■アマゾンの巨大ナマズ ピライーバ■
■Piraiba■
~ 巨大ナマズ Part III ~
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~ アマゾン最大の巨大ナマズ ~
アジア代表のメコンオオナマズ、ヨーロッパ代表のヨーロッパオオナマズ (ウェルズ・キャットフィッシュ) に続き、今回は南アメリカ代表、アマゾンの巨大ナマズ、ピライーバです。
世界で軽く2000種を超えるといわれるナマズの仲間ですが、その約半数がアマゾン流域に生息しているといわれます。
アマゾン川にはピラルクなど淡水魚の最大クラスに成長する魚もいますが、ナマズもまた巨大です。
アマゾンのナマズは種類が多いだけに巨大なものも数多く見られますが、その中でもメコンオオナマズ、ヨーロッパオオナマズに一歩も引けを取らない巨大ナマズがピライーバです。
ピライーバ (Piraiba) と呼ばれるこの巨大ナマズはアマゾン全域に生息し、最大3.6メートル、300キロ以上になるといわれています。
ただし、公式的なナマズの最大記録は、比較的最近捕獲されたメコンオオナマズの2.7メートル、293キロですから、ピライーバの記録は参考記録です。
(※ ピライーバの公式記録は、2.5メートル、180キロといわれていますが、この記録も、、、)
(このピライーバで2.28メートル
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~ 人間も丸飲み!? ~
ヨーロッパオオナマズのUMA的存在である伝説の怪魚「殺し屋クノ (Kuno the killer) 」は人間の子供を丸飲みした、など「人食い」の伝説がクローズアップされますが、このピライーバもまた、殺し屋クノ同様、人間の子供を食べた、などと噂されています。
クノ同様、「人食い」は、おそらく一種の都市伝説と考えた方が無難でしょう。
ピライーバに限ったことではなく、巨大なナマズの大きな口を見れば、物理的には人間の子供ぐらいは入ってしまいそうなため、そういった人食い伝説が生まれるのではないかと思われます。
特に、ピライーバは背中が隆起しており、シルエット的にはサメを彷彿させる流線型の体型が特徴であり、「サメに似ている=人食い」みたいなのも一役買っているかもしれません。
実際、遊泳中に2メートル級のピライーバが向かってきたら、かなり怖いでしょう。
ちなみに「真の殺人ナマズ」は巨大なピライーバでもヨーロッパオオナマズでもジャウー (「アマゾンの人食いナマズ」と呼ばれるナマズ) でもなく、小柄なナマズ「カンディル」だといわれています。こちらについてはまたの機会に紹介します。
~ 出世魚 ~
話をピライーバに戻しましょう。
現地の人にとっては食料としても非常に重宝がられている魚で、特に幼魚が美味しいといわれています。
現地では、ピラティンガ (Piratinga)、ラウラウ (Lau-lau) 、クマクマ (Kuma-kuma) などたくさんの呼び名がありますが、この美味しい幼魚のピライーバを「フィリョッチ」と呼び区別します。
「フィリョッチ (filhote)」とはずばり「幼魚 (youngster)」の意で、150ポンド (約67キロ) 以下のピライーバをこう呼びます。
それ以上に成長すると晴れて真の「ピライーバ」に昇格するというわけで、いわゆるナマズ界の「出世魚」です。
残念なことに、現在では乱獲により数はかなり減ってきているようです。
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