■ヒクイドリ■
■Cassowary (Casuarius casuarius)■
さて最近はジャイアント・ペンギンやらジャイアント・チキンやら、とんでもないトリのUMAの紹介が続いていましたので、お口直し(?)に未確認ではなく確認済みの巨鳥を見ていこうかと思います。
既に、ジャイアント・モアやエピオルニス(ロック鳥)は紹介済みですので、今回はちょっと珍しいヒクイドリを見ていこうかと思います。
史上もっとも背の高かったトリはジャイアント・モアで、3.6メートル以上あったといわれています。エピオルニスはジャイアント・モアの身長には一歩およばなかったにせよ、それでも3メートル以上もありました。しかも体重はジャイアント・モアの2倍以上の500キロにも達しました。
(体高が4メートル近くにもなったジャイアント・モア)
ジャイアント・モアもエピオルニスも絶滅してしまいましたが、生き残っている最大のトリは、よく知られているダチョウで150キロもあります。ダチョウも間近で見るとかなりの大きさですが、ジャイアント・モアやエピオルニスが身長も体重もダチョウより、遙かに大きいことから、いかに大きなトリだったのか想像出来るかと思います。
ダチョウはよく知られているトリですので、ダチョウほどの大きさではないですが、トリとしてかなりの大きさを誇るヒクイドリを紹介します。
ダチョウはアフリカに棲んでいますが、ヒクイドリはニューギニアやオーストラリアの熱帯雨林に棲息している巨鳥です。
大きい個体では体長が1.5~1.7メートル、体重も90キロにもなります。 エミューなどよりも体重があり、ダチョウに次いで重いトリです。寿命は50年ぐらいといわれており、なかなかの長寿です(ダチョウは長いもので80年前後といわれています)。
ヒクイドリは森の中に棲んでおり、地面に落ちた木の実を探して食べています。ヒクイドリのトレードマークはなんといっても大きなトサカですが、地面に落ちた木の実なども、この大きなトサカを使って木の葉をよけたりして探します。 (この立派なトサカ!)
主食が木の実ということもあり、その大きな身体に似合わず大人しいのかと思うとそうではないようです。むしろ性質はどう猛で、脚の鋭い3本の爪を使って天敵に攻撃を仕掛けます。体重が90キロにもなるだけあって、イヌ程度の動物は12センチメートルもある大きなかぎ爪で一撃で蹴り殺されてしまうといわれています。
(非常に大きなかぎ爪を3本持っているのが特徴です)
実際、木の実が主食ですが、希にヘビやカエル、ネズミといった小動物も食べるようです。
(確かに小動物も食べるようです)
ニューギニアやオーストラリアでは天敵のいなかったヒクイドリですが、ジャイアント・モアやエピオルニス同様、肉が美味ということから乱獲されたり、また森林の開発によって急激に数を減らしているといわれています。保護に向けた動きも出てきていますが手遅れにならないようにして欲しいですね。
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