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UMAファン ~ 未確認動物
世界中のUMA (未確認生物)、巨大生物、不思議な生物 (珍獣)を紹介しているブログです。
カエル男 (ラブランド・フロッグ)

■カエル男 (ラブランド・フロッグ, ラヴランド・フロッグ)■
■Loveland Frog■

~ アメリカ版河童 ~


(カエル男の目撃スケッチ)

カエル男とは、アメリカのオハイオ州で目撃された、カエルとヒューマノイドのハイブリッド的容姿をしたUMAです。

UMAに多い「○○男」という男シリーズの中でも、ヒツジ男と並んでもっとも有名なUMAといえます。

しかし、実をいうと「カエル男」という表現は、日本ローカルの独特の呼び方で、海外では "frogman" とは表現されません。

オハイオ州のラブランドで目撃されたことから、通常、海外ではラブランド・フロッグ (ラブランドの蛙)、もそくはラブランド・リザード (ラブランドのトカゲ) と呼ばれます。

日本では、カッパのアメリカバージョン、つまり「アメリカ版河童」と形容されることもありますが、頭に皿もなければ背中に甲羅もなく、特にカッパと似ているわけではありません。カエル男は甲羅の代わりに、ヒレ状の突起が確認されています。

~ UMAか怪物か? ~

UMAとは、あくまで「未確認の生物 (動物)」のことであり、言い換えると、「まだ (正式に) 発見の報告がない野生動物」のことで、怪物まがいのものは含まれません。

そういった観点から、カエル男はもはやUMAでもなんでもなく、単なる都市伝説上の生き物なのではないかと思ってしまいます。

しかし、カエル男にはちゃんとした目撃情報があるから不思議です。目撃情報を見ていきましょう。

~ カエル男の目撃 ~

カエル男が初めて目撃されたのは1955年といわれています。

ある男性が真夜中に車を走らせていたところ、3匹の奇妙な生物が道端にいるのに気付き、車を止めて観察しました。

その生物は爬虫類的な姿をしていましたが、それが爬虫類でないことは、二本の脚で立っていることで明白でした。

背丈は3~4フィート (90~120センチ) と成人男性よりは遙かに小柄で、なにか棒きれのようなものを運んでいるようだったといいます。

彼は勇気のある人で、このことをラブランド警察に報告しましたが (なかなか出来るものではありません)、残念ながら、そういった生物が存在したという痕跡は発見できませんでした。

~ 二度目の目撃 ~

カエル男が再度目撃されたのは、それから17年後の1972年です。

前回、カエル男を目撃した男性はラブランド警察に駆け込みましたが、そのとき、警察官たちはどのような気持ちで彼の話を聞いていたのでしょう?

そのときの心境は知るよしもありませんが、おそらくこの「カエル男」の話は、その後ラブランド警察に赴任された警官たちに、伝説の話として伝わり続けていたのではないでしょうか?

というのも、2度目の目撃はラブランドの警官によるものだったからです。

1972年3月、真夜中にパトカーでパトロールをしていた警官が道路脇にたたずむ動物を目撃しました。おそらくそれは犬だろうと思いました。

氷で路面が凍結していたため、警官は徐行運転をしながら、その動物を見ていると、それはかがんだ状態から二本の脚で立ち上がりました。

犬ではなかったのです。

直立しても3~4フィートしかないその生物の姿は、カエルかトカゲと形容するにふさわしいものでした。その謎の生物はガードレールを越え、川に飛び込んでしまいました。

かれはそのとき「カエル男」の話を思い出したことでしょう。

あわてて署に戻り、同僚を引き連れて現場に戻りましたが、「カエル男」の姿はどこにもありませんでした。

しかし、明らかになにものかがガードレールを擦った形跡がそこに残されていたといいます。

~ 3度目の目撃 ~

3度目の目撃はまたも警察官によるものです。

夜中にパトロール中の、ラブランドの警官が道路中央に横たわる動物の死骸らしきものに出くわしました。

車にはねられた犬か猫だろうと彼は思い、道路脇に片づけようと車を降りて死骸に近づきました。

しかし、それは動物は犬でも猫でもありませんでした。そしてそれは死骸でもありませんでした。

例のカエル男だったのです。

警官の気配に気付き、その生物は起きあがると、足を引きづりながらのろのろと川に向かって逃げようとしました。

警官はカエル男に向かって発砲しましたが (撃つなよ、といいたい)、弾は逸れ、カエル男は川に逃げおおせることに成功しました (しかも逃げられてるし)。

~ 正体は? ~

よく分かりませんが、少なくとも3回、人間に目撃されています。そのうち2回は警官によるものです。

「警察が見たのだから本当」というのは短絡的ですから、これはなしにしましょう。

目撃談、そしてスケッチから、確かに二足歩行するカエルかトカゲのような生物であることが分かります。

アフリカの巨大ガエル、ゴライアスガエルは脚を伸ばせば80センチ近くなるので大きさ的には合格ですが、どう転んでも、カエルは二足歩行できません。

トカゲは走っているとき限定で、エリマキトカゲやグリーンバシリスクなんかは二足歩行出来ますが、やはり歩いたり出来ません。

ですから、直立二足歩行する時点で両生類、爬虫類の誤認ではないと考えられます。

というか、イラストのような生物が、なんかの生物の誤認とは管理人も思っていません。

怪物ではなく、あくまで動物であるというのであれば、非常に寒い気温で動き回れることから、既知、未知に関わらず、やはり変温動物の両生類・爬虫類の可能性は低く、哺乳類の可能性が高いでしょう。

「二足歩行していた」のではなく、「二本の足で立ち上がる」ぐらいだったら、真夜中ですし、カワウソなどを「カエル男の伝説」と関連づけて見間違えた、なーんてことはあるかもしれません。

その後、30年以上、カエル男の目撃はないようで、謎の生物の鍵をとく手がかりはないようです。 オハイオ川の怪物 との関連もあるかもしれません。

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