■ニューハーバー・サーペント・シャーク■
■New Harbor serpent shark■
~ 海蛇のような未確認の魚 ~
(ラブカの遊泳シーン
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
今から100年以上も遡 (さかのぼ) る1880年、アメリカ、メイン州のニューハーバーで奇妙な魚が網にかかりました。
魚を捕獲したのはペマクイド族 (Pemaquid) のS. W. ハンナという漁師で、その姿はシーサーペントの幼体ともいうべき魚だったと報告しています。
(ニューハーバー)
彼の証言によると、その奇妙な魚は体長が約7.5メートル (25フィート)、体の一番太い部分の直径は25センチ (10インチ) とかなり細長い体型で、まるでウナギのようだったといいます。頭部は扁平しており、上あごが下あごよりも長く、また鋭く小さな歯を持っていました。
~ スペンサー・ベアードによる検証 ~
この「奇妙な魚」が掲載されているのは、"Mysteries of the Deep (ペーパーバック)" という海に関するミステリー本で、この記事は未確認動物学の第一人者、カール・シューカー博士 (Dr. Karl P. N. Shuker) によって書かれています。
さて、この奇妙な魚、7.5メートルもあるにもかかわらず、一番太い部分でわずかに直径が25センチしかありません。仮に平均20センチの直径とすると、20:700 = 1:35という比率になり、かなり細長い体型であることが分かります。
この魚が、魚類学者の興味を引かないわけがありません。スミソニアン博物館の館長として有名な魚類学者、スペンサー・ベアード (Spencer Baird) は、さらなる情報をハンナから聞き出しました。
(ラブカの歯)
その魚の肌は、まるでサメのような肌であり、小さな胸びれ、そして胸びれと同じぐらいの位置の上方に三角形の背びれがついていました。その他にウナギのような腹びれがあり、また鰓列 (さいれつ - エラの切れ込み) は左右3つずつということです。
ウナギを含め、細長い魚はいくらでもいますが、これだけ大きい (長い) 魚といえばリュウグウノツカイ (oarfish) ぐらいしか存在しません。しかし、鰓列があることから、この魚はリュウグウノツカイではありません。サメかエイです。
ハンナさんは、「まるでサメのような肌」と表現していることからも、(おそらく) サメであるにも関わらず、サメだと思っていなかったことが分かります。一般的なサメとはかなり異なるプロポーションをしていたのは確かです。
~ 正体は? ~
(まるでウナギのような体型をしたサメ、ラブカ)
サメに見えない細長いサメ、、、となるとラブカの可能性が考えられます。最近では生きている姿がビデオに収められるなど、一般的にもかなり浸透してきましたが、このころはまだラブカが発見されていなかった時代です。
また、鰓列の数はハンナさんのスケッチから読み取ったものらしいので、おそらく3対 (ふつうのサメは左右5対、ラブカは6対) というのは間違い、というかそれほど厳密に描いていなかった可能性も考えられます。
背びれの位置も全然違います。ラブカの背びれは尾びれに近いかなり背中の後方に位置していますが、ハンナさんの捕獲したサメはかなり前方にあります。これについてもスケッチが若干いい加減だったと考えることが出来ます。
エラの数、ヒレの位置を、ハンナさんの絵心の問題と解釈すれば、巨大なラブカの可能性が考えられます。しかし、ラブカにしてはあまりに大きすぎる (7.5メートル)、もしくは、ハンナさんの絵の通りであった、と解釈すれば間違いなく新種のサメということになります。
(ラブカのエラの数は6)
残念ながら、時代的 (1800年代) に保存は厳しかったのか、ハンナさんはこのサメをすでに捨ててしまっていたため詳しく調査することは出来ませんでした。
ハンナさんの捕獲したサメは巨大なラブカだったのか、それとも新種のサメだったのか、非常にミステリアスなサメであることは確かです。
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ラブカ可愛すぎです
サメってホント可愛い(*´ェ`*)ポッ
アタマにアイロン台のあるサメなんかもうそれだけでゴハン3杯・・・(もういいって)
深海魚もいいけどサメもいいー!←もう、病気
頭にアイロン台はステタカントゥスですか。そんな表現は聞いたことなかったですが!
ところで
http://www.youtube.com/watch?v=38Y3hvd0bFQ
このサメ映画おもしろすぎるんですが。
撮影者が言うほどくちばしが長くないのと、尾が長くないのが気になりますが。
でも、ま、シルエットだけでは何かは断定できませんけどね。
海外風イラストで絵がキレイですね。あと、そのブログテンプレート、僕も同じやつですよ~(笑)
イラスト書くのが大変そうですが、頑張ってくださいね~
でも毎回描くの大変でしょ~
ほどほどに頑張ってください!