■テジー (ウェールズのネッシー)■
■Welsh Teggie (Welsh Loch Ness Monster)■
テジーはウェールズ版ネッシーといった感じの未確認生物で、バラ湖(Lake Bala)に生息している未確認生物です。
バラ湖は、長さ6.4キロメートル、幅1.6キロメートルもある細長い湖で、ウェールズではもっとも大きな湖です。 カワカマスやカワヒメマス、ウグイなど魚も豊富で、釣りも盛んに行われています。
その中に混じって、バラ湖には、この湖にしか生息していないコクチマス(whitefish)の固有種、グウィニアド(Gwyniad)という魚も生息しているそうです。 この魚は一万年ほど前の氷河期に湖に取り残され、そのまま現代まで生き残ったと考えられています。 (バラ湖)
ところで、10年ほど前にTBSで『テジー捕獲作戦(正確なタイトルは分かりません)』なるものを放送したことがあるようですが、おそらく未見か、もしくは記憶に全くありません。
さて、なぜバラ湖に潜む怪物の名前がテジーなのでしょうか?ネッシー風にニックネームを付けるなら、バリー、バッシー、バラッシーなどとなるはずです。
実をいうと、もともとバラ湖はウェールズ語で『Llyn Tegid』というのが本当の湖の名前で、このTegidから怪物のニックネームが付けられたからです。ちなみに『Llyn Tegid』とは『静かなる湖』(or 『平穏の湖』)といったような意味だそうです。
専ら目撃された証言によれば、テジーの姿はネッシーを彷彿とさせるプレシオサウルスタイプが主ですが、ワニに似ているという証言も混じっています。いずれにしても爬虫類的な姿をしているようです。
ワニに似ているという証言ですが、さすがにワニが生息するにはウェールズはあまりに寒すぎます。「ワニ」と聞いて、怪しいところではやはりチョウザメです。チョウザメのごつごつした背中は、ワニを彷彿とさせるものがあるからです。
ただし、バラ湖にチョウザメがいる(or 放流された)というのは聞いたことがありません。
(巨大チョウザメ)
テジーは1920年頃から目撃情報があり、1976年には写真撮影にも成功したことがあるようですが、現在ではあまり有力な情報がないようです。
ところで、先に挙げた貴重な魚、グウィニアドですが、近年の湖の富栄養化に伴い、生態が危惧されています。もちろんグウィニアドだけではありません、そこに生息するすべての魚たちすべてに関係することです。
魚が棲めないところにテジーが棲めるわけもありません。グウィニアドの保護に加え、湖の汚染を食い止める活動もはじまっています。どこの国でも環境破壊は問題になっているようで、改めて自然を大切にしなければ、と考えさせられます。
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