■Nahuelito Part II (Patagonian Plesiosaur)■
~ ナウエリトとは? ~
(発表された迫力あるナウエリトの画像)
ナウエリトの撮影に成功したという、信じられないようなニュースが飛び込んできました。
ナウエリトは以前に紹介していましたが、今回はナウエリト撮影記念として、もう少し詳しく見ていこうかと思います。
ナウエリトは、アルゼンチン南部、パタゴニア地方にあるナウエルウアピ湖 (Nahuel Huapi Lake) に生息するといわれている未確認生物です。
ナウエルウアピ湖はとても大きな湖ですが、ただ大きなだけでなく透明度も高くとても綺麗な湖としても有名です。そのためナウエルウアピ湖周辺は高級リゾート地として毎年世界中から大変多くの観光客が訪れます。
湖の名前から、この怪物には「ナウエリト (ナウエリート)」というニックネームが付けられましたが、パタゴニア地方に棲むネッシー風の生物ということで「パタゴニアのプレシオサウルス」とも呼ばれています。
(ナウエリトのもう1枚の写真)
パタゴニアのプレシオサウルス、と呼ばれるぐらいですので、ネッシーのような姿をしています。水棲UMAの目撃情報によくある表現として、ボートをひっくり返したような体をしていた、背中にコブがあったというようなものが多いようです。
その他にもワニのような体つきをしていた、というものもあるようですが、いずれにしろヘビ、もしくは白鳥のような細長いクビを持っているというのが共通した目撃情報のようです。
アメリカやカナダの大きな湖には、必ずといっていいほど湖に棲む怪物の伝説がありますが、南米にあるこのナウエルウアピ湖にも、同様に怪物の伝説があります。
ただし伝説の怪物は「頭も脚も尻尾もない巨大な生物」といわれているため、近年になって目撃されているナウエリトとは若干姿が異なるようです。
そういったネイティブによる伝説ではなく、ナウエリトの確かな目撃情報となると、1897年が最初かもしれません。このとき付近に住む農夫が、ナウエルウアピ湖で長い首を持つ生物が泳いでいる姿を目撃しています。
(頭部のアップ。かなり大きな口をしています。逆光ですが目のように見える部分もありますが、、、)
その正体については、ネッシー同様、プレシオサウルスの生存説、巨大なチョウザメの誤認(胴体がワニのように見える可能性があります)、また1950年代の核実験による何らかの生物が突然変異したもの、という都市伝説的なものもあるようです。
これはアメリカのオノンダガ湖の怪物、オギー(オノンダガ湖の怪物伝説)と同じようなパターンです。
(これはブルーノ・ディアス博士が見つけたナウエリトの遺体だといっていますが、粘土細工にしか見えません(笑)。ま、ジョークでしょう
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
~ 撮影された画像 ~
さて今回のナウエリトの写真ですが、匿名の男性によって新聞社に届けられたものだそうです。 残念ながらUMA写真に多い逆光気味で撮られていますが、なかなか動きの感じられる写真です。気になるところとしては、風景が入っていないため、ナウエルウアピ湖で撮られたのかどうかが分からないことですが、この際それはおいておくことにしましょう。
この写真から判断すると、クビのすぐうしろに水面から出ている部分もコブではなく、細長い胴体のようです。これはクビが長いというよりも、体もヘビのように細長い体形をしている可能性があるのではないでしょうか。
(首の後ろに見える部分も、背中のコブでないことがわかります)
そうしますと、シーサーペントタイプ (ナウエリトならレイクサーペント) の体形と考えていいかと思いますが、写真を見る限り、シーサーペントの正体として頻繁に登場する巨大なウナギとは大分異なるようです。背ビレらしきものもないように見えます。
ましてオゴポゴなどの正体として登場するゼウグロドンとはまったく異なります。実際、ナウエリトの正体にもゼウグロドン説がありますが、この写真に写っている生物はまったくゼウグロドンには見えません。
見たままの体形ですと、一番ヘビに似ていますが、体を大きく縦にくねらせて泳いでいることからも、ヘビ (大蛇) の可能性もまずないといっていいかと思います。ヘビは爬虫類ですので、泳ぐときは体を左右にくねらせて泳ぎます。 (もう1枚の画像の頭部のアップ)
さてこうなると何にも当てはまらなくなってしまいますので、やはり全体がヘビのように細長い、というのは却下、首の後ろの水面から出ている部分も胴体ではなく首、つまり異様に首が長く、体の部分は完全に水没して、これらの写真では判断出来ない、と考えた方が良いかもしれません。
パタゴニアのプレシオサウルスといわれるぐらいです。見えない部分は今まで目撃情報にあったようにボートをひっくり返したような形をしているのかもしれませんね。
但し、これだけの大スクープにもかかわらず匿名で届けられたこと、怪物の周りに水しぶきがほとんど立っていないこと、また、いずれの生物にしろ体のくねらせ方が細かすぎることから考えて、フェイク (偽物) の可能性は否定出来ません。
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