■クイーンズランドモンスター■
■Queensland Monster■
~ オーストラリア沖のシーサーペント ~
~ 巨大なオタマジャクシ? ~
シーサーペント とは、簡単に言えば「巨大なウミヘビ状の未知生物」の総称であり、その姿は千差万別といってもいいほどバリエーションがあります。
古くから目撃証言は続き、その報告された数も膨大ですが、今回紹介するクイーンズランド・モンスター (クイーンズランド・シーサーペント)は、数あるシーサーペント目撃談の中でももっとも有名なもののひとつです。
シーサーペントといえば、荒れ狂う海が似合いそうですが、この写真は違います。穏やかな海に浮かぶ一隻の手こぎボートをバックに、得体の知れない巨大な黒い影、このミスマッチな取り合わせは芸術感すら漂わせます。
このクイーンズランド・モンスターは、日本では「巨大なオタマジャクシ」と紹介されることもある、オーストラリアのクイーンズランド州沿岸で撮影されたシーサーペントです。
もちろんオタマジャクシであるはずはありませんが、頭部が大きく、その姿はまさに「巨大なオタマジャクシ」であり、的を射た表現といえるでしょう。
~ ロベルト・セレック ~
このシーサーペントを撮影したのは、フランス人写真家、ロベルト・セレック (Robert Le Serrec) で、1964年12月に撮影されたものです。
ロベルト・セレックによれば、かれとその家族、そして友人たちと、オーストラリアのクイーンズランド沿岸近くを手こぎボートに乗って楽しんでいると、このシーサーペントが突如現れたといいます。
このシーサーペントの体長は21~24メートルほどもある巨大なもので、背中には負傷した跡と思われる白い肉の一部がむき出しになっていたということです。
逆行、ピンぼけが定番のUMA写真において、これほどまで鮮明に撮影された写真は前例がありません。また、シーサーペントの写真撮影に成功した唯一の写真といえます。
~ フェイクか? ~
逆行、ピンぼけ写真はなにがうつっているのか分からず、懐疑的な人々によって即座に否定されることが多いですが、鮮明であっても、今度はあまりにきれいすぎるということで疑いの対象になります。
この写真にも即座に疑いをかけられましたが、それは一般的なUMA写真とはまったく異なる方向からでした。
この写真自体、合成などによるトリックは証明されていません。疑いをかけられたのは写真を撮影したロベルト・セレックという人物そのものでした。
ロベルト・セレックは詐欺によって国際指名手配をうけていたり、またこの写真を撮影する直前にシーサーペントの撮影を予告したりしていたため、著しく信憑性がない写真として扱われています。
おそらくセレックがハリボテを沈めて撮影しただけだろう、というのが多勢を占めているようです。
有名なネッシー写真、「外科医の写真」が疑われながらもある一定の信憑性を保ち続けた原因は「医者のような名士は嘘をつかない」という先入観によるもので、そういった人となりで写真の真偽を見極めるのは大変危険であることが分かります。
詐欺師が撮影した写真はすべて「嘘 (フェイク)」である、というのは偏見でしかありませんが、セレックの「シーサーペントの撮影予告」はあまりに分が悪い事実です。
ただし、上記の通りトリックは証明されていませんので、信憑性は低いものの、本物の可能性もわずかながら残されているともいえます。
これが、金儲けのために一芝居打ったセレックの「詐欺」だとしても、彼の人生において、人々にもっとも夢を与えた詐欺ともいえるでしょう。
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