■Giant burrowing cockroach■
~ 巨大ゴキブリ (現世編) Part I ~

(ヨロイモグラゴキブリ 世界珍虫図鑑より)
~ なぜ嫌われる ~
ゴキブリはどうしてあんなに嫌われているのでしょう。
「あの動き (スピード) が、、、」「あのテカった羽の光沢が、、、」「バイ菌だらけだから、、、」などが主な理由ではないでしょうか?そもそも、「ゴキブリ」という言葉に過剰反応してしまうのです。
そんなあなたにヨロイモグラゴキブリを推奨します!
~ 世界最重量ゴキブリ ~
世界最大のゴキブリには、いくつか候補があります。これがまた気持ち悪いのが多いのですが、第1回目はヨロイモグラゴキブリを紹介したいと思います。
まず和名が素晴らしいです。ヨロイモグラゴキブリ。英名はジャイアント・バローイング・コックローチ (Giant burrowing cockroach)、直訳すると、「巨大穴掘りゴキブリ」です。
和名はこの「穴掘り (burrowing)」 から連想して「モグラ」に変更したんですね。

(ヨロイモグラゴキブリ
多摩動物園にて。実物を見たい人はGO!)
~ ヨロイモグラゴキブリとは? ~
このヨロイモグラゴキブリはオーストラリアのクイーンズランド州原産 (固有種) で、体長が8~9センチほどになる巨大かつ大変貴重・希少なゴキブリです。
卵胎生 (お腹で卵が孵化し、幼虫を生む生物) のため、一度に生まれる子供の数はわずか20匹と、かなり数は少なく、繁殖力は弱いです。販売目当てに乱獲された場合、あっという間に絶滅に瀕してしまうでしょう。
日本の平和なお茶の間を恐怖のどん底に陥れるゴキブリは、だいたいクロゴキブリやワモンゴキブリ、ヤマトゴキブリなどですが、せいぜい3センチ、大きくても4センチといったところでしょうか。
いや、もっとデカいですって!と言う方もおられると思いますが、羽をよけて体長を測るとそんなもんです。羽がでっかいだけで、本体は意外と小さいもんです。
ですから、ヨロイモグラゴキブリは日本で目にするゴキブリの3倍ぐらいの体長と考えて頂ければよろしいかと思います。
さらに全体的に輪郭が丸っこく、つまり体幅が非常にありますから、見た目のボリュームはそうとうなものです。
体がガッチリしていてなんか重そうに見えますが、実際に重く、成虫では35グラムにもなるそうです。もう少し体長があるゴキブリは他にもいますが、世界最重量のゴキブリは、文句なくこのヨロイモグラゴキブリです。
ちなみに世界最重量の昆虫は、やはり甲虫の仲間で、アフリカに生息するゴライアスオオツノハナムグリの仲間です。最大クラスでは、ヨロイモグラゴキブリの3倍、なんと100グラムもあります。
ヨロイモグラゴキブリに話を戻します。名前に「モグラ」とつくところからも想像出来るとおり、穴を掘ります。ヨロイモグラゴキブリは森林の地中に穴を掘って家族 (夫婦+子供たち) と共に暮らすとても平和なゴキブリなのです。

(こちらも巨大なマダガスカルオオゴキブリ)
~ 大丈夫ッス ~
ゴキブリの嫌われる要素といえば、はじめに書いた、「動き (スピード)、輝き、病原菌」の3つが主要かと思われますが、ヨロイモグラゴキブリはこれら「ゴキブリ嫌われ3大要素」とは縁遠いゴキブリでもあります。
まずはスピード、ヨロイモグラゴキブリは35グラムもあるのに足は超短く、速いはずがありません。というか遅いです。動きは緩慢で壁をよじ登ることすら出来ません。
あのゴキブリのきらめく羽の光沢、ツルツルすべりそうで、実際すべるあの油ぎっしゅな羽ですが、羽ないです。テカってますが、甲虫のように堅いです (ただし、ある意味よけい気持ち悪いと思う人もいるかも、、、)
病原菌についてはまったく問題ないといわれています。家に入ってくることもなく、森の地中に生活環境をおき、落ち葉などを食べて暮らす清潔かつ平和なゴキブリです。素手でさわっても全然安心です。
ちなみに、ヨロイモグラゴキブリに限らず、ゴキブリは言われているほど不潔な生物ではなく、ゴキブリによる病原菌の媒介は極めて少ないといわれています。ゴキブリそのもののイメージや商業的戦略 (ゴキブリ駆除製品等) により、実際以上に不潔な生物として浸透しているのかもしれません。
少なくともヨロイモグラゴキブリでしたら、昆虫好きの方なら平気なゴキブリじゃないでしょうか?
↓気に入って頂いた方はクリックして頂けると嬉しいです
人気 blog ランキング でオカルト・ホラーサイトを探す
>> FC2 ブログランキング (オカルト・ホラー)
>> 面白サイトランキング
(関連)
■ 巨大生物リスト
■ 不思議な生物リスト
■ 50センチの超巨大ゴキブリ (アプソロブラッティナ) (絶滅種)
■ 超巨大昆虫 ~ サカダチコノハナナフシ
■ 巨大ゼミ ~ テイオウゼミ
■ 20センチの巨大トンボがイングランドに現る
■ ゴキブリの卵鞘 (微グロ注意)
■ 巨大フナムシ (ジャイアント・アイソポッド)
■ 巨大ヒヨケムシ (キャメル・スパイダー)
■ 超短命! 1時間ブヨ
■ 妖精ダンゴムシ
■ かわいいヤスデ タマヤスデ
■ 巨大カゲロウ メゾサイロス
■ 巨大ザリガニ (タスマニアオオザリガニ)
■ 島を食い尽くす? ナナツバコツブムシ
■ レウコクロリディウム (グロ スーパー注意)
■ 巨大ゲジゲジ (オオゲジ)
■ 17年ゼミ
■ テキサスの超巨大バッタ
UMA一覧へ
トップページへ
でもチャバネ君は割りと平気でクロバネが大嫌いなのでやっぱりあの動きと艶が苦手なのかなぁ・・・。
やっぱ足は4本以上あっちゃいけないよなぁ・・・。
最近、単なる気持ち悪いブログと思われている可能性があります。しかし、このゴキブリはいけるはず!と思って満を持しての発表だったんですけど、ダメっすかね?
これ、もしヨロイモグラゴキブリ、じゃなくて、ヨロイモグラムシ、だったら、けっこうみんな平気だと思うんですけど。名前から来る先入観がね、嫌われちゃう原因の一つでもありますよね。
あれくらい大きくなったら尊敬? される
のか知らん。
ゴキブリは恐竜の時代からほとんど
その形態を変えていない、と読んだことが
あります。つまりは環境にベスト適応
している、ということでしょうか。
繁殖力が弱いとのことですが、強かったら
食料不足の世界を救ったのに、と
思ったりします。(南米のカピバラって
たしかネズミでしたよね?)
今年の正月にタイの屋台でタガメ8-10
cmの油揚げを買ってきて食べました。
決して美味しくはなかったけれど、
蛋白源としては昆虫もありなんだろうなー
と思ったです。
ゴキブリは私の好きな虫ランキングでも上位に君臨する昆虫です。
もちろんヨロイモグラもですが、オオゴキブリ、クロゴキブリはもちろん、マダガスカルなんかも好きですね。
私のブログでもゴキブリは度々紹介してるのですが
ゴキブリがあまりにも世の中で嫌われているので
こうやって詳しく紹介してくれる他サイト、ブログ様がいるというだけで、とても嬉しいです。
いつも見るだけで、コメントをすることは稀なんですが
あまりにも嬉しかったので、つい書き込んでしまいました。
あ、もちろんUMA情報や、驚きの生物の情報を知るためにいつも見ていますよ。
日本ではほとんど自然界では目につかないですし、ペット用で売ってるのも高いですよね。
食べたことはないですが、ちょっと苦いと聞きますが。
ヨロイモグラゴキブリですが、数は少ないらしいです。輸出制限もしているので1匹1万円~?とか。絶滅しないといいですが。
いつも見てくれているとのこと、たいへんどうもうです。
ゴキブリ好きでしたか!ま、実際、見た目にもふつーの昆虫なんですが、小さい頃から汚い、汚い、とすり込まれて育つと、悲しいことに、ゴキブリと聞いただけで過剰反応してしまいます。
さわったって平気なはずなのに、なぜかゴキブリだけは汚い、とか思っちゃうんですよね。んなわけないのに。
ということで、世間で嫌われている生物を小出しに紹介して、実像に迫ろうかと思っています。(←そんなかっこよくないですが)
で、ゴキブリの中でも、マルゴキブリ類に並んでヨロイモグラゴキブリは、一般人にも抵抗が少ないはず、と思い紹介してみました。しかし、これでも厳しいとの声が!(笑)
オオゲジとどっちをアップするか迷って、こっちにしたんですが、ヨロイモグラゴキブリでも刺激が強いとのことなので、オオゲジは当分お蔵入り決定でス。(泣)
ところで、よろしければスの人さんのブログを教えて頂けますか?
((((((((^_^;)
北海道にゴキはいないと聞きますが、実際はどうなんでしょう?恐竜がいた頃からいたなら、暖かい気候の方が好きなのかな。
昆虫は暖かい環境では結構大きくなるみたいですし。
「輝く地球の生き物たち」さんのHPです↓
http://www.sf-japan.net/old/htr-001.htm
北海道には確かにいないと以前から聞きますが、最近北海道も暖かいですからね、どうなんでしょう?
シベリアの永久凍土が溶けたりする位なので暖かい気候の動物の生息圏が拡大しているかもしれませんね。でも、単純に気候だけじゃなくて食糧となる動植物も拡大しなければ生息圏なんて拡大しないですよね。
人間の家庭環境に依存してるタイプのゴキなら拡大しやすそうだけど、森林に住んでるのは森林も拡大しなきゃ無理か。もし、森林に住んでるゴキが森林以外に適応してしまったら、違う種類と扱うべきでは?等と考えてしまいます。
私は西洋史の文化史に興味を持っていたりします。
例えば、ヨーロッパの主要宗教はキリスト教ですが、それが拡大する時にケルト文化の地域ではケルト文化に合わせた拡大をして、ハロウィーン等の行事が存在します。しかし、ギリシアにハロウィーンは存在しません。ケルト文化と違った文化があったのです。同じ「キリスト教」でもケルトとギリシアのでは「種類」が違うのです。
生物と宗教は各々に比較する次元が違い過ぎなので不毛な事を言ったなとは思います。m(_ _)m
こちら様はこの手のHPにありがちな、生物の画像を載っけて単純に「キモいでしょ!」だけで片付けたりしていない様に見受けられ、未確認&確認済み生物全般への愛情を感じます。これからも楽しみにしてます。o(^-^)o
西洋文化史はスポット的には興味がありますが、全般的には、特に宗教的にはまったくのど素人のため、コメントできず申し訳ないです。その代わりといってはなんですが、動物に関してちょこっと書いてみます。
以下は動物に関する、「完全に個人的な見解」です。「気持ち悪い」と感じるのは、「かわいい」と感じるのの反対、つまり「気持ち悪いと思うな」と強制するのは「かわいいと思うな」と強制しているのと同じだと思ってます。
実際にそういった感情を抑えるのは不可能だと思いますし、まわりが強制するものではないと思ってます。
なので、その人が「気持ち悪い」「かわいい」と感じるのに関しては、育った環境とかに影響されるものですから、まったく構わないと思ってます。
用は「気持ち悪い」から殺していい、「かわいい」から殺してはいけない、といった感覚ではないかと思ってます。気持ち悪いと思っても、自然のままにしてあげる感情があれば、それでいいのではないかと思っています。
が、これはとても長い話になるのでここらへんで自重します(笑) 最初に書いたとおり、ただの個人的見解で、他の人はまた別の見解があると思いますし、みなさんの意見もそれぞれ尊重するべきもので、これは単に管理人の考え方、ぐらいに思って頂ければと思います。
やっぱりゴキブリは無理でしたか~(笑) 厳しいという人の声が多いです。コメント以外からも寄せられてきております(笑)
ですがね、小さい頃からゴキブリは汚い、気持ち悪い、とすりこまれて生きてくると、そうなっちゃいますよね。ぼくも家の中のは無理ですから!
ですけどね、ゴキブリって当然ながら本当は森で暮らす生き物じゃないですか。たまたま人類にくっついて家の中に入ってきてますけど、それは全ゴキブリ(3500種~4000種)の数%、つまり90数%は森でひっそり暮らしている地味な昆虫なんですよ。
ですから、このでっかいゴキブリも、名前にゴキブリってつかなかったらきっと平気な人が多いと思うんですよねー
単純に「グロ晒し」や「可愛い晒し」のみの場合は、例えば、仮死クマムシ120年伝説ならば「蘇生した」という部分だけ抜き出して「どうだ!クマムシは120年生きてるぞ!」としかやりません。
「グロッ!」や「可愛い~」から感動を得るのも悪くないですが、更に一歩踏み込んで「ありのままの姿」を求めればより大きな感動を得られると思います。
訳の分からない事を書いてしまったと我ながら思います。m(_ _)m
ですが、やっぱり人それぞれの感覚がありますからね、楽しんでくれる人もいると同時に、不快に思う人もいると思うんですよ。
万人受けは不可能ですから、せめて不快に思う人が最小限になれば、とは思ってます。
ここに遊びに来て、動物に興味がなかった人が少しでも興味を持ってもらえるようになったら、さらにうれしく思います。
そうだ。ここをリンクに追加してもよろしいでしょうか?
ところで、スの人さんのブログの更新、すごい頻繁ですね。これからも頑張ってくださーい
あとフンコロガシ。フンコロガシがいなくなったら、病原菌が蔓延して人類は滅亡ですからね。フンコロガシにはもっと感謝しないと!(笑)
はは、ゴロっとしてかわいいですよね。ゴキブリ、って名前が付いているだけで、大きな甲虫と変わりありませんよね。
と初めて見かけたGのレポートをしてみました。実際すごくびびる。多分Gもびびってると思うけど。