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UMAファン ~ 未確認動物
世界中のUMA (未確認生物)、巨大生物、不思議な生物 (珍獣)を紹介しているブログです。
発光豚 (蛍光豚)

■発光豚 (蛍光豚)■
■Glow pigs (Fluorescent pigs)■


(蛍光グリーンに光る発光豚の動画
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)

光るブタです。森で疾走する光る豚を目撃したとか、UMAにありがちな現物は手元にないが以前に捕らえて食べたことがあるとか、そういったUMA (未確認動物) の話ではなく、人工発光豚です。ご存じの方も多いでしょう。

「人工」といっても、単に夜光塗料をブタの皮膚に塗りこんだりして光らせているフェイク・アニマルではありません。いわゆる遺伝子組み換え動物 (トランスジェニック動物) です。

この発光豚をつくったのは台湾大学の研究チームで、数にして265のブタの胚に発光クラゲ (オワンクラゲの一種) のDNAを移植し、その胚を8匹のメスに代理出産させたところ、オスの発光豚 (蛍光豚) が3匹誕生したといいます。


(一見どちらが発光豚か判断しづらいですが、)

(明かりを消せばこの通り、奥のブタだけが光ります)

ブタといえばピンクがかった肌ですが、発光豚も一見すると他のブタと大差ないように見えます。

しかし、太陽光など強い光の下でみると発光豚さんたちは全体的に緑がかっているのが分かります。また、肌だけでなく目や歯の色も緑っぽい色をしています。


(ふつうのブタ(右)と発光豚)

さらに暗闇で見ると、深海の発光生物とはちょっと違いますが、暗闇に蛍光グリーンのブタの姿が浮き上がります。

これが自然の創った生物であれば神秘的ですが、人間が手を加えたものとしてみると、そういった感慨は沸きづらいと思うのは少数派でしょうか。

研究チームによれば、このブタたちの緑色は表面的なものだけではなく、心臓などの内臓 (内部器官) もすべて緑色であるといっています。


(遺伝子組み換えで光る魚
一部はペットとして流通し始めています)

昨今問題になっている遺伝子組み換え実験ですが、別にペットとして売り出そうと目論んでいるわけではなく、また豚を使って遊んでいるわけでもないといいます。

かれらの主張によれば、人類の病気治療に役立てようという意図でこのような実験をしているとのことですが、人類のためならなにをやってもいいのか?など倫理的問題もはらんでおり、また、本当にそういった目的のためだけに実験をしているのかも定かではありません。

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コメント
この記事へのコメント
ブタ
昔ドラえもんで読んだ緑の家畜を飼う宇宙人?の話を思い出してしまいました(*_*)そこでの緑は葉緑素だったんですが‥。光るブタじゃなく光るネズミを見ました(・・;)光ることで何かあるのでしょうか‥…。
2007/12/15(土) 02:46:19 | URL | めるびん #NkOZRVVI[ 編集]
どーもサボテンです。
うーむ、豚を光らせてどうするんでしょう…
なんか人間のいいように作り替えられて可哀想ですね…
よく考えたら人間の都合で実験台にされたり、殺されたりした動物っていっぱいいますよね…
ラットとか何千匹殺されてるんでしょう…
あぁ…業が深い…
2007/12/15(土) 13:40:06 | URL | サボテン #76VNYwS2[ 編集]
趣味が悪い!
生き物をもてあそんどるよ
しゃぶしゃぶ屋でこの肉出てきたら食欲なくすかも。。;
2007/12/15(土) 17:18:21 | URL | みさいる #-[ 編集]
確かに有効なんですが
少し前の発光生物の時にも書こうとしたのですが、台湾では発光メダカなんかも商品化されてるようですね(10ch「素敵な宇宙船地球号」参照)。残念(と言って良いのかどうか微妙ですが)ながら、日本やアメリカでは、法規制で輸入できないようですが。
ただ、確かに一定の細胞に発光遺伝子を組み込んで、ガン等の部位を特定するなど、医学的な実用性はあるようです(「サイエンスZERO」より)。
2007/12/16(日) 03:52:35 | URL | ジェレミー #nLnvUwLc[ 編集]
 光る豚・・・・なんの役に立つかわかりませんw 
自然界だったら夜目立ちまくりですよね。食べてくださいってか。
2007/12/16(日) 17:10:51 | URL | モルモ #-[ 編集]
多忙のため
コメントたくさんありがとうございます。

多忙のためコメントに目を通しレスする暇がありません。あとで時間が出来たときにゆっくりと読ませていただきます。

ご了承ください。
2007/12/18(火) 11:55:24 | URL | ナム #-[ 編集]
光る遺伝子を組み込む理由は、遺伝子が発現していることが単純に分かりやすいからという話を聞いたことがあります。
この実験結果を元に次の実験に移り、
最終的には病気の治療に役に立てようというわけなんでしょう。

光る豚にされた豚には可哀想ですけど・・・
2007/12/19(水) 01:41:54 | URL | Ring #rK0OwXOo[ 編集]
以前はマウスで実験されていました。
用途は↑のジェレミーさんのおっしゃったものです。
そして、人間と豚は割りと近い生き物です。様々なことがわかるでしょう。
2007/12/19(水) 22:59:51 | URL | 通りすがり #-[ 編集]
これは蛍光プローブ法と言って病気発生や薬品の生理活性部位を見るための実験の一環です(70年代から実験は行われていました)。現在一部のガン細胞など(特に胃癌)はこの方法で発生部位が確認され、日本化薬なんかで合成された特殊なDDSを使った、特定の部位にのみ薬効のある殆ど副作用が出ない抗癌剤の開発が行われています。これに関しては数年以内にフェーズ審査通るようです。この方法が完全に確立されたら、将来、この豚さん達のおかげで病気に苦しむ数十万から数百万の方たちの命が助かる可能性がありますね。
2007/12/20(木) 09:13:59 | URL | 近しきもの #HfMzn2gY[ 編集]
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