■オクトパス・マヤ■
■Octopus Maya■
(オクトパス・マヤのイラスト 「タコは、なぜ元気なのか?」より)
~幻のタコは実在するか!?~
最近、イカ、タコ、貝と軟体動物の紹介が続いていますが、今回もタコの話題です。
伝説のタコといえば、バハマに生息するといわれる体長30メートルの巨大ダコ、ルスカが有名ですが、既知のタコでもジャイアント・パシフィック・オクトパス(ミズダコ)が体長3メートル(外套長60センチ)とかなり巨大になり、タコの世界もイカ同様、なかなか魅力的です。
今回紹介するタコはルスカやオクラホマ・オクトパスといったUMAではなく、実在するタコの話です。
奥谷喬司さん、神崎宣武さん著の「タコは、なぜ元気なのか?」によると、大量の水揚げは報告されるものの、日本では現物が手に入らない不思議な存在のタコだそうです。
オクトパス・マヤの「マヤ」は、かつて南アメリカ大陸で栄えたあの「マヤ文明」の「マヤ」で、マヤ文明が栄えたマヤ地方で水揚げされることから命名されているようです。
マヤ文明といえば水晶ドクロの最高峰「ヘッジス・スカル(hedges skull)」や動物を模した謎のアクセサリー、「マヤのブルドーザー」なども出土されており、オーパーツ・ファンにも人気のある謎多き文明です。 (黄金細工に「マヤのブルドーザー」と命名したのはUMAファンにも人気のある動物学者、アイヴァン・サンダーソンです。車輪文化のなかったマヤの遺跡にブルドーザー説を持ち込むあたり、さすがヒーロー、サンダーソンです)
暦が非常に発達していることから、高度の天体観測技術を持っていたと考えられていますが、一方、他の文明では比較的普通にみられる「車輪」の文化はまったく発展しておらず、そのアンバランスともいえる密林の中で独自に発達した文化もマヤ文明の魅力の一つとなっています。
西暦300~900年頃が最盛期といわれ、その後次第に衰退し滅亡してしまったマヤ文明ですが、名前にこの「マヤ」を冠した本題のオクトパス・マヤとはいったいどんな生物なのでしょうか?
そもそも本当に実在するのか?現在でも存在するのか?まさかマヤ文明さながら、すでに絶滅してしまった、、、
いえいえ、オクトパス・マヤは確かに現在でも実在するタコのようです。それではいったいどんなタコなのか?
ルスカに負けず劣らず巨大、、、ではないようです。大きいものでも外套長が25センチほどということで、決して小さくはありませんが、取り立てて騒ぐほどの大きさでもありません。
ヒョウモンダコのように人間をも死に至らしめる猛毒を持っている、、、わけでもないようです。特に咬傷による事故の噂もありません。 (水晶ドクロ「ヘッジス・スカル」 1000年以上も昔に作られたとは思えない精緻を極めた芸術品)
オーパーツの影響もあり、その「マヤ」を冠するオクトパス・マヤの姿には過度の期待をかけてしまいますが、どうも現時点ではマダコに分類されているようです。つまり「メキシコ湾で捕れるマダコ」といった感じで、姿形も日本でみられるマダコと大差はないかもしれません。
オクトパス・マヤをマダコと区別すべき、という声もあるようで、タコの分類が見直されている現在、そのうちオクトパス・マヤもマダコから「オクトパス・マヤ」という独立した種類と認められるかもしれません。
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