■謎の殺人巨大クラゲ■
■Giant killer jellyfish■
~ 家族を飲み込んだ殺人クラゲ ~
(巨大クラゲ
※ 画面をクリックするとYouTubeに飛びます)
~ 巨大クラゲ ~
巨大イカや巨大ダコといった巨大頭足類も魅力的ですが、巨大なクラゲもまた魅力的です。目撃情報は巨大頭足類に及びませんが、それでもいくつかの不思議な事件が報告されています。
傘の直径が30メートルもあったといわれるバミューダ海域の紫色の巨大クラゲ、シドニー沖の船舶を襲った巨大クラゲなどが有名ですが、今回は海水浴を楽しんでいた家族を襲った悲劇の話です。
これは1990年、イギリスのオカルト系雑誌、フォーティアン・タイムズ (Fortean Times) で取り上げられた記事です。
~ 巨大クラゲ殺人事件 ~
(ワインで有名なボルドー (Bordeaux) )
1980年代末、アンリとその妻、そして2人の子供を連れてボルドーの海に遊びに来ていました。
4人は海に入り夏の海を満喫するもつかの間、突然、乗用車ほどもある巨大なクラゲが現れ、アンリの妻と子供2人をさらって海の底へと消えてしまったというのです。
アンリの証言を地元の警察が鵜呑みにするはずもなく、彼は逮捕されました。彼のこの荒唐無稽 (こうとうむけい) な話に警察は嫌気がさしたのか、彼は嘘発見器にかけられることになりました。
しかし警察の思惑とは裏腹に、アンリは嘘発見器による試験をパスし、その後も「巨大クラゲが犯人である」という証言を変えようとしなかったといわれています。
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さて、この話ですが、嘘発見器のくだりは、まぁ、どうでもいいです。嘘発見器の結果が100%信頼できるなら、「祝!巨大殺人クラゲの実在決定!」ですが (←殺人クラゲなんで「祝」ってことはないですけど)、嘘発見器の結果はある一定の信憑性しか得られませんから、これで巨大クラゲの有無を判定することは出来ません。
では、アンリのおかれているシチュエーションを加味して考えてみることにします。
アンリは「殺人容疑」をかけられています。殺人容疑がなければ、単に「巨大クラゲ目撃者」で、彼が真実を語っているかどうかはほとんど推測できません。
大きさ的にも習性的にもそんなクラゲはあり得ない (キタユウレイクラゲ、エチゼンクラゲには直径2メートルオーバーの個体あり)、と科学的に否定するもよし、UMA好きの観点からアンリを信用し応援するもよし、といった感じです。
(まれに傘の直径が2メートルを超す
キタユウレイクラゲ(ライオンのたてがみクラゲ)の動画
※ 画面をクリックするとYouTubeに飛びます)
しかし、これに殺人という要素が加わると、話は一変します。仮にアンリが家族を殺していた場合、「巨大クラゲが襲ってきた」という作り話をしたとしたら、あまりに稚拙 (ちせつ) すぎます。
つまり、バカすぎです。
海で行方不明になったことにするのであれば、ボートに乗っていて落ちて溺れた、サメが襲ってきた、シャチが襲ってきた、などあり得そうなことをいうべきです。
にも関わらず、「でっかいクラゲが家族を襲って連れ去った」です。
逆に、その荒唐無稽さを逆手に取った巧妙なトリックとも取れるかもしれません。つまりです、「あまりに荒唐無稽な話のため、逆にそんなばかげた嘘をつくはずがないから、アンリは白である」と警察に思わせる作戦です。
しかし、警察がそう思ってくれる確率はほとんどないでしょう、せいぜい頭がどうかしている、と思われるのが関の山です。もしアンリがそう考えてクラゲの話をしたとしたら、これはかなりのチャレンジャーと言わざるを得ません。
これらのことを考えると、アンリがもし家族を殺して巨大クラゲの話をしていたとしたら、そうとうのバカかチャレンジャーのふたつにひとつです。
~ では真実か? ~
しかし、バカでもチャレンジャーでもなければ、「巨大クラゲ」の話は「真実」ということになります。残念ながら、巨大で、かつこのように人を襲うクラゲはUMAの話にしか登場していません、つまり未確認です。また、アンリの証言以外、証拠といえる証拠は何も存在しません。
いずれの理由で殺されたにしても、亡くなった妻と子供たちがかわいそうであることに変わりありません。しかし、仮にアンリが真実を語っているとしたら、妻と子を失った上にバカ呼ばわりされ、この上なく不憫な気がします。
そんな観点から考えると、アンリが真実を言っている、と信じたくなるのが人情ではないでしょうか。
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クラゲがどうやって3人もの人間を連れて行ったかも想像つかないし、仮にホントだったとしても人間3人を捕まえて泳ぐクラゲに追いつけないアンリもどうかと・・・。
クラゲってそんなに遊泳スピードなさそうなのになぁ・・・。
謎ですな( ェ)ウム
この記事の最初に断っているとおり、フォーティアン・タイムズ掲載のネタなんですよ。別にガセ記事載せてる本じゃないですけど、オカルト本なんで、そのあたりちょっと吟味しながら読んで頂ければ、と思ってます。(笑)
だって、この話、おかしいもん(笑)
>Rokiさん
これはですね、僕は誤認説で巨大ミズダコ説書こうかと思っていたんですよ。でも、頭足類にしてもやっぱ波打ち際来て人(しかも3人まとめて)をさらってかないと思ったんで書かなかったんですよ。
それを書くと、タコだって来ねーだろ、って突っ込まれると思って(笑)。
いずれにしても突っ込まれる運命の記事だったようです(笑)。
エチゼンクラゲとかが意思を持って襲ってきたら…
………「想像中」………
こ、怖すぎる((((;Д; )))
いないことを願うばかりです…
エチゼンクラゲの大群て、見てて怖いですよね!刺すとか刺さない以前に、あんなでかいのに水中で囲まれたらパニクりますって。
直径2メートルあるやつなんて怖すぎですよね~