■Giant Pacific Sunfish (mola mola)■
~ 境港に巨大マンボウが水揚げされる ~

(巨大マンボウのニュース動画
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
最近、伝説の巨大魚「大菜 (おおな)」(イシナギのこと)、アマゾン川に紛れ込んだミンククジラ、芝刈りサウルスことニジェールサウルス (ニゲルサウルス) の復元、などなど興味の沸く生物の話題が多いですが、とりあえず、境港に水揚げされた巨大マンボウの話題をみていこうかと思います。
2007年11月15日、松江市沖で巨大なマンボウが網にかかっているのが発見されました。
体長が2.65メートル、背びれの先端から尻びれの先端までが2.9メートル、重さは1.32トンもありました。
2004年に捕獲されたチョボリンという愛称で知られるマンボウ (体長2.75メートル) よりも体のサイズは一回り小さいようですが、体格は今回の方が良かったようで120キロほど重いということです。
マンボウの体長はMaxで3メートル以上と記載されることが多いですが、なかなかそれほど成長したマンボウにはお目にかかることができません。
チョボリンとあわせて、今回捕獲されたマンボウもかなりの大物と考えて間違いありません。
~ クラゲで巨体を維持 ~

(やはりマンボウは泳いでいる姿が一番!)
おそらくマンボウを知らない人は、少なくとも日本ではいないと思えるほど知名度、人気の高い魚ですが、生態についてはあまり詳しいことは分かっていません。
マンボウの主食はクラゲだといわれ、マンボウがいなかったら海はクラゲだらけになるんじゃないか?なんていうのもなんかの本で読んだ記憶があります。
本気を出すとなかなかすごいスピードで泳ぐことができるマンボウ ですが、そのスピードを持続するのは不可能であり、同じく遊泳力の弱いクラゲに目をつけたのかもしれません。
ただし、クラゲといえば全身がほぼ水分であり、栄養価はあまり期待できません。そんなほとんど水ばっかりのものを食べて、巨体を維持していくのはなかなか大変なことでしょう。毎日、相当食べるのではないでしょうか。
また、栄養のないものを食べて1トンを超す巨体に成長するのですから、その寿命もかなり長いのでは?と推測されます。一説には繁殖できるほどの大きさに成長 (成熟) するのに10年以上はかかるといわれています。

(おそらくかなりの高齢と思われる今回のマンボウ。かわいそう)
~ マンボウの卵を数える! ~
さてマンボウは巨大であるとともに、もっとも多産な生物としても知られています。
ギネス記録には3億個という記録があり、かなり大雑把な感じですが追随するものがいないので、まぁいいのでしょう。とにかく3億個ぐらいおなかに卵を持っていたマンボウがいたということです。
ところで、マンボウの最大記録は体長が3.1 (3.3?) メートル、2.3トンといわれていますが、卵のギネス記録を持つメスのマンボウの体長は、わずかに1.3メートルだったといいます。
今回境港で捕獲されたマンボウはメスでしたが、卵のギネス記録を持つマンボウよりもはるかに体が大きく、ギネスを軽々と更新する可能性もあったのですが、そういった話は特に出ませんでしたね。
さて、どうやって卵を数えるのでしょう?
時給800円で1秒間に卵を2個数えることが出来る有能なアルバイトを一人雇い、一日8時間、週休二日制で頑張ってもらったとしても、3億個 (粒) 数えるのに21年9ヶ月かかります。
高卒ですぐに卵数えのアルバイトを始めても、数え終わる頃には40歳に達してしまい、やってきたことがやってきたことだっただけに、これ以後の彼の人生が非常に心配です。そもそも途中で発狂するおそれもあります。
そのような犠牲者を出さずとも卵を数えることができます。当然、1粒ずつ数えるはずもなく、魚卵を数えるときは、ある一定の重さに卵が何個含まれるか平均値を出し、それを卵の総重量に換算して、だいたいの数を知ることが出来ます。
たとえば、10グラム分の卵の塊を3つ用意し数えます。数えてみたところ、それぞれ、900個、1000個、1100個の卵が含まれているのが分かったら、卵10グラムの平均は1000個ということが分かります。
全部で1キロ分の卵があったとしたら、10グラム (1000個) の100倍ですから、1000個×100で、10万個の卵が含まれていると見積もることが出来ます。
21年間、マンボウの卵で人生を棒に振ることはありません。
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マンボウは動きがゆったりとしていますし、乳母鮫みたいに口が大きくないですから、巨大生物といえどかわいいですよね。あの何も考えていないような目とか。
ところで記事の文字色、めちゃくちゃになっているんですよねー ちゃんとフォントタグ閉じているのに。左上には訳の分からんプラグインが顔出してるし、直さないと。あー めんどっちー
今回の記事は時事ネタ、豆知識+数学と、様々な要素が詰まってますね。
確かにマンボウは巨大魚の中でもかなりかわいいですよね。
魚ではないですが、ここで紹介された巨大フナムシこと
ダイオウグソクムシも個人的には大好きなんですが
やはり虫のような外見と巨大さゆえか、思ったより好かれてなくて残念です。
とは言えこれだけ大きいと近くで見た時
肉の圧力みたいなものに圧倒されそうです。
そういえば以前、漁船から落ちた船員に
マンボウが近づいてきてその背に捉まり
九死に一生を、なんて話を聞いた覚えが。
意外に好奇心の強い魚で人間を見て
「何じゃありゃ?」と思ったりしたのでしょ
うかね?
冒頭に可愛いと書いておきながら何ですが
お寿司でもいただけます(^^;)
私は牧場で仔牛を見た後焼肉を食べれる
タイプのようです。
それでは失礼します。
そう言えばマンボウを食べた事ありますかぁ!?あたしは無いですが少し可哀想ですが食べてみたいものですねぇ(@_@;)
最近水族館でマンボウの餌やりショーを見ましたが普段のおっとりと違う素早いマンボウを見てビックリでした!!前にあったマンボウのジャンプしそうな感じでしたねぇ(◎-◎;
ダイオウグソクムシは大好きですよ。写真の多くはわざとキモく見せるために裏側を見せてるけど、上から見た感じは大きな甲虫みたいで決して気持ち悪くないですよね。怖くは見えるかもしれないけど。
マンボウが近づいてきてその背に捉まり
九死に一生を、なんて話を聞いた覚えが。
あぁこの話、けっこう聞きますよね。確か少年だったような気がしますが、記憶は定かではありません。
マンボウって、人生のそのほとんどを200メートル以上の深海で暮らすといいますけど、上の話が本当だったとしたら、その助かった人はめちゃくちゃ運がいいですよね、マンボウが潜らなかったんですから。
で、マンボウを食べる話、食べるのは日本とどこだっけ、台湾だったかな、世界を探してもほとんどないみたいで、ヨーロッパの法では禁止?されているとかなんとか。いわれているほど数も多くないといいますしね。
ちなみに僕も食べたことがありますよー 水っぽい肉で、無理して食べるほどのものではないなーという感想です。
真っ白で観点質でブヨブヨして、で、水っぽくて味が薄かったです。肝とあえるとおいしいといいますが、残念ながら肝はおいていませんでした。まぁマンボウの数はよく分からないみたいですが、あんま多くないみたいですし、無理して食べるほどの味ではないという個人的な感想です。
おそらく、絶品!とか書いてあるのは、希少価値による錯覚ではないかと、、、
ところで、マンボウのショーってあるんですかっ!芸を覚えられるんだー学習能力があるんですね(←別にマンボウを馬鹿にしているわけではありません)。
3メートルですか・・・恐い
東京にいったときに初めてマンボウみたけど、せいぜい1メートルだったきがします。
まぁ俺海行かないだからあまり縁の無い話ですけど・・・
たしかマンボウの稚魚ってなんかトゲトゲですよね。図鑑で見た気がします。魚って驚きの変化をみせますよね。そこが面白いです。
ちょっと長くなったけどこれからもがんばってください。それでわ~
私の出身地は岩手県なのですが、むこうでは夏場に普通にマンボウを食べます。ボイルすると鳥のササミみたいでおいしいです。大好きです。東北の夏の風物詩みたいな感じです。
東北以南では一度も見かけないので残念です………