■ナナツバコツブムシ、島を消滅させる■
■Little isopods are devouring up the small island.■
~ 島を食いつぶす? ~
(コツブムシの仲間 イソコツブムシ)
最近話題になっているナナツバコツブムシをみていきましょう。
ナナツバコツブムシは、このブログでもたびたび登場する、巨大フナムシことジャイアント・アイソポッドなどと同じ等脚類で、ワラジムシやダンゴムシの仲間です。
このナナツバコツブムシ、体長はせいぜい1センチほどと小さい生き物なのですが、かれらによって島が消滅の危機にあるといいます。名前は「コツブムシ」ですが、なんてスケールの大きい生物でしょう。
~ ナナツバコツブムシ ~
彼らが住み着いているのが瀬戸内海に浮かぶホボロ島 (ほぼろじま) という無人島です。面積は分かりませんが、細長い島で、長いところでも120メートルしかないということで、かなり小さな島であることが分かります。
この島でナナツバコツブムシが大繁殖しました。彼らは、岩に穴を開ける習性があるようで、こぞって岩を穴だらけにしてしまうために、岩の中はスカスカになってしまいます。
二枚貝のニオガイの仲間、ニオガイやカモメガイも岩に穴を開けることができますが、コツブムシよりも体は大きいものの、かれらのせいで島が崩れた、なんて話は聞いたことがありません。やはり数の問題です。
スカスカになって脆 (もろ) くなった岩に強い波が当たると、岩は簡単に砕け散ってしまうため、島はどんどん小さくなっていきます。
以前から、島を浸食する生物として、ナナツバコツブムシは取り上げられてはいましたが、まさかこれほどの速さで島が小さくなっていくとは思いませんでした。
(イソコツブムシ)
島がなくなる、といっても120メートル程度しかない島なので、大したことないなー、なんて思う人もいるかもしれませんが、島も小さいですがナナツバコツブムシも小さいところに注目です。
分かりやすくするために、コツブムシとホボロ島の大きさ比率を、そのまま人間に当てはめてみましょう。
人間の大きさを170センチとして考えると、人間はコツブムシの170倍の大きさということになります。人間にしてみると、20キロメートルあまりもある島を消滅させるのと同じ事になります。
人間とコツブムシでは大幅にプロポーションが異なりますので、そのまま比較するのは適当ではないですが、コツブムシがその体に見合わないデカいことをしているのは分かるかと思います。
なにを食べているのかよく分かりませんが、海生の等脚類ですから、海草とか魚介類の死骸を食べているのではないでしょうか。
~ 増え放題 ~
島で生態系のバランスがとれていれば、コツブムシ大繁殖なんてあり得ないのですが、どうもホボロ島には天敵も何もいないらしく、しかも食べ物にも困らないので飢えることもなく、増え放題、暴れ放題といった感じのようです。
しかしかれらの繁栄もそう長くは続きそうにもありません。天敵もいなく、食べ物にも困らないのに、棲むべき島が自らの増えすぎによって陥落寸前だからです。
島が消滅したら、かれらは近くの島に集団で引っ越しするのでしょうか?
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もともとの起因もありますが、やはり増えすぎですね。天敵無し・飢餓無し で 増え放題・やり放題というのはまさしく人間に当てはまりませんかね?
人間も自分で自分の首を絞めるようなマネをし続けているのでしょうか。
しかし、このナナツバコツブムシの大繁殖の要因が人類にあるとすればナナツバコツブムシも被害者ということになりますよね。
ホボロ島じゃなくて
ボロボロ島ですねw