■3メートルの巨大ヤスデ (アースロプレウラ)■
■Giant millipede (Arthropleura)■ 
『666本の脚を持つヤスデ』が見つかったことですし、ついでといっては何ですが、アースロプレウラ (アルトロプレウラ) を紹介したいと思います。
アースロプレウラは超特大のムカデ、もしくはヤスデのような姿をした生物で、UMAではなく、とっくの昔に絶滅した古代の生物です。
ムカデ/ヤスデではなく、ミミズなんかですと時折、かなり巨大なものが現在でも見つかりますが、太さは通常のミミズとそれほど変わりはなく、とにかく長くなります。ギネス記録を持つ超巨大ミミズ『ミクロカエトゥス・ラピ』は7メートル近い体長でしたが、それでも太さは2センチ前後だったといいます。 
(体を持ち上げると軽く1メートルはあったかもしれません
◆BBC ウォーキング with モンスター〜前恐竜時代 巨大生物の誕生より)
ですから、ムカデ/ヤスデもミミズのように細長い生物ですので、『巨大なムカデ/ヤスデ』というのも、やはり太さは変わりなく、長いのかな?なんて想像してしまいます。 ところが、アースロプレウラは通常目にするムカデ/ヤスデの縦横比をそのままの状態で巨大化したような生物です。つまり太さ(幅)もあるのです。
ではいったいどれぐらいの大きさかというと、アースロプレウラの体長は大きいもので2メートル以上(3メートルとも)ともいわれています。幅が30〜40センチメートル、長さ2メートルオーバーのヤスデに森で遭遇したら、、、 
(アースロプレウラの足跡化石)
さて、復元図からいくと、木の葉のように扁平ですので、どちらかというとムカデのような印象を受けます。ですが、アースロプレウラは草食だったと考えられていますので、食性的にはヤスデに近い生物です。
これだけの大きさですと、顎の力もものすごいと思いますので、草食性といえども襲ってきたら大変なことになります。というか顎の力とかそんなことより、見た目が怖すぎますけど。
で、ムカデとヤスデ、どちらなのかというと、アースロプレウラは厳密にはムカデやヤスデとは異なるグループに入るそうで、復元図によっては細長い三葉虫やワラジムシといった感じです。 
(巨大なトカゲと対峙するアースロプレウラ
◆BBC ウォーキング with モンスター〜前恐竜時代 巨大生物の誕生より)
とはいえ、巨大な三葉虫、パラドキシデス(アノマロカリス Part I参照)でさえ、大きなもので1メートル前後といわれていますから、アースロプレウラはその2倍もある驚異的な生き物です。さらに驚くのが、節足動物でこれだけの巨体でありながら、水中ではなく森で暮らしていたということです。
このアースロプレウラ、足跡化石も見つかっており、その足跡は電車のレールさながら、2本の線が平行に続いています。足跡の深さが2センチメートルもあったということで、地面の固さや脚のとんがり具合も考慮しないといけませんが、それでもかなりの重さがあったことは想像に難くありません。
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