■巨大リュウグウノツカイ■
■Oarfish (Regalecus russelii)■
~ 巨大深海魚 ~
~ シーサーペントの正体? ~
リュウグウノツカイは、そのユニークな和名と姿で有名ですが、その知名度とは裏腹に、ふだん人の目に触れることはほとんどない、とても珍しい深海魚です。
ときおり、海が荒れたあとに砂浜に打ち上げられ、人々を驚かせることはありますが、生きている姿を映像に納められたことは数えるほどしかありません。
最大で体長は10メートルとも15メートルともいわれる巨大魚ですが、その一方、体は左右に極端に扁平しており、非常に薄っぺらい体をしているのが特徴です。
(18フィート(≒5.4m)の特大リュウグウノツカイの動画
まだ生きています
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
(上の動画から作成した全体像
※ 画像をクリックすると大きく表示されます)
(尾にしがみついている男性と比較すると大きさが分かります)
メタリックな銀色のボディに、真っ赤に染まったトサカのような背びれ、ループタイを思わせるひも状の腹びれがよく映えます。
その堂々たる体躯と優雅な姿から、日本では「竜宮の遣い」と呼ばれるのも頷けるというものでしょう。
しかし、よく見るととても奇妙な顔をしており、また、とんでもない大きさに成長することから、西洋ではかつて船乗りたちが恐れた海の魔物、シーサーペント の正体のひとつとして有力視されています。
(池袋サンシャイン水族館の入り口にて
これで4メートルぐらい? この大きさでもかなり巨大で、迫力満点です)
(頭部のアップ)
~ 生態 ~
ふだんは200メートル以上の深海に棲息しているため、船乗りたちであっても滅多に遭遇する魚ではありません。
それ故、見慣れない巨大なリュウグウノツカイに遭遇し、「シーサーペント」伝説が生まれても、さして不思議なことではありません。
公式的な最大記録で11メートル、272キロといわれていますが、今までに捕獲されたわずかな個体の中での記録ですから、一説にいわれている15メートルなどという個体も存在するかもしれません。
上の動画の巨大なリュウグウノツカイでさえ5.4メートルしかありません。5.4メートルでこれほどなら、10メートル、15メートルのリュウグウノツカイが化け物じみて見えるのも容易に想像できるかと思います。
しかし、からだは大きくても性質は至って穏和で、間違っても人間を襲うようなことはありません。
主にオキアミなどの甲殻類を食べていると考えられており、大型のものは小魚やクラゲ、イカなどの頭足類も補食するようです。
ただし、深海魚であることと、捕獲されることが滅多にないことなどから、その詳しい生態はまだまだ分かっていません。
(見にくいですが、リュウグウノツカイが立ち泳ぎをしている動画
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
~ 立ち泳ぎ ~
食用として身近なタチウオ (太刀魚) という魚がいます。タチウオは、リュウグウノツカイを小型にしたような体型をしていますが、頭を上にして立ち泳ぎをすることで知られています。
リュウグウノツカイも、おそらくタチウオのようにして泳いでいると考えられていましたが、その推測通り、立ち泳ぎをしている姿がビデオに収められました。
ちなみに、タチウオとは異なり、リュウグウノツカイの肉はゼラチン質で、あまり食用には向いていないといわれています。
同じアカマンボウ目には、比較的姿の似たアカナマダがいます。
(追記)
ヨッシーさんから、同じくアカマンボウ目のサケガシラの写真を市場で撮影したとのことで、ご連絡をいただきました。写真はヨッシーさんのブログでどうぞ。
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以下に、水平に泳ぐリュウグウノツカイの写真が載っています。
http://www.geocities.co.jp/Outdoors/4115/oalfish01.html
中には、リュウグウノツカイを食べたという方もいらっしゃいます。
http://www.hokudai.ac.jp/fsc/usujiri/page_thumb11.html
さすがに生きているときは斑紋がはっきりしてますね。死ぬとほとんど消えちゃうらしいですから。
リュウグウノツカイ、ずっと前から出したかったんですが、いいYouTubeの映像がないから、出してなかったんですけど、このビデオ、けっこう迫力ありますよね。
ふつうの5メートルサイズのものより体高がかなりあるので、実際のサイズ以上に見えますよ。
見た目がタチウオなんですが、味はイマイチということは水っぽいんですかね~
フムフムと読ませていただきました。
先日とあるきっかけでリュウグウノツカイに興味をもって、検索しているうちにここにたどりつきました。
「とあるきっかけ」になったのが・・・九州からわざわざ山口県の萩まで行ったとき。萩博物館でちょうど深海魚の展示会をやってたのです。
リュウグウノツカイのはく製に感動。長さ5mはあったかな。さらに3m、1mのものが合計5匹も集結。撮影OKとのことなので記念撮影してきました。
リュウグウノツカイが泳いでいる動画の展示もありましたよ。
あと、ダイオウイカをまるごとホルマリンに漬けた展示も。
いっきにUMAのファンになってしまいました。。。
この展示、9月2日までやっているそうです。
↓
http://www.city.hagi.yamaguchi.jp/hagihaku/event/0707ryugujo/
「知られざる深海への旅」展、超イイですね~
行きたいですけど、東京からじゃ遠すぎるし、時間もないからたぶん無理です。
一昨年あたり千葉で同じようなのやっていたときに行けなかったのがイタイですヨ
スケーリーフットの写真、撮ってきました?もし撮ってきたら貸して欲しいでス、、、
サンシャインができた頃、死んでるけどリュウグウノツカイが展示されてるって聞かされて楽しみにしてたら衝撃的な姿で‥……。
タチウオみたいに立ち泳ぎするなんて初めて知りましたぁ( ̄□ ̄;)!!コレは恐い
アカマンボウも図鑑じゃ綺麗でしたが実際はどぉなんですかねぇ(・_・|
それに図鑑なんかですと、「綺麗な魚」として紹介されていることが多いですし。
リュウグウノツカイ、なんて名前もとても子供には幻想的な感じを与えますからね。
アカマンボウもかわいくてキレイですよ。Opahで画像検索してみてくださいな。
なにもそんなに集団で、、、と思わせますが(笑)
ナムさんが紹介してくれた動画は、とても貴重なものですよね。背びれを波打たせて立ち泳ぎする様子が、わかります。
リュウグウノツカイは、じつは一種ではなくて、複数の種があるらしいです。
得られる標本が少ないので、なかなか研究が進まないらしいのですね。
映像によって違って見えるのは、「種の違うリュウグウノツカイだから」ではないでしょうか。
リュウグウノツカイって、まとめて「リュウグウノツカイ」と総称しているんですか。ダイオウイカと同じですよね。ダイオウイカも数が少なすぎて分類できないらしいですからね。
すごい長いリュウグウノツカイでも、体高があまりなく、単に細長いものと、体高が高いものと、プロポーションが違って見えるのは、そういう理由かもしれませんね。
リュウグノツカイなんて言うお魚さんがいるなんて知らなかった・・・けど画像見ただけでいっきに好きななりました!(><)
あんなのが深海でウヨウヨいるんですかね。めっちゃこわっ!
けど、あの姿のままの名前なんですね。
これからも応援しています。でわでわ
深海といってもかなり浅いところ(200m~)にいるらしく、数もそれほど多くないみたいですねー こんな大きいのがたくさんで立ち泳ぎしてたら、そりゃビックリしますけどね(笑)
実家が静岡なんですが浜に叔父さんと投網に行った時に打ち上げられていました。生きていたかは覚えていませんが叔父さんが焼いて食べさせてくれました(笑)普通の白身魚でしたよ。
リュウグウノツカイを食べるとはレアですねー
ゼラチン質で美味しくない、みたいなことを書いてありましたが、焼くとふつうの白身魚なら別にいいですよね。
そうそう、ヨッシーさんから、ヨッシーさんがサケガシラの写真を撮ったので連絡頂いたのですが、
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/micyoshi
こちらの可能性はありますかね?これもあまり美味しくないらしいですが。
海中でリボン風にピラピラしているイメージがありましたが、標本は何か違う感じでした。あれはあれで物珍しくて面白かったです。
あと、サンシャインは巣鴨拘置所跡で怪奇現象が起きると同級生から聞いていて、魚を見ながらワクワクしていましたが・・・何も起きませんでした。orz
トレードマークの赤と銀の配色が見れないのが残念でした。
おおぉ~、漁師さんですかっ!!!
漁師さんといえば貴重な魚に会い放題ですよね。
リュウグウノツカイも網にかかったんですか~ 2メートル弱で40センチ以上の体高とはすごいプロポーションですよね。いやぁ写真見たかったですねぇ もったいない。
40センチ以上の体高になるのって、ふつうは4メートルとか5メートルとか、かなりの大きさのものですから、ちょっと変わったリュウグウノツカイのような気がしますね。
なんかおもしろい魚とか頭足類とか獲れましたら、是非とも写真を送ってください。
つか、古代魚&深海魚が好きなんです!
とっても役に立つ情報でした。
もっと、詳しく調べようと思ってます♪
その中でもリュウグウノツカイはひときわ大きいこともあり、魅力もピカイチです。10メートル以上のリュウグウノツカイを見てみたいです。
出来れば中途半端な大きさのではなく最大級のを・・・・・。