■ヤマピカリャー目撃相次ぐ? (ヤマピカリャー Part II)■
■Yamapikarya■
(Yahooニュースより)
~ イリオモテヤマネコ ~
ふむふむ、なんでも『伝説の生物「ヤマピカリャー」? 西表で目撃相次ぐ』だそうです。
西表島といえば国の天然記念物、イリオモテヤマネコが有名ですが、このイリオモテヤマネコ、海外の未確認動物学の本にも登場しています。
取り上げている本はUMA本としては非常にまじめな "Cryptozoology A to Z" で、モスマンとかカエル男など動物学上あり得ないような形態のUMA (未確認動物) は一切排除した作りになっています。
この本ではUMAに加え、つい最近までUMAだった、つまり比較的最近になって新種に加えられた動物なども紹介しています。その中にはイリオモテヤマネコも登場します。
ただし、悲しいことに登場名が "Yameneko (ヤメネコ)" とスペルを間違えており、そもそもスペルが正しいとしても「Yamaneko (ヤマネコ)」は山猫すべての一般名ですから、いずれにしても間違いなのですが。(ちなみに "Yameneko" に加え、正しく "Iriomote cat" とも呼んでいます)
~ ヤマピカリャー ~
さてヤマピカリャーの話に戻りましょう。
ヤマピカリャーはイリオモテヤマネコよりも一回りも二回りも大きいといわれる未確認生物で、非常に多くの目撃情報があります。
体にはヒョウのような斑紋があり、実際、小柄なヒョウを彷彿させる場合も多いようです。目撃された姿形から日本版ウンピョウに例えられるのもうなづけます。
乱暴な言い方をすれば「ヤマピカリャーは大型のイリオモテヤマネコ」みたいなものですから、モスマンはともかく、ネッシーやビッグフットなどのUMAと比べて格段に存在が期待できます。
(ウンピョウ)
イリオモテヤマネコは発見前より数多くの目撃情報が地元住民よりありましたが長い間無視されてきました。
ヤマピカリャーの目撃についても同様ですが、これについては「西表島に棲息するにはあまりに体が大きすぎる」というものが影響していることは確かです。
以前の記事でも書きましたが、通常、動物は体が大きくなるほどそれに比例して行動圏が広くなっていく傾向があります。
イリオモテヤマネコのサイズでも西表島の面積から考えれば200匹以下が順当なところで、ヤマピカリャーの体がそれよりも大きいとなるとそれよりも棲息できる数がぐっと減ってしまう可能性が高くなります。
しかし、今回新しく追加された目撃情報 (地元住民&秋吉教授) でも「ヤマネコよりずっと大きかった」「ヤマネコの2倍あった」というもので、前回唱えた「ヤマピカリャー、実はちっちゃいんじゃないか説」は消えかかったろうそくの灯火状態です。
ということは、でかいんでしょう。それでいいです。
~ ラスト・ヤマピカリャーか ~
(ヒヨコには目もくれず、葉っぱを必死に食べ続けるウンピョウの動画
ヤマピカリャーもこんなんだったらイリオモテヤマネコと共存可?
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
ヤマピカリャーはイリオモテヤマネコより大きいですから、存在するとすれば西表島の食物連鎖の頂点に君臨する生き物と考えて間違いないでしょう。なので数は少ないはずです。(ただし、イリオモテヤマネコが絶滅していないことから奇跡的にニッチを共有していないという不思議な状況ではありますが)
繁殖できないほど数が少なければとっくに絶滅してしまいますから、ある程度の個体数を維持していく必要があります。
ですので、2匹とか3匹であるはずがありません。もしその程度の数だとすると、絶滅を目の前にした最後のヤマピカリャーを目にしたことになります。それならあとわずかで目撃情報も絶えることでしょう。
最後のヤマピカリャーでなかったとしても、あまり数を期待できないのも確かです。イリオモテヤマネコよりも体が大きいにもかかわらず、いまだにUMAの域を脱していないからです。
ということで、全島で20匹~30匹というありえないぐらい少ない生息数で綱渡りの繁殖を続けてきたということになります。
ご多分に漏れず西表島にも開発の波が押し寄せており、イリオモテヤマネコはもちろんのこと、ヤマピカリャーの未来も大変暗いものになっています。
今年目撃されたヤマピカリャーが、繁殖能力のない年老いた最後のヤマピカリャーでないのを祈るばかりです。
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