■巨大ミミズ型UMA、ミニョコンを考える■
~ミニョコンは実在するか!?~
(ミニョコンと人間の対比図: 人間はミニョコンの先っぽ程度もありません)
数あるUMAの中でも、実在する可能性がもっとも低いUMAのひとつ、ミニョコンについて考えてみたいと思います。
「ミニョコンは実在するか!?」
「するはずねーだろ!」という声が聞こえてきますが、関係なく話を進めていこうかと思います。
陸上の生物でありながら体長は45~50メートル、この大きさの時点でゾウどころかシロナガスクジラを超えているのに加え、それの正体がミミズというのですから、もはや実在はあきらめざるを得ない状況です。
ただ長いだけならまだしも、ミニョコンの直径は2メートルとも3メートルともいわれています。細長いだけなら可能性は低いながらわずかに可能性を信じたいところですが、この直径を聞いてお手上げといった感じです。
ですが、ミニョコンの実在性を敢えて考えてみたいと思います。
体長50メートル、直径3メートル、いくらなんでもこれは無理です。これだけの大きさで土の中をモゾモゾとトンネルを掘りながら生活するのは不可能です。
(ミニョコンの故郷ブラジル)
もしこの大きさで存在した場合、ミミズは地面と垂直に穴を掘ることが多いですから、ミニョコンの穴に落ちた場合、地中深くまで落下し、おそらく上ってくることは出来ず死亡するものと考えられます。その他にも、誤って土と一緒に食べられる、のたうち回るミニョコンに踏まれる等、人間が死亡するシチュエーションは多々考えられます。本当に恐ろしいミミズです。
また、ミミズは土を食べて生きていますが、糞をする場合、腸の中身の1/3を一気に排泄するということですので、腸の太さが分からないので計算できませんが、45メートル、直径3メートルのミニョコンの糞はおそらくとてつもない量ということは容易に想像できます。地表で排泄した場合、やはり死者が出る可能性を含んでいます。つくづく恐ろしいミミズです。
UMAは実物の何倍にも誇張されて伝わることがほとんどですから、このミニョコンにしても大げさに伝えられていると解釈しても特に問題ないかと思います。せめて半分、といいたいところですが、それでも20メート以上ありますし、ここは思い切って1/10の5メートル前後と考えてみたいと思います。
5メートルといってもこれは大変な大きさです。動物だって5メートルも体長があるものといえば数えるぐらいしか存在しません。しかもこれがミミズです。
巨大ミミズの記事でも紹介しましたが、史上最長のミミズは6.6メートルのミクロカエトゥス・ラピです。これだけみるとすでに5メートルを突破しており、合格なのですが、なにせミミズですから細いです。
ミミズは天寿を全うする前に、たいていモグラなどの天敵に食べられてしまいますので、大きいミミズはレアですが、思っているよりもずっと長寿な生物です。あまりはっきりはしていませんが、数年から10年、最長で15年という記録もあり、もっと長生きする可能性もあるといわれています。
しかし、ミミズは1~2センチあまりの直径にしかなりません。長生きして長く育つ可能性はありますが、太さはあまり変わらないので、どんどん細長くなっていくだけです。これではミニョコンの正体としては貧弱すぎます。
ミミズに似ているものといえばやはりヘビ、ミニョコンは巨大なヘビ、つまり大蛇が元になっている、と考えるのが妥当なところかもしれません。が、普通すぎて面白味に欠けますので、敢えてヘビをはずして考えてみようかと思います。
ヘビは確かに細長く、そして地中に入ることもありますから、ミミズと共通点はありますが、ミミズなどの環形動物の特徴である体節は、ヘビにはもちろんありません。それにヘビは完全な地中生活者でもありません。
(ミミズトカゲの一種 ミミズトカゲはミニョコンの故郷ブラジルを含む南米にも多く生息します)
そこで候補にあげたいのがアホロテトカゲでおなじみの「ミミズトカゲ(worm lizard)」の仲間です。ミミズトカゲはトカゲでありながら、アホロテトカゲなど一部の種類をのぞいて完全に四肢が退化してなくなっています。
都合がいいことミミズの体節のように変化した皮膚を持ち、また、ほとんどの種類で目も退化しているため、姿形はミミズそのものです。「ミミズトカゲ」と呼ばれるのも大いに納得できる容姿です。
四肢も目も退化していることから分かるとおり、完全に地中生活に適応しており、巨大ミミズの誤認候補としてはうってつけなのですが、元々、「大して大きくない」という欠点をはらんでいます。
ミミズトカゲの最大種、シロハラミミズトカゲ(Amphisbaena alba)でさえ、通常1メートルを超えることはないようです。小さいものだとミミズと区別がつかないほど小さく細いですが、大型のものはそれなりに太くなり、まさに巨大なミミズ、といった感があります。
ミミズトカゲとはいえ、自分で穴を掘って地中生活をしているので、あまり太くはなれないと思いますが、ミニョコンの正体の1つに「未発見の巨大ミミズトカゲ説」を付け加え、この記事を締めたいと思います。
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恐竜の生き残り(ネッシーみたいじゃなくて、脳容量の多いタイプ)や、ホモサピエンスに近い知的生命体に、特に関心があります。
後日、時間をかけて過去の記事に目を通します。 また遊びにきますね!(^0^)/
ここではUMAしか扱っていませんが、ぼくもミステリー系のネタは全般的に好きですよ。
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