■ジョージアのビッグフット ~ 疑惑編■
■Georgea's Bigfoot■
(通称”パターソン・フィルム”のビッグフット)
~ 社会的信用 ~
もっとも有名な ネッシー の写真、というより、もっとも有名なUMAの写真といえる「外科医の写真」は、外科医 (産婦人科医) のロバート・ケネス・ウィルソン (Robert Kenneth Wilson) によって発表されました。
しかし、実際のところこの写真は、マーマデューク・ウェザラル (Marmaduke Wetherell) がいとこのクリスチャン・スパーリング (Christian Spurling)、そして息子のイアン・ウェザラル (Ian Marmaduke) と共に、おもちゃの潜水艦を使って撮影したフェイクでした。
(ウィルソンの外科医の写真)
かれらは自分たちが発表したところで信じてもらえないだろう、そこで友人であり医者であるウィルソンに頼み、彼が撮影したということにして発表しました。
かれらはウィルソンの「医者」という肩書きが、社会的信用を得られやすいことを利用したのです。そしてそれはまんまと成功しました。
「医者が嘘をつくはずがない」
~ 警官、マット ~
世界を震撼させたビッグフットの死骸発見騒動、通称、ジョージア・ビッグフット。
怪我で休職中のマシュー・ウィットン (Matthew Whitton) さんは、友人でありビジネス・パートナーである元刑務所護衛官リック・ダイアー (Rick Dyer) さんとジョージア州の森の中でビッグフットの死骸を発見しました。
かれらは、ビッグフットの死骸を発見したとき、他数匹の (生きている) ビッグフットも見かけたといい、この地区のビッグフットたちを守るという名目で死骸を回収した詳細な発見現場は公表しませんでした。
ネット上に公表されたのは、よく分からない死んでいるビッグフットの写真1枚。
発見者の二人は、カリフォルニアのパロアルト (Palo Alto) で会見を開き、他の写真やDNA鑑定の結果など、このビッグフットの死骸が「本物」であることを証明する、と約束しました。
~ 疑惑 ~
(今回発見された「ジョージア・ビッグフット」)
後にも先にも北米大陸にたどり着いた大型類人猿は存在しないことから、その目撃の多さににも関わらず、その正体は謎であり、かつ存在は懐疑的にとらえられています。
今回のビッグフットの写真を見せられコメントを要求されたジョージア州立大学の生物学者、トム・ネルソン (Tom Nelson) は、一笑に付しています。
「(今回のビッグフットの発見は) 哺乳類学を震撼させる出来事です(笑)」
公表された写真はただの1枚、矛盾のあるマシューのコメント、北米大陸に存在する大型類人猿の可能性、それらを考え合わせると、この写真の信憑性はあまり高いものとはいえません。
しかし、敢えてこの写真に信憑性を与えるとしたら、それはマシューが「警官」という肩書きを持っていることではないでしょうか?
ネッシー写真の撮影者、ウィルソンが「医者」であったのと同様、マシューの「警官」という肩書きは、世間一般には比較的信用を得られやすい「材料」となります。
~ パロアルトの会見 ~
(窮地に立たされる、警官マシュー)
カリフォルニアのパロアルトで会見をすると宣言していたマシューですが、本気で言っていたのでしょうか?
写真やDNA鑑定の結果を公表すると言っていましたが、もし会見を開くにしても、
「あれはジョークですよ」
といった告白の場になる可能性があります。
意外なことにマシュー、そしてリック、ビッグフットの権威、トムはパロアルトに姿を見せ、いたってふつうの会見が開かれました。
しかし、このときの会見で発言されたときの内容は、ビッグフットの死骸を発見した直後のインタビューと矛盾があり、いよいよ疑われ始めます。
たとえばこの発言。
「わたしはビッグフットを長い間、追い求めてきました」
といっていたマシューですが、このときの会見では、
「わたしたち (マシューとリック) はもともとビッグフット・ハンターではありません」
そしてついに、、、
ジョージアのビッグフット ~ 崩壊編 に続く
<参照サイト>
● FOXNews.com
● The Sope-Bocks
● The Age
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-652.html
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