに、今回のジョージア・ビッグフット、アメリカではおおかた許されているようです。
確かに最初からだますつもり、というのはビッグフットファン、UMAファンにはきついジョークですね。
UMAはもともと未発見の野生動物を扱うカテゴリーにもかかわらず、オカルトに分類されてしまうのも、こういったことがあるから、というのは否めません。
ですが、まー、今回は写真の精度も最初から悪かったですし、笑ってすませましょう(笑)
次は1から作り上げるくらいはしてほしいかな。
送ろうと思って梱包していたら、突然甦って逃げてしまいました。
ワタクシたちはあっけにとられて、追いかけることができませんでした。
5.すりかえられた
え?ワタクシたちは本物を送りましたよ?
きっと公表を妨害する謎の組織の仕業ですよ。
今回の場合、5.なら信じてもらえた・・・ワケありませんね。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080831.html
マシューは最初からプーだったのを隠していたのでしょうか????
調べれば現職の警察官なのかどうかはわかりそうなものですが……??