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絶滅超巨大鮫 ~ メガロドン (カルカロドン・メガロドン)

■メガロドン (カルカロドン・メガロドン)■
■Carcharodon Megalodon■

16メートルの肉食巨大鮫



 メガロドンという呼び名は、メガロドンの正式な学名、カルカロドン・メガロドン (Carcharodon megalodon) の種小名で、和名はムカシホホジロザメといいます。

学名や和名からも分かるとおり、ホホジロザメ属 (Carcharodon, カルカロドン) に属し、淵にノコギリ状の突起の付いた三角形の歯は、大きさを除けば現世のホオジロザメのそれと酷似しています。

メガロドンは今から400万年前から2500万年前の世界各地の海に生息していた巨大なサメで、体長は10~16メートルぐらい、体重は40トンと見積もられています。研究者によっては雄のマッコウクジラ並の18メートル以上もあったのではないか、という説もあります。

サメはその種類によって歯の形状が著しく異なります。メガロドンの歯がホオジロザメと似ているということは、メガロドンの姿もまたホオジロザメと似ている、という可能性が高く、そういった理由からメガロドンはホオジロザメをそのまま巨大化させた姿で復元されています。

~ かつては30メートル ~



かつてメガロドンはその巨大な歯の大きさから、25~30メートル、中には40メートルなどと、シロナガスクジラ並の大きさに見積もられていた時代があります。

これはメガロドンの化石が歯しか見つかっていないことが原因です。

サメやエイといった軟骨魚類 (なんこつぎょるい - 歯を除くすべての骨格が軟骨で形成されている魚類) は、歯以外が化石化することは非常に希です。

さらに、大型のものとなると硬骨魚類 (こうこつぎょるい) でさえ完全な骨格はなかなか見つかりません。

メガロドンのように軟骨魚類の上に巨大となると、もはや全身骨格が見つかることは期待できません。

それ故、歯の大きさで全体を推測しますが、かつての復元は最大サイズの歯を、口内すべての部分にはめこんで復元したといわれています。

しかし、実際には歯の生えている部分によって歯の大きさは異なるため (奥に行くに従って小さくなる)、この復元方法は不適切であることが分かり、現在のサイズに下方修正されたというわけです

30メートル級のメガロドンを期待したいところですが、今まで以上に大きな歯が見つからない限り、そういった説は浮上することはないでしょう。

 

~ ホオジロザメと比較 ~

30メートル、40メートルなどというとんでもなく大きい復元の後に、16メートル前後に下方修正されたメガロドンを想像すると、ずいぶんとスケールダウンした気がします。

しかし、この「肉食で16メートルのサメ」というのは想像以上に巨大です。

ジョーズでおなじみのホオジロザメは、5メートル、1トンともなればかなり大きい方で、そのサイズのホオジロザメが捕獲されるとニュースになるほどです。

メガロドンはその体長の2~3倍以上、体重にいたっては30倍前後もあることを考えれば、どれだけ大きかったか少しは実感がわくのではないでしょうか。

~ メガロドンの絶滅 ~


(メガロドンの歯形と思われる痕跡が残っているクジラの化石)

これだけの巨躯 (きょく) ですから、向かうところ敵なし、人類のいない海は、まさにメガロドンの天国だったといえるでしょう。

しかし、現在の海にメガロドンの姿はありません。恐竜とは異なり、サメは遠い昔から現在に至るまで繁栄を続けてきているにも関わらず、もっとも強そうなメガロドンがなぜ消えてしまったのでしょう。

もちろん確かなことは分かりませんが、いくつかの要因が重なったのでしょう。その中でも気候の変化が絶滅への直接の原因になったのではないか、と考えられています。

現世にも大きなサメがいます。ジンベエザメとウバザメです。どちらもメガロドンには及ばないにしても10メートル前後の非常に立派な体格をしています。


(◆BBC ウォーキング with ダイナソー~恐竜時代 太古の海へ より)

かれらとメガロドンの大きな違いは、食性です。ジンベエザメとウバザメは、その大きな体とは裏腹に、ヒゲクジラと同様、プランクトンを濾し取って食べています。

体を維持するだけのプランクトンを毎日摂取するのは大変そうに感じますが、実際のところ、口を開けてのんびりと泳いでいれば、エサは口の中に勝手に入ってきます。

一方、肉食のメガロドンはその体に見合っただけの獲物を、狩りによって捕らえなければいけません。

確かにジンベエザメやウバザメと比べると大変そうですが、それでもまわりにエサがたくさんあれば問題ありません。

しかし、気候の変化に伴い海水温が下降したとき、エサとなるクジラの祖先たちは冷たい水に適応し、世界各地に分散してしまいました。

いっぽう、メガロドンは冷水に適応できず、温帯にとどまらざるを得なくなり、絶対的なエサ不足に陥ってしまった、というのが気候の変化によるメガロドンの絶滅説です。

もちろん確定的な説ではありませんので、ひとつの説として考えてください。

~ メガロドン生存説 ~

 
(メガロドンの歯の化石は、それほど大きいサイズのものでなければ、数千円程度と、割と安価で購入することができます。)

このように、メガロドンは絶滅してしまいましたが、もしかすると現代の海にも生き残っているのではないか?という説があります。

UMA本にメガロドンが頻繁に登場するのも、そういった説があるからです。

メガロドンが生きているかもしれない、という説が浮上する理由はいくつかありますが、代表的なものを見ていきましょう。

~ わずか1万1千年前の歯 ~

メガロドンの全身骨格は発見されていませんが、その代わり発見された歯は大変な数にのぼります。そんなメガロドンの歯の中に、わずか1万1千年前と2万4千年前いう鑑定が出たものが存在します。

1万1千年前というのは、歴史的に見ればほんの少し前です。数百万年前に絶滅したと考えられている生物が、1万1千年前まで生きながらえたことを考えると、この鑑定が本当に正しいのであれば、メガロドンが現在まで生存していてもなんらおかしくはありません。

しかし、この鑑定には疑問も投げかけられていることも確かで、サメの専門家ベン・S・ロッシュ (Ben Speers-Roesch) は、鑑定自体間違っていると言い切っています。

~ メガロドンを目撃 ~

1918年、ニュージーランドのロブスター漁師たちは、30メートル (100フィート) もある真っ白なサメを目撃したと主張しています。

30メートルという大きさは、現在のメガロドンの復元としては大きすぎるものですが、あまりに大きすぎるためにそれぐらいに感じた、と解釈すればそれほど突飛な数字ではありません。半分ぐらいの15メートルぐらいのサメだったかもしれません。

ユニークなのはその体色で、前進真っ白だったというのです。絶滅種の体色は現時点では知るよしもなく、メガロドンは本当は真っ白なサメだった、ということも考えられなくもないでしょう。

とはいえ、この目撃についてもロッシュは、何か既知生物を誤認したものに違いないと、その内容を完全否定しています。

~ 船底の咬み跡 ~

1954年オーストラリア船籍の船底に大きなサメの歯形がつけられ、そこから何本かの歯も採取されたことがあるといいます。

船底に付けられた歯形の大きさは直径2メートルにも達し、採取された歯も、ホオジロザメにしてはあまりに大きすぎる、というものです。

いずれの話も信憑性については?がつくことは確かで、どこまで信用できる情報なのかは分かりません。

しかし仮にこれらの話が本当であれば、深海の調査も飛躍的に進歩している現代です、生きているメガロドンを見ることが出来るかもしれません。

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