■ハシビロコウ■
■Whale-headed Stork (Shoebill Stork)■
(ハシビロコウの動画 結構動いてます
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
今回は、トニーさんからリクエストをいただいた、「まったく動かない鳥」として有名なハシビロコウです。
ドキュメント系の番組以外ではお笑いネタでときどき登場しますが、実は深刻な状況にある鳥で、環境破壊により餌となるハイギョの数が減っており、それに伴いハシビロコウも激減しています。
また、数が少ないにもかかわらず、現地では狩りの対象になっているともいわれており、推定で現在1万~1万5千羽というものから、へたすると1万羽を切っている (最悪1000羽とか) ともいわれています。
東アフリカ、特にスーダン、ザンビア、ウガンダに多く生息しているといいます。かなり巨大になる鳥で、翼開長は2.4メートル、体高も1.2メートルもあります。
体を見るとサギ、大きなクチバシはペリカンのようにみえますが、コウノトリの仲間に分類されています。しかし、DNA分析によると、見た目通りのサギやペリカンに近いということが分かってきました。
頭部、というかクチバシがものすごく大きく、英名は Whale-headed Stork (クジラ頭のコウノトリ)、もしくは Shoebill Stork (靴のようなクチバシのコウノトリ) といいます。頭部だけですと、ドードーっぽくも見えます。
~ 意地でも動きません ~
(抜き足差し足で近づき魚を捕るハシビロコウ
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
精悍 (せいかん) なマスクをしているため、狩りの姿も勇ましいものと期待してしまいますが、期待を大きく裏切る独特な方法です。ある意味大物です。
ハシビロコウの人気の秘訣 (?) は、やはりなんといっても「餌をとるとき、ほとんど動かない」ことにあるかと思います。ほとんどというか、全然動かないんですが。
かれらの選んだ方法は究極の待ち伏せ作戦で、彼らの「動きのなさ」は半端ではなく、固定したカメラで撮影した映像だと静止画像と勘違いするほど徹底的に動きません。
動きがユーモラスで人気がある動物は多いですが、動かないことで人気を得た珍しい鳥といえるでしょう。
(アフリカのハイギョの仲間は鞭状のヒレがユニークです)
これは餌となる魚、特にアフリカハイギョ (プロトプテルス属) を捕らえるためで、水の中に微動だにせず立ち尽くすことにより環境と一体化し、ひたすらハイギョが近づいてくるのを待ちます。
餌に飛びつくときのハシビロコウは極めて敏捷 (びんしょう) で、先ほどまで植物のように立ちつくしていたとは到底思えない早業でハイギョを捕らえます。魚の他にカエルや小型のワニまでも捕らえて食べるそうです。
今でこそ人類による環境破壊で絶滅に瀕していますが、この餌の取り方で絶滅せずに長い間うまくやってきたわけですから、無駄なカロリー消費を抑えたベストなハンティング方法なのでしょう。
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さすがに細かくて解りやすいですね
わたしも食費がない時は動かないコトにします
やはり、待ち伏せな狩りの方がエネルギー効率は良さそうですね。海底でもアンコウや蛸なんかが擬態して、近くを通りかかった魚や蟹を襲ったりしてた筈ですが。
コイツカワイイですよねー
丁度チャンネルかえたら映ってて「あれ?止まってる?」って思いましたもん(笑)
でもその後見たテレビでお笑い芸人を追っかけまわしてて「割と行動派な一面」も知りました
2つ目の動画の獲物までの抜き足差し足は必要ないように感じるのも私だけ?
やっぱお金ないときは動かないのが一番、って動かなくてもお腹すきますって(笑)
顔は勇ましく、そしてキュート、後頭部にぴょこんと毛が逆立っているところもかわいさアップです。
で、そーそー、あんな長距離から抜き足差し足して、準備早すぎるだろ、って感じっすよ。しかも、水の中に入ると、さっきまでの慎重さはどこに行ってしまったのか、ビシャビシャ入ってくし、、、しかし、それで捕まる魚って、、、
その後テレビで動かない鳥なんて紹介されてましたねぇ(*_*)カカカカカッ!なんて音出すのはめずらしい事なんでしょうか…‥
今日初めてパソコンでYOUTUBEを見て、巨大ナメクジ?イモムシ?がお花を可愛らしくムシャムシャたべていたのですが、その映像ご存じですか(◎-◎;)正体が気になってたまりません。
系統的にはジアトリマのような恐鳥類とは縁が無いのでしょうが、イメージ的にはかなり近いような気がします。
こういう生物が長く生き残ってくれることを切に願います。
あと、そのナメクジ、バナナスラッグのことですよね?うちの巨大ナメクジの記事のところにリンクしてありますよー
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-423.html
あれ、はっきりいってカワイイですよね(笑)
人工的に繁殖も難しいらしく、アフリカの開発の早さを見ていると、あと10年もしたら絶滅しちゃいそうで、かなり心配な鳥です。
上野のハシビロコウ死んじゃったんですか!?( ̄□ ̄;)!!今年の春に最後に見たんでショックです(;_;)
魚は減ったら放流すりゃいいってわけでもありませんし。肺魚が減ってバクテリア等の構成が変わり、肺魚が棲めない土地になっている可能性もあります。
実際、日本の瀬戸内では最近は高度経済成長期より水質は良くなっているらしいですが、プランクトン等の種類が変わって魚が帰って来ない海域もあるらしいです。
確かにキャタピーですね(笑) あの食べてる姿がとても美味しそうで、ナメクジとは思えないかわいさですよね。
にらまれてるみたいで怖いですか~
まー大きいですものね、翼開長2メートルオーバーの鳥なんて、そうざらにはいないですからね。
肺魚も絶滅が危惧されているのと
違いましたっけ?
絶滅危惧種を守るためにその天敵を
減らしちゃおう! なんてキャンペーンは
不自然で嫌いな私ですが、このビロコウ
と肺魚の場合は。。ビロコウに他の魚も
おしいいよ、って教えるくらいですかねー
ハシビロコウ、エコノミー症候群に
ならないか、ちょっと心配です。
ちょっと話は変わりますが、カラスを絶滅させようと都が毒餌をまき散らしていますが、単にクマネズミの増殖を助長しているだけではないかと思うのは、考えすぎでしょうか。人為的に特定の動物の数を増減させようとするのは逆効果だと思うんですけどね。