■巨大絶滅昆虫 メゾサイロス■
■Mazothairos■
~55センチの巨大カゲロウ!~
巨大昆虫といえば、羽を広げた大きさが75センチ以上にもなる絶滅種の超巨大トンボ、メガネウラが有名ですが、他にも空を飛んだメガネウラ級の大きな昆虫がいます。
現時点ではメガネウラを超す巨大昆虫は発見されていませんが、そのメガネウラに匹敵する巨大な昆虫、それがパレオディクティオプテラ (Palaeodictyoptera, ムカシアミバネムシ)です。
パレオディクティオプテラは初めて空を飛んだ昆虫の一つと考えられています。そのパレオディクティオプテラ類の中で一際大きいのがメゾサイロス(Mazothairos)です。
アメリカのイリノイ州、あの有名なメゾンクリーク (Mazon Creek) 動物群で発見されたことから、この名が付いているんだと思います(たぶん)。
メゾサイロスを含むパレオディクティオプテラは、トンボのような大きな4枚の羽の他に、胸部に小さな羽を1対、つまり6枚の羽を持つユニークな昆虫です。
(カゲロウ)
胸部の小さな羽はあまり目立ちませんから、一見すると巨大なトンボのように見えますが、トンボと比べ体が寸胴で、尾角(びかく - 尻尾の先から出ている触覚のようなもの)が長いことから、トンボというよりは、むしろカゲロウによく似ています。実際、似ているだけでなくカゲロウに近縁だそうです。
現世のカゲロウはパレオディクティオプテラに似ていることからも分かるように、最も原始的な昆虫の一種です。もちろん現世のカゲロウは羽は4枚で、また決して大きな昆虫ではありません(大きくても3センチ程度)。
さてこのメゾサイロス、羽を広げた大きさが、なんと55センチもあります。また頭から尻尾の先までの体長が45センチ、尾角を含めた全長は1メートル近くにもなります。
尾角を含めて「メガネウラより巨大」というのはさすがに反則的ですが、とにかくそれぐらい大きな昆虫です。
メガネウラとは異なり、こちらはは草食で、シダの胞子、また樹液や花粉などを食べていたと考えられています。
現世のカゲロウ (の成虫) の寿命は非常に短いことでも有名で、寿命は1日程度というものもいます。成虫になったカゲロウの仲間は何も食べずに死んでしまいます。
パレオディクティオプテラは、成虫になってからも食事もしていたようですし、一日で死んでしまうということはなさそうですが寿命はいったいどれぐらいだったのでしょうね?
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