■Gambo■

ガンボはアフリカのガンビア共和国沿岸に漂着した未知生物の死骸で、生きている姿は確認されていません。
ガンビアで発見されたことから、のちにガンボというニックネームが付けられました。
ガンビアはアフリカの西岸に位置するアフリカでもっとも小さな国で、日本の岐阜県ほどの面積しかありません。近年、隣国セネガル共和国の協力もあり、漁業も盛んに行われるようになってきています。
1983年、アマチュアの動物学者オーウェン・バーナムは、ガンビアのリゾート地、バンガロー・ビーチを家族と一緒に散歩していました。そのとき体の半分ぐらいが砂に埋まっている大きな動物の死骸を偶然にも発見しました。死んでから岸に打ち上げられたものと考えられますが、腐敗はほとんど進んでおらず、死んでからまだ日が浅いようです。
岸に打ち上げられた謎の死骸のほとんどは、腐敗が進みすぎて生前の姿を予測することすら難しいことが多いだけに、これは大変な幸運といえるでしょう。また、漁業が盛んになって間もないガンビアの人たちに見つかるよりも、アマチュアとはいえ、動物学者に発見されたことも幸運だったといえます。
UMAが発見される状況としては、ほぼベストといえるシチュエーションだったのですが、この2つの幸運の先には、悲劇的なほどの不運が待ちかまえていました。そのときオーウェンはカメラを持ち歩いていなかったのです。オーウェンの失望感たるや想像に難くありません。しかし、オーウェンは気を取り直して、この生物をスケッチに残すことにしました。
その生物の体長は4.2メートルほどでイルカのような体型をしていました。口は異様なほど長く先端に向かって先細りになっていました。口中にはびっしりと鋭く小さな歯が80本並んでいました。また体色は体の上側と、お腹ではっきりと分かれており、上側が濃い茶色、お腹が白でした。
不運は続くもので、詳しく調べる前に地元の漁師たちにガンボが見つかってしまい、あっという間に解体されて売られてしまいました。そのため残された証拠は、オーウェンの描いたイラストと証言だけになってしまったのです。

(くちばしの長いアマゾンカワイルカ (ピンクイルカ))
オーウェンのイラストから、UMAの定番、ゼウグロドン生存説が挙がっていますが、イルカの中でもカワイルカの仲間などクチバシが非常に長い種類もいることから、まずはイルカを検討するべきでしょう。
オーウェンがカメラさえ持っていれば、、、頭骨だけでも、せめて歯だけでも分けてもらえば、、、と、何とも惜しい事件でした。
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