■1トンの超巨大ネズミ ~ ジョセフォアルティガシア■
■Josephoartigasia monesi■
エテポンゲさんに教えてもらった話題です。どうもありがとうございました。
~ スーパーラット ~
近年、都心ではスーパーラットなるネズミが話題となっています。
名前に「スーパー」とついていていかにも凄そうなネズミですが、そんな名前のネズミがいるわけもなく、都心に住み着いたクマネズミのことです。
殺鼠剤 (さっそざい) に抵抗力を持ち、かつ非常に学習能力も高く駆除をするのが非常に困難なためスーパーラットなる愛称で呼ばれています。
樹上生活を得意とするクマネズミはビルの高層化に伴い生息域を広げ、さらに都合がいいことに、天敵であるイタチやヘビなどが都心に棲息できるわけもなく、数はみるみる増えていきました。
スーパーラットの出現は、人間の自業自得といえばそれまでの結果です。
このスーパーラット、猫並の大きさがある、いや、猫より大きいなど都市伝説的にその大きさまでもが誇張されていますが、今回はスーパーラットなど話にならない巨大なネズミのお話です。
~ 新種の超巨大ネズミ ~
(こちら、インドネシアで発見された新種の巨大齧歯類
今回の記事とは何の関係もありません。
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
でっかいネズミといえば800万年前に棲息していた3メートルの巨大モルモット、フォベロミス・パッテルソニが思い浮かぶかと思いますが、ヤツよりも大きなネズミが新種として登録されました。
その巨大ネズミの学名は "Josephoartigasia monesi" といい、この上なく覚えにくい名前でジョセフォアルティガシアとかヨセフォアルティガシアとかそんな発音でしょうか。はっきりしたら書き直します。
この巨大ネズミは400万年ほど前に南アメリカ大陸に棲息していた齧歯類で、体長は先に挙げたフォベロミスと同程度の3メートルぐらいですが、推定体重は破格の1トン近くあります。大きな個体は2.5トンに達したのではないか、などともいわれています。
フォベロミスの700キロでも驚くべき体重でしたが、それよりもさらに重いネズミで、文句なしに史上最大の齧歯類です。
体長3メートル、体重1トンということからも推測されるとおり、その姿はモルモットとカピバラのハイブリッド的な姿で、ずんぐりした体型をしていたと考えられています。
その体重の負担を軽減するため、カバのように半水棲の生活を営んでいたと考えられています。
~ 博物館で発見 ~
さて、このネズミですが、現在のところ発見されているのは頭骨のみで、発見されたのは「博物館の中」です。
正確にはウルグアイのサンノゼで発見されたのですが、その後モンテビデオ自然史博物館に保管、その後数年間ほったらかしの憂き目にあっていた頭骨を、このほど調査したことにより大発見がなされました。
この頭骨、50センチもあり、頭だけで現世のネズミよりもはるかに大きいです。で、ネズミといえばあの出っ張った前歯 (門歯) ですが、前歯だけで10センチもあります。
ハムスターの数ミリ程度しかないちっちゃな門歯に噛まれても怪我をするぐらいですから、10センチの歯となればかなりの凶器になりそうです。
とはいえ、けっこうデブっちょなこのネズミ、チーターのような俊敏な動きで動物をハンティングしていたとは思えず、もっぱら果物や野菜を主食とするベジタリアンだったということです。 しかし、これだけ立派な門歯が植物を食べるためだけにあるというのもまた不思議なため、ビーバーのように木を切り倒したりした可能性も示唆されています。
(参考サイト)
Technobahn
Daily Mail
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