■犠牲者300人!殺人クロコダイル グスターブ■
■Killer crocodile "Gustave"■
(ナイルワニ)
~ 人喰いナイルワニ ~
グスターブ (or ギュスターヴ、グスタフ, Gustave) とは、中部アフリカ、ブルンジ共和国に棲息する巨大なナイルワニに付けられたニックネームです。
グスターブの名付け親であり、グスターブを長年追い続けているフランス人ナチュラリスト、パトリス・フェイ (Patrice Faye) によれば、グスターブはルジジ川 (Ruzizi River) とその川が流れ込むタンガニーカ湖を中心に棲息しているとのことです。
(ブルンジ共和国とタンガニーカ湖)
目撃情報から、体長は6メートル、体重は1トン前後と見積もられており、その巨体をフルに活用して、漁師や地元の住民たちを次々に襲っているといわれています。
パトリス・フェイによると、グスターブがもっとも危険なのは、繁殖期にルジジ川を離れるときだといいます。
ある年、フェイがグスターブが辿ったであろう道筋を調査したところ、グスターブが通った3つの村で17人の犠牲者が出ていたことが判明したといいます。
(パトリス・フェイ もちろん手前)
一説には、グスターブの犠牲者はトータルで300人にも及ぶといわれていますが、フェイの調査が正確な数 (1年で17人) であれば、このペースで人間を襲った場合、20年足らずで犠牲者は300人を超えますから、現在60歳ぐらいといわれるグスターブであれば十分可能そうです。
しかし、本当に17件とも同一のワニだったのか等、フェイの調査がどこまで正確なものか疑問が残ります。
また、ふつうに考えて一匹のワニが300人も人を襲えるものかという疑問もあり、おそらくこの数は都市伝説的に誇張されたものでしょう。
~ 特定できるか? ~
(グスターブの写真らしい、、、)
そもそも、グスターブとその他のナイルワニを、大きさ以外で見分けることが出来るのでしょうか?
巨大なナイルワニに襲われた事故を、すべて「グスターブ」のせいにしている可能性はないでしょうか?
ヨーロッパには、人食いナマズ「殺し屋クノ」の伝説があります。
「クノ」とは、ヨーロッパオオナマズのひとつの個体につけられたニックネームですが、大きさ以外、決定的な特徴はないため、大きなナマズはすべて「殺し屋クノ」になってしまいます。
そのため、以前に「殺し屋クノ」が捕まったと大騒ぎになったときも、本当にそれが伝説の巨大ナマズなのかどうか、結局分からずじまいでした。
(巨大ワニスライドショー イリエワニ他
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
グスターブにもこのような心配がありそうですが、かろうじて見分けがつくようです。
というのも、グスターブは以前に人々を襲ったときにライフルで撃たれ、体に傷跡があるといわれているからです。捕獲さえ出来れば、「グスターブ」と特定することは可能でしょう。
とはいえ、巨大なワニに追いかけられている最中に、傷跡の有無を確認できるとは思えず、いくつかの巨大ナイルワニが「グスターブ」として語られている疑いは払拭できません。
(ブルンジにある「ワニ注意」の標識)
ちなみに、パトリス・フェイはグスターブ捕獲に懸命ですが、決して彼を殺そうとしているわけではありません。
小さなブルンジ共和国から「グスターブ」の脅威を取り除き、グスターブはどこか別の地で保護したいようです。
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