■モントークの砂浜に打ち上げられた謎の怪物■
■Montauk unknown creature■
~ UMA発見? ~
面倒くさいので全部書き直します。
~ モントーク・モンスター ~
ニューヨーク、ロングアイランドのモントークの砂浜に、謎の怪物死骸が打ち上げられたと評判になっています。
体つきを見る限り、哺乳類と思って間違いありません。しかし、不思議なことに口元がクチバシ状になっています。
クチバシのある哺乳類はカモノハシぐらいしかいませんから、これはUMA (未確認生物) でしょうか?
~ 極秘の動物実験により誕生 ~
(ニューヨーク沿岸のロングアイランド)
モントークの沖合いには小島、プラムアイランドがあります。このプラムアイランドにある研究施設が動物実験を繰り返し、この怪物を誕生させたのではないか、という羊男さながらのすごい噂があります。
そもそも、そんな研究施設があるのか?と疑念が沸くでしょうが、実はプラムアイランドにはプラムアイランド動物疫病センターが実在します。
動物実験の犠牲となったこの怪物は施設を抜け出したものの、八方塞 (はっぽうふさがり) の小島から脱出することはできず、海を渡ろうと決意したのでしょう。
しかし、本土に渡るにはあまりに海は過酷でした。力尽きた怪物は生きて本土の土を踏むことはできず、遺骸となって本土の砂浜に流れ着きました。
野山を駆けめぐる夢は叶わず、みすぼらしいその姿を衆目にさらすことになります。
無念この上ないでしょう。
~ くちばし ~
UMAが現れると、上の話のように「極秘の動物実験により、、、」「極秘の遺伝子実験により、、、」といった噂が必ずといっていいほど持ち上がります。
こういった話は嘘と分かっていても楽しいものです。が、そんなB級のSFじみた話を登場させるほど、モントークの怪物は奇異な存在でしょうか?
だいたい、国家が極秘に実験しているにしてはおそろしくスケールが小さく、意図も分かりません。しかも逃げられてるし。
極秘任務に就いているはずの施設職員の能力が低すぎます。バカなんじゃないかと。
それでは施設職員があまりにかわいそうです。冷静にモントークの怪物を見ていきましょう。
頭部だけを見るとまるでウミガメのようですから、「犬と海亀のハイブリッド生物」などと形容しているサイト (海外) も存在します。 中には「海亀の甲羅が取れたものではないか?」との珍説もあります (亀の甲羅は外すことができません)。
誰でも簡単に画像を加工できる時代ですから、フェイク写真説も根強いのですが、この怪物、よく見るとそんなとんでもない姿をしているわけではありません。
体毛がないことと、口元がクチバシ状になっており、さらにクチバシに歯が生えているように見えることから、奇妙に見えるのです。
大きさがわからない上、体毛がありませんし、目も閉じてしいます。大きさを無視して、全体的な印象、細長い尻尾などを見ると、齧歯類 (げっしるい, ネズミの仲間) の胎児かなんかに見えます。
体つきはまるっきり哺乳類ですから、これが本物のクチバシであれば確実に新種の動物となります。
しかし、よーく見ると、クチバシ状に見える部分は皮膚がなく、頭骨が露出している状態のようです。これはつまり、頭骨の一部がクチバシに見えているだけの可能性があります。
~ ネズミですか? ~
細長い尻尾を持っており、ネズミっぽい印象を受けます。齧歯類の胎児でしょうか?
解像度の高い写真があったので、そちらで口元をちゃんと見てみると歯の並びが齧歯類とは全く異なることがわかります。
齧歯類ですと上下の門歯 (前歯) と奥歯の臼歯の間に大きく隙間 (歯のない部分) があります。
(カピバラの頭骨)
が、このモントークの怪物、少なくとも下あごに犬歯があるようです。前歯から奥歯まで隙間なく歯が生えそろっています。ということで、これは齧歯類ではありません。
また、はっきりしませんが、首のあたりに毛が残っているように見えます。
もしこれが本当に毛だとすれば、皮膚病などにより毛が抜け落ちた、腐敗して抜け落ちた、人為的に毛皮をはぎ取られた、といった可能性が考えられます。
この写真1枚で断定はできませんが、どうもクチバシは頭骨の露出によりそう見えているだけ、また毛がない動物ではなく、毛が抜けたかはぎ取られた可能性がある、と見ることができます。
謎であったクチバシと体毛、この2つの部分の謎が解けかけています。
~ それでもUMAか? ~
さあ、それを踏まえて考えて、この生き物はいったいなんでしょう?
それを踏まえてもUMAかもしれません。
しかし、普段見慣れている動物でも、毛皮がないとまったく別の動物に見えてしまいます。
中途半端に頭骨がむき出しになり、見えているのは歯の一部、皮膚も焼けただれており、いったい何の動物かわかりません。
ここまで書いて限界に達し、もう一度海外のサイトを手当たり次第に調べてみると、、、
~ トリック? ~
正面写真が存在していました。
やはりクチバシではありませんでした。頭部の先端は骨が露出しており、鼻孔の穴も確認できます。
下あごには犬歯が確認でき、体毛もまばらに残っているのが確認できます。
最初に公表されていた写真は、クチバシ状に見えるようにうまく撮影されたもので、ある意味トリック写真といえるでしょう。
(アライグマ説をもとに加工されたモントークの怪物)
おそらくはアライグマとの見解 です。しかし、アライグマであれば上あごに立派な犬歯が生えているはずですが確認できません。
というわけで、モントークの怪物の正体は「上あごの犬歯が欠け、毛が抜け落ちたアライグマの死骸」の可能性が高い、ということになります。
といってもあくまでそれは可能性のはなし、そう思うかどうかは皆さんの自由です。UMAと信じるのもいいでしょう。
参照サイト
● ライブドアニュース
● Zimbio Pilot
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-645.html
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ぜひ続報お願いします~
なんなんでしょうねー
印象を受けますね・・・・。
追加記事楽しみに待ってます!
泳ぎ疲れて浜辺で寝そべっている海水浴客のようなポーズですな。
日焼け止め塗りましょうか?みたいな。
すみません。考察でもナンデもないですね。
UMAファンはガッカリですかね。
ひっくり返した体の半分にはまだ毛が残ってますし、日光によって焼けただれていないので皮膚も白っぽいですね。
ほとんど当たりです。
で、おなか側から見ると、確かに結構太ってるんですよね。(笑) なんか全然違う印象で、ちょこっとがっかり。
がありますね(笑)
アライグマでしたか!
んっ!?でも犬歯が抜けてるんですよ
ね?
そんな丁度よく抜けるものでしょうか・・・。
どうして、こんな哀れな姿になったのか、本当は何の生き物なのか知りたいです。
あと犬歯が抜けている、というか欠けている、といった感じですね。頭部前面の損傷が激しいですから、欠けちゃってもおかしくはないと思います。
死んでいてかわいそうなんですが、肉付きがいいためか、あまり悲壮感が漂っていないんですよね。