■Lake Van Monster (Vanna, Canavar)■
~ トルコの巨大水棲UMA ~

(ジャノの動画
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
ジャノはトルコ最大の湖、ヴァン湖に棲息するといわれる巨大な水棲UMAです。日本ローカルで「ジャノ」と呼ばれていますが、海外では通常、ヴァン湖の怪物、ヴァナ、キャナヴァーなどと呼ばれています。
ジャノは1990年頃から頻繁に目撃されるようになったUMAで、体長は15~20メートル、体を上下にくねらせ、時折クジラのように潮を噴き上げるところも目撃されていました。
~ ビデオ撮影に成功 ~
このジャノが1997年に、ついにビデオに収められました。ジャノの撮影に成功したのは、ウナル・コザック (ウナル・コーザック, Unal Kozak) というヴァン大学で教育助手を務める26歳の青年です。
コザックによると、ジャノの大きさは15メートルほどだったそうで、それ以前の目撃情報と同様に、かなりの巨体だったようです。 撮影された映像に映っているのは、ジャノが頭部の一部を水面から出し泳いでいる姿です。体の一部しか見えないとはいえ、もっとも鮮明に撮影された未確認動物の動画といっても差し支えはないと思います。
これだけ決定的な映像が撮影されたのですから、ジャノがいかなる生物であるかはともかく、なにかしら「巨大な生物が棲息していることは確実」となるはずですが、どうもそのような風潮は見られません。むしろ否定的な意見で占められているといっても過言ではありません。
その理由のひとつに、ヴァン湖が塩水湖である点が挙げられています。塩水湖といえども、何も棲んでいないというわけではなく、ヴァン湖には魚、特にニシン (の一種) が多く棲息しています。
ただし、淡水湖ほどの豊富な生息数は期待できず、ジャノのような体長が15メートルとも20メートルともいわれる巨大生物、しかも種の保存が維持できるほどの数が棲息するには、非常に厳しい環境といわざるを得ません。
それもあって、コザックのビデオは模型を使ったトリックではないか、との疑いの声が強いのは確かです。
~ ゼウグロドン生存説 ~
さてコザックのビデオの真偽はともかく、多くの目撃情報があるのですから、そちらに期待してもいいかと思います。体を縦にくねらせる、潮を噴き上げる、ということから、水棲哺乳類、つまりクジラの仲間と考える説があります。
決して有力とは言えませんが、ここはUMAらしく、現世のクジラではなく、絶滅種のゼウグロドン (バシロサウルス) 説を見ていきましょう。
ゼウグロドンは現世の見慣れたクジラと体型は大きく異なり、それこそシーサーペントのような細長い体をしたクジラの祖先です。体長も最大クラスで20メートル以上まで成長したと考えられていますので、ジャノの目撃証言ともぴったりです。
潮を噴き上げる、というのもいかにもクジラらしく、ゼウグロドン説には都合が良いように感じますが、ゼウグロドンの鼻孔は現世のクジラのように頭頂部に移動していなかったため、潮を真上に噴き上げることは絶対にあり得ません。
これはちょっと困りました。
もともとゼウグロドンは4000万年前に絶滅したと考えられている生物です。そのまま生き残っているとしたら、4000万年かけて、ゆっくりと鼻腔の位置を頭頂部まで移動させた、と考えることが出来るかもしれません。
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