■コネマラ湖沼地帯とウマウナギ■
■Connemara■
~ UMAの宝庫 ~
コネマラ (Connemara) という地域があります。コマネラじゃなくて、コネマラです。けっこー名前を間違われています。
このコネマラ地方とは、アイルランド西部に位置する海沿い一帯で、この地域には大小数え切れないほど多くの湖・沼があります。
ちょっと話はそれますが、ネス湖のことを英語で "Lock Ness" といいます。Lakeの代わりにLoch (ロッホ or ロック) というスコットランド語で表し、その他の湖も Loch ~ といいます。
一方、アイルランドの湖は、lakeでもlochでもなく、lough (ラーク or ローク) といいます。
ということで、コネマラ湖沼地帯の湖は "Lough Derrylea (デリーレア湖)" "Lough Nahooin (ナフーイン湖)" "Lough Ballynahinch (バリナヒンチ湖)" という風に呼ばれます。
(コネマラ湖沼地帯
Google Earth で N53°25'26.84" W10°01'59.46" と入力)
~ ウマウナギの謎 ~
さて、このコネマラ湖沼地帯ですが、今までにこの一帯で目撃されたUMAをいくつか紹介していますが、この地帯で目撃されるUMAは特徴があります。
スコットランドは、ネッシーをはじめ、UMAの定番、プレシオサウルスタイプの生物の目撃が多いですが、アイルランドのコネマラ地帯では "ウマウナギ (horse-eel)" と呼ばれる巨大なウナギの目撃情報が多いことで有名です。
もちろんこれだけたくさんの湖がありますので、その一帯で目撃されるUMAが、すべてウマウナギタイプというわけではありません。ファンタジー的な伝説の水馬 (water-horse) の目撃が多いのも特徴です。
今回は、このウマウナギにスポットライトを当てていきます。
~ ヨーロピアン・コンガー・イール ~
(巨大アナゴの動画
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
アイルランド周辺に棲息する、ヨーロピアン・コンガー・イール (European conger eel) ことヨーロッパアナゴを見てみましょう。
ヨーロッパアナゴはアイルランド近海にも棲息しているアナゴです。アナゴの仲間には大きくなるものがいますが、特にこのヨーロッパアナゴは巨大で、3メートル、110キロという記録があります。
アナゴはウナギと違い淡水域に入ることはありませんが、まー、病気等、何かの拍子に淡水域に紛れ込んでしまうこともあるかもしれません。
棲息できない淡水域に入ってしまったアナゴですから、過度の体調不良で水面近くをのたうち回る等、人目につく可能性は大でしょう。
ただし、条件は厳しく、超巨大に育ったアナゴが (条件1)、淡水域に紛れ込む (条件2)、という2つをクリアしないといけません。
~ ではウナギ ~
ではフツーに考えて、文字通り巨大なウナギがコネマラ湖沼地帯に棲息していると考えてみましょう。
ウナギの欠点はアナゴほど大きくならないことです。が、上に挙げたヨーロピアン・コンガー・イール級のウナギ、しかも突然変異級に巨大なやつが棲息していれば文句なしです。
でかくなるには、やはり寿命が長い方が有利でしょう。最近になってウナギの産卵場所がようやく特定されたぐらいで、誰もが知っている生物でありながら、生態は謎だらけです。
そんなウナギですから、寿命についても10~20年という無難なものから、50年だの100年だのという説まであります。
一説によると、生殖行動を終えたウナギはその後まもなく死んでしまうといわれています。逆にいえば、生殖行動を抑えられると、そのまま長く生き続けるわけで、50年とか100年とか生きるというわけです。
そんな長生きなウナギがいたら、かなりの大きさに成長することが期待できますが、なぜかアナゴほど大きく育ったウナギの記録はありません。
ウナギは生殖活動を妨げられると、成長も抑えられてしまうのかもしれませんが、これがなんかの拍子で (環境条件、病気 etc)、成長も妨げられなければヨーロッパアナゴ級に、いや、それ以上に大きくなるかもしれません。
超レアなウナギが成長を続け、コネマラに棲息していたといます。最悪、一匹だけでも良いです。
というのも、コネマラ湖沼の各湖は、迷路のように入り組んだ川で密接につながっているともいわれているからです。
この長寿にして巨大なウマウナギが、各湖に入り込んでは人をビックリさせ他の湖に移動、という芸当を成し遂げれば、一匹だけでコネマラ湖沼に伝わるウマウナギ伝説を創りあげることが可能です。
さすがに一匹だけで各湖を訪問し、人々をビックリさせてあるくのは負担も大きく大変でしょうから、やはり数匹程度、巨大になったウマウナギに存在して欲しいところではあります。
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ウナギが本来の生息地からはぐれて1匹のみエサの豊富な湖に迷い込んだりすれば、繁殖せずエサばかり食って巨大化する可能性は高いかと思います。
とするとウナギでもウナギの中の仙人
になれますね
アナゴがでかい方が(@ ̄¬ ̄@)ジュルリ♪ (食う気マンマン)
それはそうとなんで馬うなぎなの?
どうみても馬っぽくないのにー
UMA(うま)うなぎ?
なわけないか・・・・。(ホースだし)
何はともあれうなぎだろうがアナゴだろうが
30人前はかないな( ̄▽ ̄)ニヤリ
(まだ食う気)
そうなんですかー、水槽の中でも大きくなるなら関係なさそうですねー
ということはウナギ遺伝子の限界でしょうか。長寿でもふつうのと変わらないらしいです。
あとで直しまーす。
魚は長生きなのがごろごろいますよね。
ウナギは絶滅しかけているのに、日本はまだ捕り続けようとしていますよね。土用の丑の日にウナギ食ってスタミナつけよう!とか、バカみたいっす。1日だけウナギ食べたってスタミナなんてつきませんよねー
ちなみに上のアナゴ写真、30人前どころじゃないでしょー(笑)
あと文の最後の方、『コマネラ』湖沼になってますよ。
キャー
かっこわるぅー(笑)
直させて頂きました。教えて頂きどうもです。
うちで飼ってた金魚、お祭りで救ってきたヤツだったんですが、小さい水槽で一匹だけで飼ってたんですが、そこそこ大きくなりましたね。尾びれが扇のように綺麗に育って見違えるようでした。
水槽洗ったときに洗剤が残っていたのか、水があわなかったのか、死んでしまいました。
我が大学には「ウナギの科学」という講義があり、
学生の中ではかなり有名です。
本当にウナギの生態は謎だらけってのがよくわかる講義でした。
産卵場所もやっと特定に至ったらしいですね。
卵はまだ発見されてないのかな?
この記事は最後の方がとても面白かったです!
生物学的な知識に加えて、このようなユーモラスな文章を書けるナムさんはすごいと思います。
ですけど、ウナギの生態解明以前に絶滅しちゃうんじゃないかと思っているんですよ。
最近、ヨーロッパウナギなんか以前の9割減とか噂になったとき、日本の報道は「ウナギが絶滅危惧にある」ということではなく「ウナギが食べられなくなって残念」という報道一色で、まったく保護という言葉が使われていませんでしたから。もう少し、日本の報道機関も自然保護に目を向けてもいい時期だと思うんですけどね。
海嶺(?)ですね。
なぜそんな所で産卵するのか、などの原因はさっぱりわからないみたいですが。
なるほど、9割減ってえらい減っているのに、
確かに、日本では保護の意識は薄いですね。
特にウナギは完全養殖も成立していないのだから、
より保護に努めるべきだというのに。
過去の人間による絶滅から反省がえられていませんね・・・・・・。
ところで、昔のオカルト本ではウナギの産卵とアトランティス大陸の関係がよく載っていておもしろいんですよ、もう説明が滅茶苦茶なんですけど、そんな風に考えることもできるんだー(笑)って。