■マサカカツオブシムシ■
■Thylodrias contractus (Odd beetle)■
(これはフツーのカツオブシムシ)
~ カツオブシムシ ~
カツオブシムシという昆虫はご存じでしょうか?カブトムシやクワガタムシと同じ甲虫の仲間ですが、体は小さく決してちびっ子に人気のある昆虫ではありません。
幼虫は衣服に穴を空ける害虫として有名ですが、もしかすると今日初めて知った人もいるかもしれません。
さて、このへんてこな名前をしたカツオブシムシですが、このカツオブシムシの仲間にマサカカツオブシムシというさらに変なのがいます。今日はこのへんなカツオブシムシにスポットライトを当ててみましょう。
~ まさか!これがカツオブシムシ? ~
このマサカカツオブシムシの英名は "Odd beetle"、固く訳せば「奇妙な甲虫」となりますが、まぁ語感から「ヘンなムシ」といった感じです。
和名の正しい由来はわかりませんが、およそカツオブシムシらしくない姿をしていながらカツオブシムシの仲間であることから、「まさかっ!これがカツオブシムシなのっ!?」→「マサカカツオブシムシ」という安直なネーミングではないかと思われます。
昆虫の嫌いな人、もしくは全然興味のない人にとって、カツオブシムシなんかどうでもいいでしょうし、カツオブシムシ自体知らないので、似ているも似てないも知ったこっちゃないとは思いますが、マサカカツオブシムシは確かにふつうのカツオブシムシとは異なる姿をしています。
さらにオスとメスの姿が全然異なり、同じ昆虫の雌雄 (しゆう) とは思えないほどです。
~ 縮む縮む、どんどん縮む ~
飼っているカブトムシやクワガタムシの成虫に高価な昆虫ゼリーやマスクメロンの皮などを与え「気のせいか体一回り大きくなったような気がする!」と思う人もいるかもしれませんが、間違いなく気のせいです。
昆虫は脱皮をして大きくなります。というか脱皮しないと大きくなれませんから、大きくなるために脱皮する、といったほうがいいかもしれません。
羽のない昆虫の一部には成虫になった後も脱皮を繰り返す種がいますが、基本的に成虫になった昆虫は脱皮しません。つまりいくら成虫のカブトやクワガタに食べさせても大きくなることはありません。排泄物が増えるだけです。
大きくしたいなら幼虫のうちになんとかしないと、成虫になってからでは手の打ちようがありません。
さて、このマサカカツオブシムシ、名前も姿もただ者ではありませんが、幼虫時代もただ者でないといわれています。
卵から孵り、餌を食べ脱皮をしぐんぐん大きくなっていきますが、ある一定の大きさを境に、脱皮をするごとに体が小さくなり、はれて小さな小さな成虫となるといわれているからです。
(参考文献)
またまた99匹の跳ぶ、這う、かじる仲間 (メイ・R・ベーレンバウム著)
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