■角ネコ (角猫, ホーンド・キャット)■
■Horned Cat■ (ジャッカロープ)
飼いネコ系のUMAには、背中に翼の生えた翼ネコ、後ろ脚がウサギのキャビットがいますが、この角ネコはその名の通り、頭部にウシのような角を生やしたネコのUMAです。
通常、角ネコはヨーロッパに伝わる架空の動物と考えられています。中世のヨーロッパでは悪魔の化身を描写する際に、多くの動物たちに角をつけて表現していたといわれおり、その動物の一つとして、ネコにも角をつけたものが角ネコという解釈があります。 (翼ネコ)
今回紹介するのはヨーロッパの架空の角ネコではなく、ジャワ島付近の小島、少なくとも2つの島で目撃された角ネコの話です。未確認の新種のネコと考えて頂ければいいかと思います。角ネコの大きさは飼い猫と変わらず、それほど大きいものではないようです。角はユニコーンのような一本角ではなく、左右の目の少し上方に一本ずつ突起状のものが生えているといいます。
さて、この角ですが、肉食動物の、しかもこんな小さな動物に角が生えるものか?と、ちょっと気になります。
ただし、角ネコの「ツノ」は突起状のもの、ということですので、ジャッカロープばりのゴージャスな角でない分、逆に信憑性が高いような気がします。もちろんジャッカロープのような立派な角のほうが、発見されたときもドラマチックであり理想的なのですが、おそらくジャングルのような森の中で生活していると考えられる小型の哺乳類に、そんなゴージャスな角が生えるとは考えにくいことは確かです。獲物を狩るにしても、天敵から逃げるにしても、草に絡まるは、木にぶつかるはで不便この上ない代物になりそうですからね。
このことからも「突起程度の角」というのは、大袈裟に伝えられがちなUMAの中では、非常に控えめであり、より現実的な印象を受けます。
ただし、猫科の動物でそのような角を生やしている種類はおりませんので、発見されれば大スクープです。
この角ネコの正体ですが、もちろん捕らえられておりませんので、それが本当にネコかどうかも分かりません。角に見えるものも、本当に「ツノ」かどうかも分かりません。
このことから考えられるのは、『ネコに見えるけれども、ネコではない』パターン、また、『角に見えるけれども、角ではない』パターン、というのが考えられます。
東南アジアにはマメジカ科のジャワマメジカが棲んでいます。マメジカはシカ科ではなくマメジカ科ですが、実際、小さなシカのような姿をしています。日本でも『手乗りジカ』などと、時折放送されることがあります。
(マメジカ)
体長は手のひらにのるほど小さくはありませんが、それでもたぶん30センチ前後しかないと思います。マメジカには角がありませんが、もし角があるマメジカがいたら、それが『角ネコ』の正体ではないか!?という説です。
が、自分で書いてこんなことを言うのもなんですが、『マメジカに角が生えたところで、まったくネコには見えない』という大欠点があります。単にマメジカの話をしたかっただけだったような気がします。
それでは『角に見えるが角じゃない』説を考えてみようかと思います。これは結構行けるんじゃないかと思っています。まず、角に見えるのは、例えば『長い毛』を見誤ったものではないか?ということです。
そんなネコを見たことはありませんから、もちろん新種です。目の上の毛が非常に長く上方に伸びる新種のネコです。角が生えるよりはかなりあり得るんじゃないかと思います。
(角のうねり具合からイボ種に犯されたウサギをスケッチした可能性があります)
もう一つがジャッカロープの正体の1つとして取り上げられている「イボ種」に犯された動物説です。イボ種は病気で、顔などに突起状のイボが生えてきます。発達したイボ種は角のように非常に長くなったりしますが、顔中に生えたり、またまっすぐに伸びるわけではなく、「角」といえる優雅さは微塵も感じられません。むしろ見ていてかなり痛々しい病気なので、角ネコの正体がこれであっては欲しくないのですが、「突起状の角」ということであれば、可能性としては考えられます。
個人的にはマツゲのあたりが異常に発達した角ネコに期待します。
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